2013年7月
2013年7月16日(月曜日)
高原温泉(パトロール事務所~エイコノ沢上部)
緑岳の入口・高原温泉チームより、7月16日時点の緑岳の様子をお伝えします。 緑岳はまだまだ残雪多いものの、急速に融雪が進んできています。 ここ最近のGSSは、融雪に伴い傷んでいる歩道の補修やロープ張りを主に行っています。
パトロール事務所~見晴台
見晴台までの間は雪渓が1箇所あるのみで、夏山の様相です。  毎年恒例・ゴゼンタチバナの切り株もついに花が咲きました。
 《修理前》 《修理後》
第一花畑
 第一花畑の入口は融雪が急激に進み、埋まっていたベンチが姿を現しました。
水たまり状態で、座るのはまだ無理そうですね…
 これまで繰り返し注意してきた第一花畑上部の割れ目。 割れ目の底に歩道が露出してきたため、そこを横断するように雪切りし、ルート修正しました。 植生保護のためにも、ベンガラやピンクテープの標示に従ってください。
 割れ目を越えた後に出てくる沢。 融雪により水量が多いです。滑らないように注意してください。
第二花畑~ガレ場
第二花畑の入口も、雪融けが進んでいます。
 歩道の右の方に植生が踏まれて消失している様子が見られます。
 第二花畑上部は一部歩道が露出していますが、融雪によりベチャベチャです…。 つい避けて通りたくなりますが、くれぐれも歩道から外れず、 植生を荒らさないようにお願いいたします。
 エイコノ沢上部も雪が融けてきたものの、まだまだ危険です。 滑落に十分注意してください。
 雪の下が空洞になり危険だったガレ場への移行部ですが、 雪が融けて危険箇所はなくなりました。
ガレ場~1700m地点平場

雪はないですがこちらもベチャベチャです…。 ロープを張り直してきました。
本日の作業はここまで。
確実に融雪が進み、歩道が露出している箇所が増えてきました。
この時期露出している歩道はベチャベチャで、つい避けてしまいたくなりますが、 どうぞ歩道を外れず歩いていただくようお願いいたします。
【注意!】 高原温泉へ続く町道は狭いダートです。 登山客が増えてきたことで、町道での自動車事故も増えてきました。 (GSSが把握しているだけでも3連休で3件…) スピードの出し過ぎと対向車、飛び出してくるシカにもご注意ください。
2013年7月13日(土曜日)
赤岳~小泉岳「盗掘防止キャンペーン」
7月13日の3連休初日、関係機関の方々と合同で行われた「盗掘防止キャンペーン」の様子をお伝えします。
三連休、しかも好天とあって朝から駐車場もほぼ満車。 歩道もちょっとした渋滞が発生している箇所もあったようです。
 第三雪渓、かなりの人です。
 山頂も賑わっています! 山頂で休憩中の登山者に、マナーガイドの配布を行いました。
以前に比べると、高山植物を「持ち帰る」という方はいなくなってきているとは思いますが、 まだまだ歩道付近では植物が踏み荒らされている箇所も多く見られます。
(1)狭い歩道ですれ違うとき
(2)写真を撮るとき
(3)休憩等で荷物をおろしたり座ったりするとき
皆さんの足元の花、知らず知らずのうちに踏んでしまっていませんか? 一人一人のちょっとした心遣いが植物を守り、歩道の荒廃や拡幅の防止にもつながります。 この次に山に来られる際は、足元の花にも優しく接する気持ちで山を歩いてみませんか?
最後に、赤岳~小泉岳周辺で見られた花。
 ホソバウルップソウ、チョウノスケソウはこの頃終わりかけ。
 小泉岳付近にはミヤマアズマギク。
 エゾツツジも満開。珍しい白花のエゾツツジも咲いていました。 このような綺麗な花をいつまでも見続けられるよう、人にも植物にも優しい気持ちで、山を登りましょう。 おまけ。 6月25日に3メートル以上もあった第一花園の積雪は、今どうなっているのか?
 再び検証しました。
 ズボッ!!
 結果は2.5メートルでした。 確実に融けてはいるものの、完全に融けるのはまだまだ先のようです…
2013年7月11日(木曜日)
黒岳(1合目~7合目)
この日の黒岳チームは黒岳1合目~7合目までをパトロールしてきました。
1合目~5合目
 雪はないものの、歩行者が少ないためかコケが生え、非常に滑りやすくなっています。 かなり急勾配な箇所もあり…
 《処理前》
 《処理後》
 《人力で処理できなかったもの》
倒木も、人力で可能なものはできる限り除去したものの、 人力では処理が不可能な危険木もありましたので、通行の際はご注意ください。
5合目~7合目
 5合目を過ぎると雪が増え、5合目~7合目の間には全部で6箇所の雪渓が見られました。
 踏み抜いた跡が何箇所もありました。 要注意です!
7合目以降も、9合目まではまだまだ雪が残り油断できない状況です。(7月4日の記事参考) 足下に十分注意して、自分の体力・能力に合わせた安全第一の登山をお願いいたします。
2013年7月7日(日曜日)
銀泉台(パトロール事務所~赤岳山頂)
赤岳の入口・銀泉台。 7月7日の銀泉台チームパトロールの様子をお伝えします。 ここのところ雪融けがすすみ、GSSの仕事は冬道から夏道へのルート修正が主になっています。
第一花園
 パトロール事務所から第一花園の遠景。 6月30日の写真と比較すると、だいぶ融雪が進んだように見えます。
 ところが実際に歩いてみると、第一花園のトラバース箇所はまだ一面雪の状態です。 滑落にはまだまだ十分注意が必要です!
それでも植生が露出している部分は出てきています。
これまでの冬道は、雪上で歩行しやすい所を好きなように歩いていたのですが、 雪が融けてくるとそういう訳にはいきません。
冬道の足跡の通りに歩いてしまうと、露出してきた植生を傷めてしまいます。 例えば第一花園の上部。  《修正前》 《修正後》
写真の左:土で汚れている部分がこれまでの冬道です。 露出した植生が踏みつけられてしまっています。
このような箇所を、夏道(写真上部)へ誘導するように雪切りしました。
第二花園
 第二花園までの道は、融雪水でかなりのぬかるみになっています。 靴はシッカリしたものを!
 第二花園も相変わらず一面雪の状態です。
 《処理前》 《処理後》
第二花園上部でも、夏道へのルート修正を行いました。 (写真左→右へ横断している冬道を、夏道へ切り替えるようロープ張り)
駒草平
 駒草平はこの時ちょうど見頃でした。 コマクサが満開!(後方に見えるのは東岳)
 他にもイワブクロ、キバナシオガマ、メアカンキンバイなど。
奥の平
奥の平で再び雪になります。
 《処理前》 《処理後》
こちらも一部融雪により植生が踏み荒らされており、夏道へルート修正を行いました。
(写真右の踏み跡が冬道。下方の植生が踏まれているのでロープを張って規制。)
第三雪渓・第四雪渓
 第三雪渓・第四雪渓では視界不良の際の道迷いにご注意ください。
 第四雪渓上部ではキバナシャクナゲの群落が迎えてくれました。
 東大雪方面もよく見えました。
山頂
 山頂に到着。
 この日は天気に恵まれ絶景でした! 旭岳方面(右最奥:旭岳、その前方:後旭岳)
 黒岳方面(手前:烏帽子岳、奥左:凌雲岳、奥右:黒岳)
山頂付近には花もたくさん咲いていました。
 エゾタカネスミレ エゾノツガザクラ チシマキンレイカ
 大雪山固有種のエゾイワツメクサ。ミヤマリンドウも1輪のみ発見。
 お年寄りらしきウスバキチョウの姿もありました。
この日のパトロールはこれにて終了です。
雪はまだまだ残っており油断なりません。 その一方で、植生が露出している箇所も多くなってきました。 植生の踏みつけに注意しつつ、安全な登山をお願いいたします。
黒岳(北海岳)
この日、黒岳チームは北海岳方面のパトロールを行いました。
 7月7日の赤石川の様子。 7月7日のブログ記事と比べても、だいぶ雪が融けてきているようです。
 この先北海沢の水場まで雪は続きますが、水場を越えると雪がなくなります。
 稜線も雪はありません。右は稜線から見た北鎮岳方面です。
 黒岳方面 白雲岳
山頂に到着。良い眺めです!
 御鉢平もよく見えました。 有毒温泉を一望!
北海岳はこのように北海沢を過ぎてしまえば雪もなく、割と楽に登ることができそうです。 ただし崩落が起きやすい箇所もありますのでご注意ください。
 また、雪が融けているがゆえに植生の踏み荒らしが見られる箇所もあります。 写真は、雪が融けてグショグショの所を避けるために皆が歩道を外れたため、 植生がなくなってしまった箇所です。
GSSもこのような箇所はなくなるようにロープ張り等をしていますが、 一番効果的なのは登山者のモラルだと思います。
どうか歩道を外れずに歩くようお願いいたします!
高原温泉(パトロール事務所~エイコノ沢上部)
緑岳の入口・高原温泉のチームから、7月7日の週のパトロールの様子をお伝えします。
パトロール事務所~第一花畑
 《杭を抱えて…》
 《杭を打ち》 《ロープを張ります》
歩道に雪はなく、積雪や融雪で乱れた歩道の整備をしながら進みます。
 詰まってしまった歩道の水切りを掘り出します。
 こちらは毎年ゴゼンタチバナが生える切り株。 毎年観察しているGSS堀内はまた見ることができてうれしそうでした。
 エゾイワハタザオ エゾコザクラ
 見晴台からの眺めも良好。 第一花畑
 《ヒグマ注意看板設置中》 《設置後》
第一花畑の下方には毎年ヒグマが横切るポイントがあり、そこにヒグマ注意看板を設置しました。 おそらく高原沼方面からやってくるのでしょう。
 第一花畑の入口付近は融雪が進み、歩道も一部見えてきました。
 それでもまだ全面雪です!

【注意!】 繰り返しお伝えしていますが、第一花畑上部の割れ目に十分ご注意ください。 高さは3mほどもありそうです…
第二花畑~ガレ場
 第二花畑の入口も一部歩道が露出していますが、踏み抜きにご用心!
 ガレ場への移行部も、いよいよ雪の下の空洞化が進んできました。 危険標示をしましたので、避けてお通りください!
 ガレ場からエイコノ沢下部の方向に、ヒグマの姿をとらえました! GSSカメラではこれが精一杯… 悠然と雪の上を歩いておりました。
この日はここまででパトロールは終了です。 相変わらず雪はなかなか融けません…天候不良時は道迷いに十分ご注意ください。
*おまけ*

ニセイカウシュッペ山に引き続き、緑岳の見晴台より 少し上方にもチシマザクラが咲いていました。
2013年7月5日(金曜日)
ニセイカウシュッペ山
大雪山国立公園の山々のうち、なかなか目立つことの少ないニセイカウシュッペ山。 しかし、比較的登りやすく、花は綺麗で、景色も最高(表大雪の山々や天塩岳方面が見渡せます) 上川森林事務所への問合せ数もNo.1の隠れた人気の山なのです。
7月5日、GSS6人総出でこのニセイカウシュッペ山のパトロールに向かいました。 その時の様子をお伝えします。
登り口&駐車場
 この日も多くの登山客で賑わっていました。 入林者名簿への記入をお忘れなく! 山頂までは約5.5キロメートルの道のりです。
登り口~(頂上まで)4キロメートル地点
 《処理前》 《処理後》
 《処理前》 《処理後》
出だし約1.5キロメートルは、残雪なく歩きやすい状態が続きます。 GSSは歩道の邪魔になる倒木を処理しつつ進みます。
(頂上まで)4キロメートル~3キロメートル地点
 「あと4キロメートル」の看板を過ぎたあたりから、残雪がところどころ出てきます。 雪の上は滑りやすいので慎重に進んでください。
 エゾイチゲ ツバメオモト ショウジョウバカマ
 この日はあいにくの天気でしたが、上川町の市街地もよく見えます。
(頂上まで)3キロメートル~2キロメートル地点
 「あと3キロメートル」看板以降も、ほとんど歩道が露出しているものの、ところどころ残雪があります。
 なんと!まだチシマザクラが咲いていました…! 7月にサクラを見ることができるなんて、驚きです。
 頂上も見えてきました。 (写真は霧がかかってしまいましたが…)

【注意!】 「あと2キロメートル」看板を過ぎると、非常に急な雪渓があります。
これまで残雪も少なく比較的楽に歩ける道のりでしたが、 ここだけは、過去に死者も出たことのある大変危険な箇所です。 足を踏み外すと下まで滑り落ちてしまいます。
 GSSもしっかり踏みしめて道付けしてきました。 細心の注意を払って歩いてください。
見晴台
雪渓を無事過ぎて、見晴台に到着。
 見晴台からは、表大雪がどど~んと見えます! あいにくの天気で綺麗な写真を見せられないのが残念…
天気が良いと、遠くに石狩連峰まで見えるのだそうです。 これは一見の価値ありですね。
 山頂へ続く「大槍」の稜線も見えます。 下りは歩道をうっかり見過ごしそうな箇所もあるので、注意してくださいね。
 「こっちだよ~」 写真は「あと3キロメートル」~「あと4キロメートル」地点の間)
花も咲いていて楽しい道のり。 ぜひ、天気の良い日に訪れていただきたい山です。 ただし少ないながらも残雪や危険箇所はありますので、油断せず安全な登山をお願いします。
 ナガバツガザクラ ミツバオウレン イソツツジ
=情報=
ニセイカウシュッペ山の登り口までは古川砂金越(ふるかわさきんごし)林道を通ります。
林道入口にはゲートがあり施錠されていますので、登山の際は上川中部森林管理署または、上川森林事務所へ鍵の解錠番号を事前にお問い合わせください。
上川中部森林管理署 050-3160-5745
上川森林事務所 01658-2-2001
2013年7月4日(木曜日)
黒岳(7合目~頂上~黒岳石室~北海沢)
7月2日の黒岳7合目から北海沢の水場までの様子をお伝えします。 この日は、晴れたり曇ったり霧がかかったり、黒岳の天候の変わりやすさを実感させられた日でした。
 黒岳5合目から7合目へ向かうリフト。 黒岳がよく見えました。
6月13日の記事と比較すると、かなり雪が融けたことがわかります。 (それでも歩道はまだまだ雪ばかりですが…)
7合目~9合目
7合目から9合目は、歩道が露出している箇所はごくわずかで、ほとんどが雪。 踏み跡はあるのですが、傾斜が急な箇所も多く、油断なりません。

 登りはなんとか登れても、下りがとても怖いと思います。 非常に滑りやすいので、腰が引けてしまい誰かに援助してもらいながら下っている方も多くいらっしゃいました。 この時期はストックの携行とスパッツの着用をおすすめします!
9合目~頂上
9合目を過ぎるとまだまだ雪の残る箇所はあるものの、歩道沿いには花がたくさん咲いていました。
 これまでの緊張も和らぎます。(油断は禁物です!)
 ミヤマキンポウゲにチシマノキンバイソウ
 雪の合間から顔を出すショウジョウバカマ。ハクサンイチゲ、キバナノコマノツメ。
 ウコンウツギはこの時は咲き始め。今頃は満開でしょうか。
 ロープを張り直したりしつつ進みます。
 リフトでは晴れていたのに、マネキ岩が見える頃にはすっかり霧がかかっていました。
●頂上~ポン黒岳~黒岳石室
頂上に到着。
 この日は上川中部森林管理署の署長と総括事務管理官も同行でした。
頂上から石室の間(ポン黒岳)は、ここでは紹介しきれないほど花が満開でした。
 エゾノツカザクラ イワヒゲ メアカンキンバイ
 コマクサ タカネスミレ イワウメ、
 エゾイワツメクサ ヒメイソツツジ
 イワブクロはこの時は咲き始め。
 エゾノツガザクラ、ミネズオウ、キバナシャクナゲの競演。
 天候は、晴れたり霧がかかったり、短時間でめまぐるしく変わります。
 黒岳石室。 こちらにはバイオトイレもあります。 (ご利用の際は協力をお願いいたします。)
黒岳石室~赤石川~北海沢水場
 石室から北海岳方面へ。 下っていくと、再び一面雪です。 ベンガラがまいてありますが、視界不良時は迷いやすいのでご注意ください。
 赤石川に近づくにつれ、だんだん硫黄のにおいがしてきます。(有毒水なので飲めません。)
赤石川の雪はまだ渡れる状態ですが、少しずつ融けてきていますので注意が必要です。 (写真に見える大きな穴の下は赤石川が勢いよく流れています。)
赤石川沿いにはスコップが置いてあります。 川の雪が融けた際はこれで雪を掘って道をつくり、赤石川を渡ってください。
 赤石川を越えてキバナシャクナゲ満開のハイマツ帯を抜けると、北海沢の水場に到着。 引き続き、一面雪です。 奥の方に北海岳の頂上が見えます。
 尾根を少し登ると、北鎮岳もよく見えました。 北鎮岳名物の白鳥の雪渓は、まだもう少し先のようです。
この日は、ここまでで時間切れとなりました。
帰りはどんどん霧がひどくなり、石室から頂上に続く歩道へのわずかな雪面でも、 慣れない方は迷いそうなほどでした。
また、雪道での下りはとても滑りやすく危険ですので、焦らず、 足下に十分お気をつけて下ってください。
自分の能力・体力を理解して、無理のない安全な登山を心がけるようお願いいたします。
2013年7月3日(水曜日)
高原温泉(登り口~1700m地点)
緑岳への道のりは、歩道がだいぶ露出してきたものの、まだまだ雪が残ります。 特に第一花畑~第二花畑は、まだ一面雪の状態です。
見晴台
 この日の見晴台からの眺望は最高。ですが、
 見晴台下の歩道にはたくさんの踏み抜き跡がありました。 油断は禁物です。
第一花畑
 第一花畑に入った途端、一面雪となります。 悪天候の際は道迷いに注意です。
【注意!】 6月27日にお伝えした第一花畑・第二花畑間の大きな亀裂は、さらに深さを増していて危険です。
 《ベンガラ散布》 《ピンクテープ設置》
ピンクテープとベンガラで迂回するよう誘導しました。 特に視界不良時は十分ご注意ください。
第二花畑~ガレ場
 こちらも一面雪です。 特に、第二花畑上部(エイコノ沢上部)は急斜面で滑りやすく大変危険です。
 ガレ場への移行部は、雪の下が空洞になっており危険だったので、迂回路を掘り出しました。
滑るとエイコノ沢まで滑り落ちてしまいます… 十分注意して歩行してください。
ガレ場~1700m平場
第二花畑を抜けると、ガレ場~1700mまではお花が見頃です。 この日もたくさんの花々がGSSの目を楽しませてくれました。
 コミヤマカタバミ アオノツガザクラ
 ミツバオウレン ヒメイソツツジ
 メアカンキンバイ
 コマクサ ショウジョウバカマ
 《看板・ロープ張り》 《設置後》
花を楽しみつつ、1700m平場にて熊注意看板の設置とロープ張りを行いました。

平場からは眺めも最高です。
この日の作業はここで時間切れ。
標高が上がるほど雪が融けて花は見頃を迎えていますが、 それまでの道のりは残雪多く、急傾斜の箇所もあり危険が多いです。
ここのところ良天候が続いていましたが、山の天候は変わりやすく、道に迷う恐れも大きいです。 7月3日午前には白雲岳で滑落による死亡事故が起きました。
この時期の登山は、安全を第一に考え、天候によっては登山中止とするなど、 的確な判断をなさるようお願いいたします。
また、入林者名簿への記入も、確実によろしくお願いいたします。
+先月の記事へ+
|