2009年9月
2009年9月27日(日曜日)
神仙沼・鏡沼パトロールを行いました

神仙沼の看板の隙間にツタウルシが紅葉をしていました。
夏には、緑でいっぱいになっていて気付かなかったですが、秋になるとツタウルシが赤く綺麗に紅葉しますので、存在感が出て来ますね。


只今、神仙沼と鏡沼の木道を新しくしています。
古くなった木道の上に新しい木道を載せて固定する作業を行っています。
工事中はご迷惑をお掛けすると思いますが、工事が終わるまでもう少しのご辛抱をお願い致します。

神仙沼の後は、鏡沼もパトロールをしました。
鏡沼の出入り口付近にて撮影。
9月11日に入林者名簿を新しく変えてから、登山者数も分かるようになりました。
また、紅葉の時期になりましたので、お子さんを連れての家族連れが多いことが分かりました。
鏡沼は、歩きやすく静かでいい場所なので、私はとても好きです。
ストレスで疲れを感じている方は、是非、鏡沼に訪れてみてください。
きっと、自然に癒されるはず!!

鏡沼も紅葉の良い時期になりました。

この季節、紅葉したニセコアンヌプリが映る鏡沼が一番綺麗だと僕は思います。

夏には白く小さい花が可愛らしかったマイヅルソウに、真っ赤な実がたくさんついていました。 夏に綺麗な花で私たちを楽しませてくれた植物は、今、秋の実りで山々がいっぱいです。

珍しく、ガスもかかってなく、風も無かったので、沼に波が立っていませんでした。
なので、沼が綺麗に空を写していました。
どっちが空か分からなくなるぐらいでした。
2009年9月26日(土曜日)
ブナ北限地帯の巡回パトロールを行いました
今日は、ブナ北限地帯の巡回パトロールです。

大平山の駐車場から登山道入口の間に山葡萄がなっていました!!!

さっそく味見を・・・すっっっぱ!!!
でも、種回りに付いていた実はすっぱかったけど、皮に付いていた実は少し甘かったです。
葡萄酒にしたらおいしそうですね。

狩場山のカウンターから登山者数のチェックをしています。
現時点での今年の登山者数は710名!!
因みに、大平山でのカウンター登山者数は、364名でした。
狩場山大人気ですね。
2009年9月25日(金曜日)
新見峠からシャクナゲ岳までのパトロールを行いました

今日は新見峠からシャクナゲ岳までのパトロールです。
ニセコの紅葉もますます濃くなりシャクナゲ岳も綺麗に染まり始めていました。

ピーク手前の傾斜がきつい歩道を直登します。
赤や黄色に染まった木々の鮮やかなトンネルを抜けて頂上を目指します。

紅葉しだしたシャクナゲ沼です。
沼の水面には空が綺麗に映っていて、まるで鏡のようでした。

山によっては登山道に多くの岩がある場所もあるのですが、この岩が意外に厄介もので困ります。
早朝は朝露で滑りやすく、苔の生えている岩は乾燥していても滑るので、この時期は本当に困った岩です・・。

秋の定番エゾオヤマリンドウです。
ニセコ周辺では多く見られる植物だったのですが、今年は気のせいか数が少なく感じます。
春のワタスゲもそうですが、その年によって多く現れる年と少ない年があるようです。

すっかり秋の模様に様変わりする山で、このハナニガナが元気に頑張っていました。
夏には沢山見られたこの花も、秋の山ではすっかり少数派になってしまいました。

シャクナゲ岳より西のニセコ連峰です。
写真は9月25日現在のものです。
今年は例年通り、9月下旬から10月上旬が紅葉の見ごろのピークだと思われます。
2009年9月20日(日曜日)
大平山のパトロールを行いました

今日は島牧村にある大平山のパトロールを行いました。
ここには貴重な高山植物が多く、しばしば盗掘被害がある山ですが、今年のパトロールにおいては、大きな被害は見受けられませんでした。
この山は傾斜もきつく岩場なども多い為、初心者の方は経験豊富な方との登山をおすすめします。写真は第一ピークから第二ピークを写したものです。

夏の花、キバナカワラマツバがまだ咲いていました。
青や紫のチシマリンドウやエゾトリカブトなどが咲いているなか、この時期でも黄色い小さい花は良く目立ちます。

大平山の第二ピーク付近をパトロールしているGSS小田島です。
好天に恵まれ、紅葉しだしている大平山と別れを告げ、岩場を慎重に下山しました。
風も冷たくなり、日が暮れるのも早くなってきたので、無理をせず欲張らず、早めの下山をお願いします。
2009年9月19日(土曜日)
今日からシルバーウィークに突入

今日からシルバーウィークに突入!!
初日から神仙沼も人だかりで賑わっていました。
ここでも、すかさず登山マナーを記載したパンフレットを配布しました。
皆様、体調を崩さぬようシルバーウィークを楽しんでくださいね。
2009年9月15日(火曜日)
黒松内岳のパトロールを行いました
今日は、黒松内岳のパトロールを行いました。

春に撮ったギンリョウソウは小さかったのに、今ではこ~~~~んなにも背が高くなっていました。

七合目あたりから見た山頂は、雲がかかりガスっていました。
遠くの方で、雷がゴロゴロ鳴っていましたので、これ以上、山頂を目指すのは危険と判断し下山しました。
山頂で雷に会うと人間に落ちる可能性が高いので、登山する方は、怪しく感じたら直ぐに下山してください。
2009年9月14日(月曜日)
狩場山のパトロールを行いました

今日は島牧にある狩場山の登山パトロールです。

狩場に咲いていた夏の花達は居なくなり、もう秋の紅葉へと移り変わろうとしていました。

以前に大平山のカドバリヒメマイマイを紹介しましたが、今回もちょっと変わったカタツムリをご紹介します。
殻も中身も真っ黒で、その風貌からブドウマイマイと呼ばれる狩場山に生息するカタツムリです。
カドバリヒメマイマイが白く細い感じでしたが、このカタツムリはその逆で黒く大きめです。
この二種は割りと近い地域に生息するにもかかわらず、全く正反対の特徴を持ったカタツムリです。
六合目~八合目付近にかけて熊の堀跡が見受けられました。
8月29日にも子連れ熊の目撃情報があったようなので、熊除けの鈴などをつけて入山するようお願いします。
狩場山の山頂付近は一見すると草原のようで、1,500mの山頂付近とは思えない風景です。 そこに親沼と子沼というとても小さい沼がポツンと佇んでいます。

この日はとても天気が良く絶好の登山日和でしたが、生憎、山頂には登山者の姿は無く、赤い鳥居だけが目立っていました。
2009年9月12日(土曜日)
神仙沼のパトロールを行いました

8月21日にもアップしたミズナラが紅葉してました。
湿原は、水分がたっぷりあるからすぐに枯れると思いきや、紅葉してました。
ミズナラは一箇所だけじゃなく、よ~~~~~っく探してみたら・・なんと!!湿原に7個も発見。
ま~、自然ですからね。逆にあって当たり前かも。

前から気になっていた木を紹介します。
神仙沼湿原の端にあるアカエゾマツです。
ずっと前になんらかの理由で倒木したようなのですが、折れた箇所の周辺から新しい芽や枝がたくさん生えてきて天然の盆栽のようです。
2009年9月11日(金曜日)
チセヌプリのパトロールを行いました

今日から!!『鏡沼』の入林者名簿を新しいものに変えました。
これからは、前よりも入林者数が細かく分かりますし、入山目的も知ることができますので楽しみです。
調査の為もありますが、万が一の遭難などの際にも役立ちますので、入山する前には名簿への記載にご協力お願いします。

チセヌプリの登山パトロール。
もう、落ち葉が岩と岩の隙間をまるで隠すかの様に沢山落ちていました。
東側にある登山口は、標高差は低いのですが、岩場が沢山あり湿っているので、意外に危ないです。
登山する方は足を踏み外さない様、気をつけて登ってくださいね。
九合目から米の生産で有名な『蘭越町』を撮りました。稲穂達がもう少しで黄金に輝きそうです。

前回のブログで、神仙沼湿原の手前にあるダケカンバの枯木について注意を促しましたが、今日はその枯木の枝を除去する作業を行いました。


結構高い枯木で、3mある剪定用の高枝ノコギリでも、手を伸ばしてやっと枝分かれしている箇所に届く高さでした。

ブログ上で支笏湖GSSの方が同じ作業を行っているのを見ましたが上を向いたままの作業は思ったより大変で、登山するときとはまた違う汗をたくさん掻きました。
一本ずつ安全を確かめながら慎重に切り落としました。
木が揺れるので、なかなか思ったようには作業がはかどりません。

枝を切り落とす時が一番危険なので、何回も安全を確認してから切り落としていきます。
危険な枝を切り落とすことができ、枯れ枝が落ちてくる心配がなくなりました。
2009年9月8日(火曜日)
『鏡沼』の入林者名簿を作成しました
歌才にあるブナの木。しゃがんで子ども目線からの写真をパシャリ
小さい頃から木が大好きで、よく木のそばで遊んでいました。大きくて、守ってくれている様な安心感。
風で葉っぱや枝が揺れる時、まるで笑って返事してくれている様に感じていたメルヘンな子ども時代。
大きくなってからも感じる。今でも木が好きなんだな。

『鏡沼』の入林者名簿を作成中。
今までの名簿は、名前と日付だけでしたので、入林者がちゃんと帰ってきているのか、何人入ったのかなどが分かりませんでした。
今回、新しく名簿をGSSの私達が作って良いと言う事で、作成させて頂きました。
2009年9月6日(日曜日)
神仙沼のパトロールを行いました
今日も神仙沼の巡視を行いました。

夏に比べ入林者も格段に多くなり、マナー啓発のほか、観光案内なども頻繁に行っています。
紅葉にはまだ早いですが、ナナカマドやツタウルシなどが段々と色づき始めています。
2009年9月4日(金曜日)
大谷地~イワオヌプリのパトロールを行いました

ここはイワオヌプリの北側にある硫黄鉱山跡です。

周りには硫黄独特の匂いが立ち込めています。

前回、パトロールした時に見つけた穴です。
穴の直径は縦45cm×横60cm程の穴ですが、意外に深い穴で、穴の奥が見えません。
歩道のすぐ脇に開いていたため、前回は通行注意の応急処置を行いました。

そのままにしておくのは危険ですので、今回は鉄のポールを持ってきました。

鉄のポールを周囲に刺し、立入禁止テープを括りつけて処置しました。

足を踏み外したら危険ですので、通り抜ける際は充分気を付けてください。

このシラタマノキの実は、他の植物があまり目立たない中、大地一面に生っていました。

イワオヌプリの伏流水でしょうか?歩道の近くに湧いていました。
硫黄成分を含んでいるせいか、周辺の石や土砂がうっすらと黄色に染まっていました。

ナナカマドが赤く紅葉していました。白っぽい風景の中、紅一点、鮮やかに染まっています。

面白いのを発見!!硫黄鉱山で、落ちていた古い廃材に胞子みたいなものが付いていました。
まるで、ジブリのナウシカの世界にあるような胞子でした。

神仙沼の木道近くに枯れている木を発見!
危険表示をしました。

お手数ですが横を通る際は、気をかけながら通るようお願いします。
特に、風の強い時などは充分気をつけてください。
後日処理予定です。
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