2012年7月
2012年7月31日(火曜日)
鏡沼~アンヌプリ

今日の巡視は、58号線沿いにある鏡沼登山道からアンヌプリの山頂を目指します。 入り口付近に【イチヤクソウ】を見つけました。

【ツルアリドウシ】が、あちらこちらに咲いていました。

【テングダケ】って、しいたけみたいですね。 でも毒ですよ。 ベニテングダケより強いと言われています。

鏡沼へ行く途中に小さい滝があります。 帰り道にここでリフレッシュできます。

40分ほどで鏡沼に到着です。 今日は天気があまり良くないので、誰もいませんでした。

沼周辺は、タチギボウシのお花畑になっていました。 ホロムイイチゴの実もたくさん見られ、ウメバチソウのつぼみもたくさんありました。

【ヤナギラン】 一見外来種の様にも見えますね。 160cmはかるくありました。 背の高い花です。

うっそうとした森の中を進んでいきます。 岩の上にある苔がスポンジのように水分を含んでいるので、うっかり踏むと滑ります。

鏡沼から2時間ほどで、山頂に到着いたしました。 ガスで曇っていて景色はほとんど見られず、風も強かったです。

山頂へは、アンヌプリスキー場からゴンドラを使って、気軽に遊びに来ることもできます。 登山は無理をせず、自分の能力にあった山を選んで挑戦してくださいね。
2012年7月30日(月曜日)
シャクナゲ岳

今日のコースは、神仙沼~長沼~ビーナスの丘~シャクナゲ岳~シャクナゲ沼の巡視です。

先日、旧硫黄鉱山跡地付近で見た【ヒカゲカズラ】を発見。

シャクナゲ岳山頂は、険しい岩場を約30分登ったところにあります。 浮き石注意!

この日の山頂は、空は曇りでしたが、見晴らしはとてもよかったです。

シャクナゲ沼に降りてみると、エゾゼンテイカ、ヒオウギアヤメなどが咲いていました。

静かな水面を見ていると、登山の疲れも吹き飛びます。
2012年7月29日(日曜日)
オロフレ山

オロフレ峠は、展望もとても良いので、この時期たくさんの人が訪れます。 この日も、登山客以外にも、駐車場で景色を楽しんでいる方がたくさんいました。 ドライブ、ツーリングが楽しい季節です。

強い日差しと夏の雲。 しかし風もあり、気温は低く、歩きやすい日でした。

人が通った後には高山植物は生えてこなくなってしまいます。 踏み荒らし厳禁!!

これからこの尾根を歩くんだと思うと、ワクワクしてしまいます。

【エゾノシモツケソウ】

【ウメバチソウ】

気持ちの良い山の稜線を歩いた後は、急な礫場が待っています。 でもここまで来たら、山頂まであと少しです。

【ヤマハハコ】

【チシマフウロ】

徳舜瞥山、ホロホロ山がはっきりと見えました。 標高930メートルのオロフレ峠が登山口なので、頂上までの標高差は300mほどで、登り約1時間30分の家族連れにも人気のてごろな山です。
2012年7月27日(金曜日)
狩場山
狩場山は1519.9mの、道南の最高峰です。

入り口にブドウマイマイがいました。

不思議なキノコは、10cmくらいの幅にびっしり生えていました。 大きくなるのでしょうか?

【ミヤマキンバイ】 7合目付近で発見。

【クロウスゴ】 7合目付近で発見。

7合目付近雪渓は、1ヶ月前よりだいぶ小さくなり、お花畑が見えてきていました。 フギレオオバキスミレ、アオノツガザクラなども見られました。

【ミヤマキンポウゲ】

【ベニバナイチゴ】

【ウコンウツギ】

【シナノキンバイ】

8合目付近の雪渓は氷の塊のようで、表面は水がとけてつるつるしていました。 今回はここで引き返すことにしました。 まだしばらくは雪渓が残っているので、雪山の装備が必要です。
2012年7月23日(月曜日)
目国内岳
山は霧に包まれていて景色はいまひとつですが、歩道にはたくさんの花が見られました。

エゾアジサイ

ハイオトギリ

アカモノ

クルマユリ

チシマフウロ

山頂付近の岩場です。 5m先を見ることがやっとです。

山頂は霧雨が降っていて何も見えず、大変残念でした。 なかなか目国内岳で天候に恵まれません。(+△+;)
2012年7月22日(日曜日)
黒松内岳

霧雨が降っていたので、雨具着用&スパイク付き長靴という装備でした。 悪天候の時は、急な斜面や岩場もあり、滑りやすいので気をつけてください。 6合目付近に咲いていた【チシマアザミ】についた水滴がとてもきれいでした。

【ハイイヌツゲ】小さな花が、茎からたくさんぶら下がっていました。

【エゾシオガマ】6合目からたくさん見られました。

【オオバタチギボウシ】最初は白いのですが……

大きくなると、紫色のつぼみを付けて、きれいな花をたくさん咲かせます。 8合目付近でたくさん確認できました。

【モイワシャジン】鐘のような形の花が特徴。 薄い紫色の花が咲いていました。

山頂に到着しました。 やはり真っ白で何も見えませんでした。((゜д゜;)) すべりやすいので、下りはさらに気をつけながら降りなければなりません。

【ヨツバヒヨドリ】の赤紫色のつぼみがたくさんありました。 次回、白い花が咲くところを見るのが楽しみです!
2012年7月21日(土曜日)
有珠山

入り口にある看板です。 (クリックすると大きくなります) 内容は、6月26日~12月26日の間、歩道の振り替え工事を行っているということです。

【ウメガサソウ】を発見。

ロープの張ってある箇所が出てきますので、現場の看板に従って登山をしてください。

山頂に到着いたしました! 真っ白です。 ロープウェイで上がってきた方々と会いましたが、皆さん何にも見えなくて残念そうでした。 そして肌寒い一日でした。
2012年7月20日(金曜日)
夏の森めぐり ~旧硫黄鉱山跡地を訪ねて~

本日は、後志総合振興局森林室主催のイベントのお手伝いです。 曇り空ですが、風の気持ちよい涼しい日になりそうです。 大谷地駐車場にて集合。 関係者含め総勢46名で全行程5時間! 行って来ま~す!

ここ大谷地には、フサスギナが群生しています。

大沼に到着いたしました。 ここは眺めも良く、みなさん水辺で一休みです。

イワオヌプリに近づいてくると、不思議なものを発見しました。 【ヒカゲノカズラ】です。

旧硫黄鉱山跡地に到着しました。 当時の建物の基礎や煉瓦などが、ごろごろとしています。

鉱山跡地で昼食。 明治の終わりから昭和12年の閉山までの、この土地の歴史を感じながらご飯を食べました。 これで午後もがんばれますね?

この旧硫黄鉱山跡地で生まれて幼少時代を過ごしたという、千坂さんの貴重なお話を聞くことができました。 登山の通過点として通り過ぎるだけでは惜しい、倶知安の近代化産業の遺産として、大切にしていきたいです。

みなさん、高山植物に熱心に見入っていました。

この赤土は、マンガンの成分を含んでいるそうです。 さっきまで歩いていた白い石灰を含んだ路とは対照的です!

最後に長~い階段を下って、まもなくゴールです。

鉱山跡地で撮った写真です。 みなさんお疲れ様でした。 またどこかの山でお会いしましょう。
2012年7月16日(月曜日)
神仙沼

ここは、パノラマライン【66号線】をドライブしている途中で、気軽によることができるスポットです。 朝からたくさんの人が来ています。

観光バスが到着すると、木道はすぐに人でいっぱいになります。

共和町のシンボル【ミツガシワ】の葉がたくさん浮いています。

【ヒオウギアヤメ】が見事に咲いていました。

【モウセンゴケ】 高さは4~5cmといったところでしょうか。 草の間に生えてますよ。

【トキソウ】は、絶滅危惧B.類の稀少植物です。

ぐんぐん生長しているツタウルシ。 触ると、かぶれてかゆくてたまりません。(゜□゜;)!! 知っている人も知らない人も、お立ち寄りの際はお気を付け下さいね。
2012年7月15日(日曜日)
岩内岳

岩内岳登山口です。 背後にあるリフト跡がちょっと不気味ですが、青空も見えて、風がとても気持ち良いです。 連休と言うこともあり、登山客も普段よりも多く、駐車場に車がたくさん止まっていました。

【エゾタチカタバミ】リフトのロープ付近で発見。

【ノコギリソウ】本当に糸鋸のようなぎざぎざの葉っぱがついています。

道を譲っていただきました。 ありがとうございます。(^□^)

「山頂へ」の看板を過ぎてまもなく、この景色が背後に見えてきます! ふりむき坂の看板では、是非ふりむいて一休みしてください。

青くひろがる海と岩内の町が一望できます。 (クリックすると大きくなります) 今日は海の真ん中に、雲がどうやら遊びに来ているようす。

【コガネギク】が、8合目を過ぎた岩場付近から目立ってくるようになりました。 頂上まであと一息!

山頂到着です。 縦走に出かける方や、戻っていらした方とすれ違いました。

【イワキンバイ】が咲いていました。

最後になりましたが、歩道内にはツタウルシもありますが、こちらもウルシです。 リフトのロープ下にたくさん生えています。 筒井GSSが小さい頃、大変お世話になったそうです。 お気を付け下さいね!(゜□゜;)!!
2012年7月9日(月曜日)
黒松内岳

入林箱の脇にある黒松内岳の地図です。 (クリックすると大きくなります) 標高739.8mとなっていますが、登り応えのある山です。 登頂時間は約2時間10分です。

入り口から程なくして、【ギンリョウソウ】の群落を発見! そろそろ終わりかな、という感じもしました。

ブナの実です。 あちらこちらに散らばっていました。

【タニギキョウ】小さな白い花です。 小指の爪よりも小さいので、見落とさないでね!

標高520m付近から、尾根ウォーキングの始まりです。 視界が開けて、両サイドに素晴らしい景色がひろがります。 風が強いときは、ゆっくり進んでくださいね。

【シラネアオイ】の実です。 不思議な形ですね!

笹の中をかき分け突き進む、原GSS。

【ウツボグサ】今が見どころ。 北海道から九州まで広く分布しています。

山頂で一休み、筒井GSS。 景色とバナナがよく似合います。

宇宙人のようにも見えなくもない【エゾニュウ】に見送られて、本日の巡視を終了します。
2012年7月8日(日曜日)
目国内岳

入り口付近で、「どこで採ってきたの?」と声をかけられました。 大きなリュックが山菜採りに見えたのだと思います。 「あまりとれなかった。」とのことでした。 駐車場もたくさん車が止まっていましたが、そろそろ山菜採りの時期も終わりが近づいています。

【ノウゴイチゴ】の実が成っていました。 おいしそうです。

歩道のあちこちに、【ハナニガナ】がありました。

登山客の方に、生態保護のための携帯トイレを渡しました。 倶知安在住の方で、よく登りに来るそうです。

中には走って登っている方もいました!

【マルバシモツケ】満開でした。

【チシマフウロ】と蝶々。

9合目からは険しい岩場。 頭上注意!

山頂到着です。 曇りですが、何とか下の方の景色まで見ることができました。

不思議な【ゴゼンタチバナ?】を見つけました。 普通は、花びら4枚と3対の葉っぱがあるのですが……?
目国内岳山頂付近の岩場などは、濡れていると滑りやすくなります。 登山の際は、急な天気の変化に注意してください。
2012年7月7日(土曜日)
徳舜瞥山~ホロホロ山

本日、駐車場は満員でした。 雲が多かったのですが、それなりに良いお天気でした。 歩道入り口からまもなく、【ベニバナイチヤクソウ】を発見しました。

【ヨツバシオガマ】 8合目くらいから頂上にかけて、たくさん見ることができました。

3組ほど、景色を楽しみながら山頂で休憩していました。 空は曇りがちでしたが、下界を見下ろすと気持ちの良い景色がひろがっていました。

【チシマギキョウ】 雲の切れ間からさす光を受けて、鮮やかな色合いです。

私たちの向かうホロホロ山頂までの稜線です。 少しアップダウンはありますが、片道30分の尾根ウォーキングです。

【コガネギク】 黄色の花が一際目立っていました。

【エゾシオガマ】歩道のあちこちで見られました。

1322.4mのホロホロ山頂に到着いたしました。

山頂で札幌からいらしていたお二人組に、生態系保護のための携帯トイレを渡しました。 登山歴1年で初めての縦走とのことで、とても楽しそうでした。o(*^▽^*)o

【サマニヨモギ】今回は、この場所でしか見られませんでした。

6合目付近に、ほてった体を癒してくれる天然のクーラーがあります。 歩道脇の大きな穴の中から、冷たい空気が出ています。 徳舜瞥山に入ったら、絶対見つけてくださいね!
2012年7月6日(金曜日)
クリーンアップ作戦

本日は、ニセコパノラマラインを含む観光道路のクリーンアップ作戦と題した清掃活動に参加しました。 一番はじめに見つけたごみが、このタイヤの山です。 計7本ありました。

ペットボトル、空缶、瓶、お菓子のつつみ、コンビニ袋などの小さいものから…

工事現場の看板、バッテリー、ブラウン管のテレビ、ソファーなど、あとからあとから出てきました。 ゴミから有毒な物質が出てしまいます。 ここは、山菜採りで有名な場所です。

集められたゴミの一部です。

笹藪の奧に捨ててあったものは、回収にもとても時間がかかります。 不法投棄は犯罪です。
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