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北海道森林管理局

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    ニセコ発!森林パトロール後志GSS(2010)



     森林パトロール後志GSS

    2010年6月

    2010年6月29日(火曜日)  

    狩場山カウンター設置

    狩場山登山道入り口

    今年は雪融けが本当に遅かったですね。登山口までの林道がずっと通行止めだった狩場山でしたが、この日、ようやくカウンターを設置しに行ってきました。

    金テコで穴を掘っていきます
    さっそく日当たりの良い入口脇に金テコで穴を掘っていきます。

    カウンター組み立て 
    すっかりカウンター設置も得意となったGSS濵口はテキパキ?と組み立てていきます。

    カウンター設置完了
    日付・時間などを設定し完成!狩場山の登山口は、日当たりが良いので設置場所に苦労しませんでした。雪が降るまで登山者を頑張ってカウントしてねカウンター君!

    2010年6月28日(月曜日) 

    神仙沼木道掃除

    神仙沼の木道の掃除

    今日の作業は神仙沼の木道の掃除作業です。
    神仙沼の分岐点のとこまでの木道脇の笹が刈り掃いされていたのですが、刈り払いされた笹が木道の上に載っていて、歩く際に笹を踏み転んでしまうお年寄りの方もいましたので、すぐに掃除をしにきました。
    神仙沼の木道の掃除 神仙沼の木道の掃除
    ほうきで淵に寄せ、ちりとりですくい上げ木道の外に投げました。
    地道な作業のうえ、分岐点のところまでの木道も長く時間がかかりましたが、綺麗にしていきました。

    before after

    皆様にも分かり易く、before、afterで写真を載せてみました。
    木道に笹があった分、道が狭くなっていましたが、綺麗に掃除をしたら広くなりました。
    これで、利用される方も安心して木道を歩けると思います♪

    通行の妨げになっている木 ロープで引っ張り歩道を確保します

    木道に飛び出して通行の妨げになっている木を、ロープで引っ張り歩道を確保します。
    何箇所も飛び出している木をロープで張っていきました。前よりも快適に歩き易くなったと思いますので、是非、足を運んで来てくださいね♪

    2010年6月27日(日曜日) 

    鏡沼

    鏡沼の巡視

    この日は鏡沼の巡視を行いました。片道30分程度の道で、1時間半もあれば充分に自然を満喫できる、お手軽ルートです。途中には沢や流れる小川もあり、汗ばんだ体にひんやりとした風が楽しめる場所もあります。

    スミレサイシン ツボスミレ
    スミレサイシン  ツボスミレ
    高い木の日陰が多い歩道脇には、スミレサイシンやツボスミレなど、春の花がまだ咲いていました。

    看板修理 看板修理
    看板が取れていたので直して行きます。古くなってきた看板の場所やルートは大体わかっているので、そういう所に行く時は、事前に修理道具を用意して持ち歩くようにしています。

    鏡沼に到着

    鏡沼に到着。ちょうど昼どきだったのですが、たくさんの人が木道上でご飯を食べていました。ちょっと話を聞いてみたところ登別から来たとのこと。その方達の話しでは、登別の中心部にも湿原があり、その保護活動なども行っているそうです。いつか神仙沼みたいに、たくさんのミツガシワが咲くような湿原にしたいとおっしゃっていました。機会があれば見に行ってみようと思います(^^)。

    ワタスゲ

    湿原にはワタスゲが一面に!湿原自体はそれほど大きくありませんが、ここのワタスゲはいつ見ても見事です。四季により色とりどりに変わる自然の景色、最高です。鏡沼は、今の時期と秋の紅葉がとても良いので、是非、足を運ばれてはいかがですか?

    カエル
    沼で生き物観察をしているとカエル君発見。じっと張り付いたまま身動きをしません。なにか愛着のあるカエル君でした。

    2010年6月26日(土曜日) 

    ニセコアンヌプリ

    鏡沼方面からニセコアンヌプリを目指す登山コース

    鏡沼方面からニセコアンヌプリを目指す登山コース。
    鏡沼方面から登るコースは標高800メートルあたりから急で足場が悪く、岩にも苔が生えていたりして、歩きづらくて実はちょっと苦手なんです。でも、山に負けず頑張ってパトロールしてきます!!

    ヒメイチゲ
    登山道にはヒメイチゲが咲いていました。このルートでは、よくこの花を見かけます。

    倒れた木の枝 倒れた木の枝
    林を抜ける手前で、倒れた木の枝が歩行の妨げになっていました。もし、枝が落ちて怪我をしたら危ないので、倒木の枝を切っていきました。これで歩き易くなったと思います(^^)

    ニセコアンヌプリ山頂
    やっと、山頂に到着♪
    今日は、天気も良く景色も抜群!!はるか下には、鏡沼や倶知安の街が見えます♪
    ん~良い眺め。

    登山者にパンフレットを渡しました 

    山頂

    山頂には沢山の登山者が訪れていました。登山者にパンフレットを渡し、地形や登山ルートの案内をしました。

    チシマフウロ ホロムイイチゴ
    チシマフウロ  ホロムイイチゴ
    ニセコアンヌプリではとても少なくなったチシマフウロが咲いていました。もう少ししたら、ゼンテイカなどが山頂に咲きそうですよ♪ 

    2010年6月25日(金曜日) 

    徳舜瞥山の植生調査


    ホロホロ山

    今日は晴天です。本日はホロホロ山自然休養林にある徳舜瞥山の植生調査に来ました。

    ホロホロ山登山道整備
    登山道に張り出ている木の根は足にかかりやすく、怪我をする恐れがありますので、ノコギリで切っていきました。これで、前よりは登りやすくなったと思います(^^)

    まだ雪が残っていました
    6合目を過ぎた辺りに、岩の隙間から冷たくて気持ちが良い風が吹いてきました。
    岩を覗くと、なんと!!まだ雪が残っていました!!写真に白い物が写って見えるのが雪の塊です。蒸し暑い今日には最高の隙間風でした(>▽<)

    立入禁止テープ設置 立入禁止テープ設置

    7合目に、廃道となった旧登山道が左手から合流しています。この廃道は、現在、使われていませんので、下る際に間違えないように、黄色の『立入禁止』テープを括り付けました。

    ホロホロ山頂上
    ふぅ~・・・やっと到着\(^□^)/
    風も気持ちよく、青空が綺麗でした。あ!崖の上に人影が!!
    カラマツソウ チシマフウロ
    カラマツソウ  チシマフウロ

    アズマギク・ ミヤマキンバイ
    アズマギク  ミヤマキンバイ

    ミヤマオダマキ
    ミヤマオダマキ  

    徳舜瞥山から見た支笏湖方面の景色
    最後に徳舜瞥山から見た支笏湖方面の景色です。
    雲もほとんど無く、支笏湖の澄んだ青色と空が同化しているようでした。 

    2010年6月20日(日曜日) 

    有珠山パトロール


    マルバノイチヤクソウ

    今日の天気予報は雨。まだ降ってはいませんでしたが有珠山のパトロール開始です。道端にマルバノイチヤクソウが咲いていました。ニセコでは見たことがなかったので、物珍しかったです。

    有珠山登山道
    登山道は、比較的登りやすいんですが、山頂に行くにつれ傾斜が急な所がでてきます。

    外輪山展望台
    天気が今ひとつだったせいか、ここまで登山客に擦れ違うことがなかったのですが、外輪山展望台に到着するとやっと人影が。さっそく声を掛けてみたところ、なんと外人さんでした!日本人だとばかり思っていたので心の準備が出来てません!・・ですがそこはGSS濵口の体当たりの英会話とボディランゲージで、私達がパトロールしている事を分かっていただき、登山用の簡易トイレを渡したところとても喜んでくれました!

    有珠山 噴火湾方面
    今日は、晴れること無く、ずーっとガスっていました。唯一、有珠山自体は見ることができましたが、噴火湾のほうは残念ながら見えなかったです。

    2010年6月18日(金曜日) 

    大平山高山植物盗掘防止合同パトロール


    大平山高山植物盗掘防止合同パトロール 

    後志総合振興局・島牧村役場・環境省・後志森林管理署及び大平山に詳しい団体「エコ島牧」の方で例年行っている、「大平山高山植物盗掘防止合同パトロール」に行ってきました。ちなみに大平山は「おおひらやま」ではなく「おびらやま」と読みます。
    この山は貴重な植物が多く、今回の合同パトロールは盗掘防止や植生保護を目的としたものです。

    ジメジメとした沢を登って行きます

    大平山は標高1,190.6m、標高差約1,000mの急峻な斜面が続く山です。登り始めはジャングルのようなジメジメとした沢を登って行きます。風通しも悪く一気に汗だくです(+_+)

     大平山

    ジメジメとした樹林帯を抜け、やっと外の風を感じました。気持ちいい~。
    ここからは花が沢山咲いているのですが、きつい急斜面にも突入します。無理をせず、自分のペースで登ってくださいね。

    グンナイフウロ
    グンナイフウロ

    オオヒラタンポポ
    オオヒラタンポポ

    今は、グンナイフウロやオオヒラタンポポなど、紫と黄色のお花畑が綺麗に広がっていました。 

    カドバリヒメマイマイ

    大平山で出会う珍しい虫と言えば、やっぱりカドバリヒメマイマイ!!頭を出して元気に移動していました。 

    看板設置 看板設置

    第一ピーク~第二ピークにかけて、みんなで分担して持ってきた看板やロープを、力を合わせて付けていきました。登山道が狭くて急なので、高山植物が踏み付けられて生えなくなったりもします。なるべく足元には気をつけて登山を楽しんで欲しいです。大平山は貴重な花も咲いていますので、盗掘の被害にも合っています。今、減少の危機にも繋がっていますので、持って降りないでください。ご理解ご協力の程よろしくお願いします。 

    ロープ場
    ロープ場。第一ピーク~第二ピークまでに、ロープ場が二箇所あります。二箇所とも岩はもろく崩れ易いので、登る際は下に人が居ないか気に掛けながら登ってください。下に居る方も、岩が落ちてきても良いように充分距離をあけ、先に行った人が登り切ったのを確かめて登ってくださいね。 

    下り

    看板などを全て付け終わりヘトヘトになりながら下って行きました。ずっとガスっていた山頂も帰り際にはやっと晴れてきました。
    みなさん、本当にお疲れ様でした(^^)下りもかなり急なので、転ばないように気をつけてくださいね。

    一部ですがこの日咲いていた花をご紹介します。

    ミヤマオダマキ
    ミヤマオダマキ 

    シナノキンバイ カタクリ
    シナノキンバイ  カタクリ 

    ミヤマアズマギク
    ミヤマアズマギク

    イワベンケイ
    イワベンケイ

    2010年6月17日(木曜日) 

    オロフレ山 植生保護ロープ設置


    オロフレ山登山道 オロフレ山ロープ設置

    オロフレ山で環境省の方と地元の連絡会の方達などと合同で、植生保護の為のロープ設置を行いました。生憎、天気が崩れ、霧雨の中、ロープを持ってオロフレ山を登って行きました。
    登山道はとても登りやすく、高山植物も登山道際に沢山咲いていました。綺麗に咲き誇っている高山植物を守る為、みんなで協力し合いロープを付けていきました。

    崖の所にチングルマの群生 チングルマ

    崖の所にチングルマの群生が咲いていました!!
    チングルマは高山の湿地などに良く咲くものなのですが、こんな絶壁の崖に咲くなんて珍しい。地元の方に教えて貰ったんですが、オロフレ山は天候が変わり易く、頻繁にガスがかかり、気温が低くなるそうです。なので、チングルマはガスや気温の低さの関係で崖に咲いたんでしょうね。
    危険な為ロープを張りましたが、近くで見ようと覗き込もうとすると、万が一崖に落ちるかもしれないので、ロープからも充分距離を置いて眺めてください。

      ロープ設置 ロープ設置

    ロープ設置

    観光バスが訪れるぐらい登山客が多いオロフレ山。

    皆様の安全の為、踏み付けや盗掘などよって高山植物の被害がなくなる為にも、ロープを念入りに張っていきました。

    ロープの先には、大型のシラネアオイが沢山咲いていました。いつまでも、変わることなくその場所で咲いていて欲しいですね。

    チシマフウロ
    チシマフウロ

    カラマツソウ
    カラマツソウ

    ミヤマダイコンソウ
    ミヤマダイコンソウ

    作業終了後、引き続き私達二人は頂上までパトロールを行いました。
    悪天候だった為、頂上に登山客の姿は見受けられませんでしたが、たくさんの花たちが出迎えてくれました。

    2010年6月15日(火曜日) 

    岩内岳のパトロール


    岩内岳のパトロール

    さあ今日もパトロール開始。本日は岩内岳のパトロールです。
    岩内岳は標高1,085.7mでニセコ連峰の西に位置します。日本海が近く眺望が良い山です。
    登山口はニセコ岩内国際スキー場にあり、スキー場の旧コースのリフト沿いに登って行
    くルートです。

    リフト沿いを登って行きます

    六合目付近までは、現在は使われていないリフト沿いを登って行きます。連日、好天が続いていますが、今日もかなり暑いです。こういう暑さが厳しい日は、普段より多く水を持って行き水分補給もこまめに取りましょう。

    マイヅルソウ ハクサンチドリ

    タニウツギ

    歩道脇には、マイヅルソウ・ハクサンチドリ・タニウツギが見られます。特にタニウツギのピンクの花が多く目立ちます

    ふりむき坂

    六合目をしばらく過ぎると、目の前に「ふりむき坂」の看板が。

    岩内町と日本海が良く見渡せました
    ふと振り向いてみると・・!! きれい! 岩内町と日本海が良く見渡せました。
    ふりむいて見るべし(^^)

    ミヤマオダマキ
    ミヤマオダマキが頂上に行くに連れ、沢山咲いていて綺麗でした。 

      岩内岳9合目

    9合目からは、足場の悪い石だらけのれき地の尾根でした。丈の低いハイマツなどが生えているぐらいなので、風が気持ち良く感じられました。

    岩内岳頂上 

    頂上に到着しましたが、生憎、他の登山客の姿は見られませんでした。気温が高いせいか、早朝出発して既に下山された方が多かったようです。 

      電山方面

    頂上よりさらに西側の縦走路として人気がある雷電山方面は残雪が多く見受けられます。 

    ミヤマオダマキの白いバージョン

    な、な、なんと!!ミヤマオダマキの白いバージョン!!が咲いているじゃないですか(゜□゜;)初めて見た。いつもの青色じゃないから変な感じはしますが、白は白で綺麗でした♪是非、気になる方は登って見てみませんか?しかし、貴重だからと言って盗掘はしないでくださいね。 

    鏡沼・ニセコアンヌプリ登山口 

    岩内岳パトロールの帰り、鏡沼・ニセコアンヌプリ登山口の入林箱を設置しにきました。壊れていた入林箱が直ったので、その設置です。

    土台を釘で打ち入林箱を番線で固定します 入林箱の設置

    土台を釘で打ち入林箱を番線で固定します。

    入林者名簿の用紙
    昨年、私達GSSが作りました鏡沼の入林者名簿の用紙です。
    万が一の遭難等の際に役立てる為に記載をして頂くもので、記載内容はそれ以外の目的には使用しません。ご協力の程よろしくお願いします。

    鏡沼・ニセコアンヌプリ登山口の入林箱
    ニセコの雪もやっと溶けだし、登山の季節が始まりました。
    山を利用する方が年々と増えています。山好きの私達にとっても喜ばしいことです。
    これからも皆様に愛される山であるように、ひとりひとりマナーの心を持って、無事に楽しんで貰いたいと願っています。

    2010年6月14日(月曜日) 

    イワオヌプリ 硫黄鉱山跡


     

    登山開始

    今日は、イワオヌプリ北側の硫黄鉱山跡にある歩道の補修作業に行きます。この補修箇所は昨年に陥没を確認し、穴の周囲を危険テープで囲って注意を促してあったところです。
    まだ雪が多く残るニセコ山系ですが、登山客が多く入山する前に陥没箇所の穴埋め作業に向かいます。

    ピンクテープで目印を付けて行きます
    途中、残雪で歩道が不明瞭な地点にピンクテープで目印を付けて行きます。何十回も通ったことのある場所でも、この時期は残雪で木の枝などが覆いかぶさり、全く歩道に見えないことがよくあります。そういう時は、このような目印を見つけてください。その方向に歩道が続いています。

    ツバメオモト ウコンウツギ

    それでも日当たりの良い場所では、早くもツバメオモトやウコンウツギなどが咲いています。

    斜めになっている看板

    斜めになっている∑(゜□゜)!!
    雪の関係で傾いてしまったんだね。とりあえず、これを直そう。

    看板修理 看板修理

    看板修理完了
    支柱を抜いて穴を掘り直します。元に戻して、まっすぐになるように刺し、念入りに押し込む。完成!!これで、今シーズンは保つかな。

    イソツツジ
    イソツツジが綺麗に咲いていました。山に残る雪のように涼しげでとても綺麗でした。

    トラロープ修理
    トラロープが歪んでる!!これじゃー間違えて誰か入ってしまうかもしれないので、ピンと張り直しました。

    硫黄鉱山跡に到着
    出発して1時間半後、硫黄鉱山跡に到着。ここは昔、硫黄を採掘していた場所で、当時は、たくさんの鉱山関係者がここで生活していたそうです。その名残でところどころにレンガや家屋の柱の残骸などが散らばっています。秋には紅葉で囲まれ、休憩ポイントとしておすすめです。

    穴を埋める
    お目当てのとこにやっと着きました。流石に一冬越すと、鉄の杭が曲がっていたり、テープもグシャグシャになっていました。では早速、穴埋めにかかりますか。

    岩を下ろす

    すぐ上の斜面に大きな岩を発見!!ちょうど良さそうなので、まず、これを入れようと慎重に下ろしてゆきます。

    穴の深さ半分まですっぽり埋まりました
    穴を覗くと前よりも空洞が広がっているように感じました。もしかしたら、水の通り道なのかもしれません。大きな岩を穴のとこまで持ってきて、入れてみたら・・・穴の深さ半分まですっぽり埋まりました。

    穴を埋める 穴を埋める
    穴を埋める

    残りの半分を埋める為、周辺にある岩などを次から次へと運んでは入れていきました。穴の中が岩でいっぱいになった上に土砂をかぶせていきます。

    穴埋め完了 作業終了
    ようやく綺麗に埋まりました。これで安心です。荷物をまとめ作業終了! 

    2010年6月12日(土曜日) 

    黒松内岳山開き


     

    黒松内岳の山開き

    今日は、黒松内町にある黒松内岳の山開きに同行しました。天気も良く朝から気温がぐんぐん上がって暑くなりそうな予感!

    黒松内岳の山開き 黒松内岳の山開き
    当日は、地元の町内の方をはじめ黒松内岳愛好会のみなさんのほか、黒松内町役場・後志森林管理署からも参加し、約25名で山開きが行われました。
    今日の予想最高気温は26℃。暑さを覚悟して、いざ出発!

    新緑のブナのなかを抜けて行きます
    新緑のブナのなかを抜けて行きます。
    黒松内岳といえば、ブナ林に覆われている山。5合目までの登山道は急な斜面が続いていますが、疲れた時にふと上を見上げると、ブナの新緑の綺麗さに癒されます。

    ギンリョウソウ
    落ち葉の中から少しずつ顔を出そうとしているギンリョウソウ。
    もうギンリョウソウの時期がくるんですね~。歌才と黒松内岳によく咲くのでこれからが楽しみです♪

    ハクサンチドリ ゼンテイカ
    風通しのよい稜線の歩道沿いにハクサンチドリ・ゼンテイカが咲いていました。5月30日にパトロールしたときシラネアオイが咲いていた場所が、すでに夏の花に変わっていました。初夏の山の植物はとても早い周期で入れ替わって行きます。
    そのまわりにはトウゲブキの蕾が膨らんでいて、「次は私の番」と言いたげに順番を待っています。

    暑い!

    暑い!!!今日はめちゃ暑いです。
    ここ7合目辺りからは、いつもは風が強すぎるぐらい吹いているのに、今日に限ってそよ風程度。まだ、6月上旬なのに暑さは真夏並みです。

    八合目
    八合目、勾配のきつい場所ですが、大人が息切れするなか子どもも頑張って登って行きます。ガンバレ~!

    頂上到着
    ふ~、みんなで頂上まで到着。
    丁度お昼時なので、ここでランチタイム。汗でびっしょりになったTシャツをそよ風にあて、景色を見ながらみんなで食べるご飯が格別においしかったです♪

    下山開始
    下山開始!足場が悪いロープ場です。石を落とさないよう慎重に下ります。登山事故の多くは下りに起こることが多いそうです。特に足の捻挫が多いので、登山経験の少ない方は下りを慎重に。私たちもいつも登り慣れた山であっても、降りるときはいつも神経を使い緊張します。

    お疲れ様でした
    皆様、お疲れ様でした。無事に怪我もなく下山しました。
    今回登山に参加しました皆様と一般の登山者に簡易トイレを配りました。他で登山するときなどにお役にたててもらえたらうれしいです。
    今日は本当にお疲れ様でした。

    2010年6月8日(火曜日) 

    大谷地から神仙沼


     

    大谷地から神仙沼 積雪

    今日は、大谷地から神仙沼に抜けて行く道をパトロールしました。
    なかなか雪が溶けなくて、迷いやすくなっていますので、ところどころ歩道上の木にピンクテープを付けていきました。
    登山道や木道すらも雪で見えない。恐るべし雪(>△<)

     倒木除去
    ここでも倒れた枯木が何本も歩道を覆っていました。歩道脇によけて行きます。

    アオダイショウ
    何か気配がするなと思ったらアオダイショウが雪の上を這っていました。パトロールをしているとよく出会う生き物の一つです。アオダイショウは臆病なのですぐ逃げていく事が多いですが、たまに相手を警戒して尻尾を震わせて鳴らしていることがあります。そういうときは噛まれる危険性があるので、立ち去るまでじっとしておきましょう。毒はありませんが、マムシのように毒を持ったものもいるので、ヘビを見かけたら近付かないことが懸命です。

    2010年6月7日(月曜日) 

    徳舜瞥山パトロール


     

    徳舜瞥山にパトロール

    今年初の徳舜瞥山にパトロールしに来ました。今日も天気が良く、蒸し暑いぐらいでした。では、さっそく登りに行ってきます。

    トラロープ整備 トラロープ整備
    登り始めてすぐに、トラロープがグチャグチャになっていました。トラロープを綺麗にする為に、全部外してほどいていきました。また、縛っていた木も傾いていたので、トラロープを違う木に縛り付け、綺麗にピンと張って直していきました。

    トラロープ整備後
    ん~すっきり♪
    全部綺麗にするのに20分くらいかかりました。これで、登山者も不愉快な思いをしなくてすみます。

    日鉄徳舜瞥鉱山の跡地
    ここ徳舜瞥山は、日鉄徳舜瞥鉱山の跡地で、周囲に鉱山施設の名残が見られました。その一つとして、登山道に鉄の残骸がありました。

    コミヤマカタバミ
    クローバーに見えるけどクローバーじゃありません。花が咲く前のコミヤマカタバミです。もうそろそろしたら咲きそうだな♪と思ったらその横にたくさん咲いていました!

    シロバナノエンレソウ
    シロバナノエンレソウ。エンレイソウもですがこの時期たくさん目にします。

    枯れ木の除去
    雪融けしたばかりの登山道は、冬の間、雪の重みで折れた枝や倒木などで荒れています。この時期のパトロールはこのような枯れ木の除去が多いです。

    倒木
    根こそぎ倒れている!!色んな山の登山道でよく倒れている木を見かけますが、毎回、見る度に驚いてしまいます。

    徳舜瞥山頂
    やっと山頂に到着!!今日は天気も良かったので見晴らしも最高に良かったです(^□^)徳舜瞥山の看板の後ろの方に羊蹄山も綺麗に見えました。

    徳舜瞥山から支笏湖方面
    頂上からの展望はとても良く周辺の山々が見渡せます。写真は支笏湖方面で恵庭岳などを望むことができました。 

    ミヤマキンバイ
    頂上には早くもミヤマキンバイが咲いていました。春の山は黄色い花が少ないせいか、この花の色が新鮮に見えました。

    徳舜瞥山から見たホロホロ山
    写真は徳舜瞥山から見たホロホロ山です。この日は作業の都合上、ホロホロ山へは行けませんでしたが、この次のパトロールで行きたいと思います。 

    2010年6月6日(日曜日) 

    ニセコ山開き


     

    ニセコ山開き
    イワオヌプリ登山口前にあるニセコ神社で、共和町・倶知安町・ニセコ町・蘭越町合同によるニセコ山開きが行われました。当日は、好天に恵まれ絶好の山開き日よりとなりました。

    ニセコ山開 ニセコ山開
    去年は、生憎の雨で五色温泉の建物の中で行っていましたが、今年は、天気も良く風も穏やかでした。今年も、登山利用者が怪我などなく、無事に楽しんで貰えるよう心からお祈りします。 
    過去、ニセコの山で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、今年の利用者の安全祈願を行います。

    木谷署長の挨拶 テープカット
    前日の神仙沼の山開きに続き、ニセコの山開きでも木谷署長の挨拶があり、GSSの活動についてもお話をいただきました。
    各町の代表者がイワオヌプリを背にして木谷署長の挨拶をしました。

    花火が打ちあがりました

    テープカットの瞬間!大きな音と共に花火が打ちあがりました。今年も事故がないことを祈りましょう。安全登山で楽しい思い出を作ることができればいいですね!
    ニセコの山もようやく賑わいを見せはじめ、私達GSSも頑張って行きます!

    2010年6月5日(土曜日) 

    ニセコ神仙沼自然休養林の山開き


     

    ニセコ神仙沼自然休養林の山開き

    今日は、ワイスホルン、ニセコ神仙沼自然休養林の山開きです。
    なので、駐車場も満車になっていました。

    ニセコ神仙沼自然休養林の山開き ニセコ神仙沼自然休養林の山開き

    神仙沼がある共和町をはじめ、各関係者が多数出席の中、後志森林管理署 木谷署長も挨拶を行いました。GSSの活動に関しても触れていただき今後の活動の励みになりました。
    テープカットを行い心待ちにしていた観光客や登山者が足早に神仙沼やシャクナゲ岳を目指していました。

    神仙沼

    終わった後は、早速神仙沼に行きました。
    今年は雪が遅くまで残っていた為、山開きをするのも遅くなりました。擦れ違う入林者も待ち通しかったのか、顔に笑みを浮かべていました。

    入ってすぐ、辺りは雪原になっていました
    入ってすぐ、辺りは雪原になっていました。湿原との間の木道が雪で全て覆われていました。こんな、神仙沼は初めて見ました。
    ピンクテープを分かりやすく付けていきました
    こんな雪原になっていたら、迷ってしまうかもしれません。なので、ピンクテープを分かりやすく付けていきました。雪がなくなり次第ピンクテープもとりますので、その間貴重な神仙沼の雪原を楽しんではいかがですか?(^^)
    雪で転んだり怪我をされないようにだけ気をつけてくださいね。

    昨年の秋に完成した木道
    雪が積もる前の昨年の秋に完成した木道です。段差を少なくし利用しやすいように整備しました。たくさんの方に利用していただきたいです。

    ミズバショウ
    小さなミズバショウが春の訪れを知らせていますよ♪

    チセヌプリも綺麗に見えました
    今日は、天気もいいのでチセヌプリも綺麗に見えました。湿原にもチセヌプリが映っていて、まるで鏡のようでした。

    ワタスゲの花
    湿原には早くもワタスゲの花が咲いていました。まだ咲き始めでしたが、枯れた草だらけの湿原には小さなワタスゲがたくさん顔を出していました。湿原が緑に覆われる頃、ワタスゲは真っ白いワタのように姿を変え、見る人を和ませてくれることでしょう。

    雪が残る神仙沼
    雪が残る神仙沼。水に中には氷のような雪がまだ残っている場所もありましたが、その近くにはエゾアカガエルと思われる卵が産み付けてあり、遅い春を実感しました。 

    2010年6月4日(金曜日) 

     大平山


     

    カウンターの設置

    冬季通行止めだった大平山登山口までの道も6月1日に開通になり、今日は、登山者数を計測するカウンターの設置に来ました。入林箱に記帳してある登山者数と実際に登られている人数が違うことがあるので、正確な登山者数を調べて入林状況を把握することができます。

    カウンターの設置
    雨も上がり設置しやすい日ですが、ブヨが多すぎ。虫除けスプレーをしても効果なし。そういえば、去年も設置するときブヨが多かったな。
    私(濵口)は、カウンター設置をするのは去年を合わせて3回目。前よりかは、素早くできたかな。

    カウンターの設置
    日付・時刻を設定します。後日回収したデータで、日にち別の登山者数や入山・下山時刻、その時の気温などが記録されます。太陽電池が稼動するように登山口近くの日当たりの良い場所を選んで設置します。

    設定完了

    設定完了!

    看板の後ろが何かに削られた跡が
    えぇっ!!看板の後ろが何かに削られた跡が・・・もしや、熊!!
    熊の仕業かな
    近くで見ても、まだ新しい感じが・・・しかも、黒っぽい毛が所々挟まっているし。
    もしかしたら、小熊の仕業かな?もし、熊を見かけたら速やかに下山してください。

    看板修理 看板修理

    看板が落ちていました。これも熊の仕業!?というのは冗談で、冬の間に雪の重みなどで倒れたり落ちたりする看板がたくさんあります。簡単な修理なので早速直しました。

    看板修理 

    看板修理 看板修理
    盗掘防止の旗も壊れていたので直します。簡単な修理ができる機材はいつも車に積んでいます。 

    修理完了

    修理完了。簡単な看板などの修理もGSSの仕事の一つです。

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