2009年8月
2009年8月31日(月曜日)
ニセコアンヌプリのパトロールを行いました

本日はニセコ連峰でも一番人気のニセコアンヌプリのパトロールを行いました。
山頂で登山客に登山マナーが記してあるパンフレットを渡し、登山ルートの案内を行っているところです。
冬はパウダースノーを求めるスキー・スノーボーダーで賑わうニセコアンヌプリは、一年を通して一番利用される身近な山です。

ニセコアンヌプリから西側のニセコ連峰の山並みです。ニセコ山系では、この山々を私達G・S・Sがパトロールを行っています。

看板が取れそうでしたので、釘を打って補修をしました。
7月14日にも看板の修理を行いましたが、今回は違う看板を処置しました。
2009年8月30日(日曜日)
神仙沼をパトロールしました

今年は、悪天候が続いていたため夏も一瞬に終わり、今では朝晩と肌寒い日が続いています。
今日の神仙沼ももう秋に向け紅葉しだしています。もう、秋ですね。
秋のゆっくりと時間が流れている様な長閑な感じがとても好きです。
皆さん、季節の変り目は体調を崩しやすいので、体調管理には充分気をつけてくださいね。

神仙沼にて、登山マナーを記載したパンフレットを配布しました。

今日は、バスツアーの方もいましたので、久々に賑やかな雰囲気になっていました。

この日は、鏡沼の巡視も行いました。
ニセコアンヌプリの北東にある鏡沼には浮島が一つあるのをご存知ですか?いつも北側の岸にくっついてばかりいるので、分かりづらいのですが、この日は久しぶりに移動していました。
浮島をよーく見るとモウセンゴケやサワギキョウ、タチギボウシなどの湿原の植物が生えており、動く小さな湿原のようです。

片道25分程度の手軽なトレッキングコースでもあり、入林者が増えてきている鏡沼ですが、沼周辺の植物の踏み付けが目立ってきています。
今の美しい鏡沼の状態を保つためにも木道からは降りないよう、入林者にはマナー啓発を呼びかけていきたいと思います。

すっかり花の種類も少なくなった湿原ですが、元気にウメバチソウが咲いています。

秋の花、エゾオヤマリンドウも咲き始め、いよいよ紅葉の季節がやってきます。
2009年8月29日(土曜日)
今日は、歌才ブナ林のパトロールです

今日は、歌才ブナ林のパトロールです。このブナ林は天然ブナ林の北限と言われている森です。
森の中にはブナはもちろんミズナラなどの大木が生い茂っています。
中には樹齢200年を超える木もあり、森の歴史を感じさせてくれます。

前日の強風の為、歩道上にはブナなどの枝が落ちていました。
風が強い日には腐った木が落ちてくることもありますので、強風の日には入林を避けるようにしてください。

入林者に登山マナーを記載したパンフレットを配布しました。
皆さん、私達の話に耳を傾けてくれて、興味を持って頂いた様子でした。

これらの活動をきっかけに、もっと登山者に山のマナーについて再確認して頂き、山の良さを知って頂けたら幸いです。

強風で、まだ青く幼いどんぐりが落ちていました。
小さい頃、家の近くの森にどんぐりを拾いに行った思い出があります。ビニールの袋にたくさんのどんぐりを拾い、家に持ち帰ったのですが、すっかり拾った事も忘れて一週間ほど経ったある日、ふと拾った袋の中を覗いてびっくり!思わず袋を落としてしまいました。小さい芋虫が袋の中でいっぱい蠢いているではありませんか!
後で知ったのですが、どんぐりには小さな穴を開けて卵を産み付ける虫がいることを。どんぐりの苦い思い出です。
2009年8月23日(日曜日)
共和町の「かかし祭り」出展しました
前回、ご紹介した共和町の「かかし祭り」にG・S・Sの活動を展示する日がやってきました。
後志森林管理署で作ったテーブル・まな板などの木工品を販売するテントの横に、パネルを置いてもらい自作のPRポスターを展示しました。
展示したポスターを見てくれるお客さんもいて、G・S・Sの活動内容をアピールすることができました。
共和町のみなさま、ありがとうございました。

向かって右がG・S・S濵口と左が小田島です。
2009年8月21日(金曜日)
神仙沼をパトロールしました

神仙沼の湿原にミズナラを発見!珍しいですね。
リスが冬に入る前に食べ物を土の中に隠す習性があるので、もしかしたら、ドングリを湿原に埋めて、春の頃に取り出すのを忘れ、大きくなってしまったのか・・謎である。
2009年8月16日(日曜日)
大平山をパトロールしました

第一ピークから見た山は、今まで見たことも無いぐらいの迫力で、まるで熱くなった体(山)を冷ますかの様に、蒸発させているみたいでした。

今日はお盆です。
お盆ですから、誰も登山していないだろうな~っと、・・思いきや、本州からお越しの方達に出会いました。
遠い所から、わざわざ登りに来てくれるなんて、山の魅力は偉大だなって思いました。

大平山の第二ピークと第三ピークの中間辺りです。
第二ピーク周辺の石灰岩の岩場を抜け、低いダケカンバや笹に変わりナガバキタアザミ、トウゲブキなどが咲いていました。
花が多いせいかアブ、蜂、ハエなどの虫がたくさんいました。

オオヒラウスユキソウです。第二ピークから第三ピークにかけて群生しています。
この花を見るためにやって来る登山者も少なくありません。

イブキジャコソウは、シソ科で薬用や香料に利用されるみたいです。すごいですね。
そしたら、湯船につけたらいい香りがするんでしょうかね。

頂上手前、背丈ほどもある笹を掻き分け頂上に向かいます。
この周辺は天候が悪くなるとルートが分かりづらいので、ピンクテープの目印に従って行きます。
2009年8月14日(金曜日)
かかし祭りに出展する展示物を作成しました

8月24日に共和町で開催される「かかし祭り」に、G・S・Sのニセコでの活動をもっと知ってもらうことを目的に、活動内容を表示した展示物を出展できることになりました!
縦90cm×横120cmの大きさのパネルに、活動写真とそのコメントや季節ごとの風景の写真などを載せる予定です。
全て二人の手作りです。完成しましたら、また、このブログでご紹介したいと思います。
2009年8月8日(土曜日)
神仙沼パトロールを行いました
真っ青な空に映える雲が湿原の池塘に写り、そこだけ別世界な空間を表していました。
夏真っ盛りの神仙沼です。

神仙沼にサワギキョウが咲き始めました。
この花を見かけると秋がもうすぐ来るんだなと実感します。

最近、ニセコでは晴れが続いていたので、チングルマのロングヘアー(雄しべ)が風と共にさわやかに靡いていました。
雨にしたたるチングルマも可愛かったですが、風と共に靡いているロングヘアーにも心奪われる濵口でした。

なんと!!この道筋は・・・。 湿原に誰かが入っていた模様。
湿原は貴重な植生達が住んでいる場所です。お願いですので、湿原に入らないでください。
2009年8月7日(金曜日)
白樺山からシャクナゲ岳までのパトロールを行いました

白樺山山頂です。この山は1,000mに満たない低山ですが、新見峠の登山口より約40分程度で登れ、意外に花の種類も多く日本海を望むこともできるので、家族連れの登山者にもおすすめです。

白樺山に咲いていたタカネナデシコです。殺風景な岩場に彩りを与えてくれていました。
ポピュラーに咲いている花ですが、この黄色い花を見かけると、なんだかこっちまで元気が出てくるような感じがするのは僕だけでしょうか?
白樺山よりシャクナゲ岳方面の歩道です。なだらかな傾斜のアップダウンが続きます。
シャクナゲ岳と麓にあるシャクナゲ沼です。ニセコ山系でも一番鋭角な山頂を持った山です。

シャクナゲ沼に咲いていたヒオウギアヤメです。
もう、神仙沼やニセコ近辺では枯れていますが、まだシャクナゲ沼では綺麗に元気良く咲いていました。
よろしかったら見に来てください。

シャクナゲ岳の山頂の写真です。
ニセコも段々夏らしくなり、山頂ですら蒸し暑さを感じました。
登山する際は、脱水症状を起こさない様に、日陰などでこまめに休み、水分補給も忘れないでください。
2009年8月4日(火曜日)
今年初の狩場山パトロールを行いました

雪渓が僅かに残っていた狩場山六合目にあるお花畑です。
この時期、だいぶ花の種類が少なくなっていましたが数種類ほど綺麗に咲いていました。

狩場山六合目~八合目付近にかけて、熊の糞が登山道にあるのを数箇所確認しました。
熊の痕跡がみられる地域に入山される方は、熊避けの鈴などを携帯されるようお願いいたします。
 狩場山九合目からの狩場山ピークの風景です。ここまで来ればあともう少しで頂上です。

狩場山山頂手前にあるお花畑に咲いていたカラマツソウです。
あまりに見事に咲いていたカラマツソウ、この日、一番のショットです。

この日は本当に天気が良く、ニセコ連峰まで見渡すことができました。
奥に見える単独峰は羊蹄山です。
その手前のギザギザした山頂は、オオヒラウスユキソウで知られる大平山です。
反対側からは、奥尻島を望むこともできました。

狩場山の山頂付近をパトロールするGSS濵口です。
久しぶりの好天と綺麗な花達に別れを告げ、足取りも軽く下山です。

山頂で、室蘭からお越しのグループに、GSSの小田島さんが登山マナーを表記したペンを配っている写真です。
そしたら、ペンのお返しに、赤飯のおにぎりやキュウリの漬物などをいただきました。
人の優しさと温もりを感じました。とても、おいしかったです。ありがとうございました。
2009年8月2日(日曜日)
神仙沼から大谷地をパトロール

大谷地~大沼方面の刈払いも行われ散策しやすくなりました。

大谷地にて、霧雨で濡れているフサスギナです。
フサスギナは生えているのが珍しいのですが、大谷地には木道沿いに沢山生えていました。
夏にしか生えていないので、是非見に来てくださいね。
でも、ちぎったり、踏みつけて植生を傷めないように気をつけてくださいね。

生憎の天気だったのですが、かえって神秘的な様子を見せてくれた大沼です。
大谷地の駐車場から約50分程度で行けますので気軽に散策してみてください。
天気が良ければ、大沼の水面に写るイワオヌプリが綺麗ですよ。
2009年8月1日(土曜日)
鏡沼からニセコアンヌプリをパトロール
アンヌプリに咲いていたゴゼンタチバナも終わりに近付き、ハイオトギリが咲き始めました^^
山々をパトロールしている時に出会う高山の草地によく咲いている花で、出会う度に元気付けてくれています。
これからは、陽照りも強くなり、風も弱く蒸し暑い日が多くなってきますので無理せず登山を楽しんでくださいね。
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アンヌプリに咲いていたゴゼンタチバナも終わりに近付き、ハイオトギリが咲き始めました。

窪んだ斜面の穴から冷たい風がゆっくりと吹いてくるのを見つけました。
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