足寄発!GSS活動報告BLOG(2023)
令和5年10月26日(木曜日)晴れ
紅葉も終わりを迎え、少しさみしい風景になりました。
観光客も少なくなってきましたが、野営場へ向かう道路が工事のため一部片側通行になっていますので注意をお願いします。
テント泊の方も今日は一張りしかありませんでした。
野営場は10月31日をもって閉鎖になりますが、オンネト-は標高が高く寒さも厳しくなりますので、これからは冬の装備が必要になります。
以前、階段部分の水切りをしましたが、右側と左側に切ったところは機能していました。
雨や雪の時には滑りやすいので注意をお願いします。
階段の上り口の小さな沢の水が遊歩道に流れていたので、底を掘り流れが良くなるように作業をしました。
野営場のツルアジサイの葉が地面に落ちて、風情のある秋の一コマでした。
冬の使者、マガモの雄が3羽オンネト-に現れ、一生懸命水をかいている波紋が湖に広がっていました。
オンネトーでは、ムラサキシメジのフェアリーリングが直径10メートル位の大きな輪を作っていました。
今年はいつになく暑い日が続きましたが、温度、湿度やいろいろな要素が関わり、キノコも毎年違う顔を見せてくれます。
本日で今年の私たち2名のGSSの現場業務が終わりました。
コロナ明けで観光客も多くなった年でした。
オンネト-ではあまり天候には恵まれない日も多くありましたが、たくさんの人との出会いや新しい動植物との出会いもありました。
また、山深い林道の途中では、多くの動物に出会い珍しい鳥類にも出会いました。
お伝えしきれなかったことも多くありますが、今まで足寄発活動報告を見ていただきありがとうございました。
令和5年10月23日(月曜日)晴れ
秋は空気が澄み、下方の紅葉した木々の上方に北稜岳の頂上がくっきりと姿を見せていました。
反対側に目をやると、少しかすんではいますが左から雄阿寒岳、フップシ岳、雌阿寒岳と阿寒富士が見えます。
足寄町側からは雄阿寒岳が見えませんが、陸別町側から見える景色です。
10月1日(日曜日)には町民登山会が開催され賑やかでしたが、今日は入林する人もなくひっそりとしていました。
手前の丸いキノコはコガネタケです。
奥に見える大仏さんの頭のようなキノコはニオイオオタマシメジです。まだ成長途中ですが、コガネタケのそばで見られることがあります。
ヤナギの枯れ木にヌメリスギタケモドキとエノキタケが一緒に生えていました。
ハイイロシメジのフェアリーリングです。大きな輪ができていました。
令和5年10月19日(木曜日)晴れ
★ウコタキヌプリ巡視
ウコタキヌプリの入林届ポストです。
9月から10月の入林者は8名でした。
入林届ポストの周辺はヤマモミジなどが紅葉してすっかり秋の気配でした。
ウコタキヌプリへの林道入り口です。
現在、足寄町側は通行できますが、本別町側は道路の決壊箇所があるため通行止めになっています。
詳しくは北海道森林管理局のホームページで確認をお願いします。
(参考)登山等に関する通行規制等について(北海道森林管理局HP)
傘にキナコをまぶしたようなコガネタケ
ホテイシメジのフェアリーリングです。
キノコが地面に環状をなして発生する現象あるいは輪自体のことです。
「妖精の輪」と言われます
ツチハンミョウの仲間
令和5年10月16日(月曜日)晴れ
★オンネト-巡視
オンネト-は秋の素晴らしい紅葉の時期を迎えました。
訪れる観光客も多くなってきました。
野営場から見るオンネトーの紅葉です。
湯の滝の遊歩道の途中に折れている木がありました。
通行の邪魔になるので処理しました。
処理後
湖岸コースの木道脇のミズバショウの若芽がエゾシカにほとんど食べられていました。
春になると立派に成長します。
一本のベニテングタケを見つけました。
有毒ですがエゾシカ、エゾリスが食べるのを確認されています。
令和5年10月12日(木曜日)晴れ
★南クマネシリ岳巡視
今年最後の南クマネシリ岳の巡視になりました。
すっかり秋の景色になっていました。
この日は一台の車が止まっていて、単独の入林者でした。
今年は山の木の実が不作ですが、この時期は冬眠に備えて熊の行動も活発になりますので、十分注意をお願いします。
注意喚起の標識が破損していましたので、交換しました。
林道の途中にある「巨岩の滝」です。
「おおいわのたき」と読みます。
林道脇に角の立派な雄のエゾシカがこちらをじっと見ていましたが、しばらくして森の中に姿を消しました。
冬毛になり毛の色も黒くなり、首から肩にかけての毛も伸びてきていました。
動物の飛び出しに注意して走行してください。
こちらはまだ角が分かれていない若い雄のエゾシカです。
エゾシカの飛び出し時には、一頭を見かけたら続けて出てくることが多いので、注意が必要です。
木材の集積場に一匹のキタキツネがいましたが、全然逃げる様子もなく人を恐れていない様子でした。
山の中で出会ったキタキツネでは珍しい光景です。
今年は数多く見られたエゾライチョウです。
この鳥もあまり人を恐れていない様子でした。
春と秋に発生します。
ヌメリスギタケモドキ
令和5年10月10日(火曜日)くもり
★オンネトー巡視
本日はオンネトーの巡視を行いました。
野営場の倒木の処理や、雌阿寒岳登山道の途中の水切りを実施しました。
雨上がりのオンネトー
倒木処理後
水切り処理後
雌阿寒岳の野営場側登山口にある入林届ポストです。
10月6日(金曜日)~9日(月曜日・祝日)の登山者は約300名でした。
また翌日11日(水曜日)には、雌阿寒オンネトーレクリエーションの森協議会で製作した頂上の新しい看板を足寄町役場、あしょろ観光協会、環境省および当署で協力し、荷上げから埋設作業を実施しました。
山頂を目指して荷上げしているところ
山頂看板を設置しているところ
完成したあとに記念写真を撮影しました。
令和5年10月5日(木曜日)雨
★オンネトー巡視
雨が降り、雌阿寒岳と阿寒富士もかすんで見え、オンネトーの湖面の色もいつもの神秘さはありませんでした。
雌阿寒温泉側の入り口では降り続く雨で、上からの雨水が下に溜まり通行に支障をきたすので水切りをしました。
今回は水の量が多く、3方向に水切りをしました。
水切り後です。まだ上から水が流れて来ていました。
白藤の滝です。
雨が降ったせいで水量も多く、水の色もいつもより濁っていました。
令和5年10月2日(月曜日)晴れのち雨
★クマネシリ岳巡視
今年最後のクマネシリ岳の巡視です。
今日は特異な形状の頂上がはっきりと見えていました。
入林届ボックス付近から見たクマネシリ頂上です。
広葉樹はすこし紅葉が進み、針葉樹の緑がすっきりと見えます。
クマネシリ岳の入林届ボックスです。
西クマネシリ方面へも縦走される方がいて、9月の入林者は58名でした。
林道の途中で倒木があり、通行の妨げになるため処理しました。
処理後です。
美利別の滝です。高さはあまりないですが、冷たくてきれいな水が落ち、周りの石も苔むして、とても素敵な場所ですので、是非訪れてみてはいかがでしょうか。
カッコウの仲間のジュウイチ
令和5年10月1日(日曜日)曇り
★北稜岳町民登山会参加
北稜岳へは陸別の町道から奥斗満林道へ入ります。
今日は北稜岳町民登山へ参加するため、当署からは署長、職員2名、GSS1名の4名で入林しました。
コロナと雨の影響により5年振りに開催された町民登山会は50回を迎え、主催者挨拶の後、署長から挨拶がありました。
関係者を含め、約50名の参加がありました。
開会式のあと、恒例の橋の上での写真撮影をしました。
北稜岳小舎からは緩やかな登りの遊歩道を歩き、しばらく進むと奥二又に着きます。
ここで休憩をしました。ここからは少し急な登りが始まります。
頂上直下の急な登りを終え、昼食後、皆さんで記念撮影をしました。
いよいよ下りが始まります。
雨上がりということもあり、とても滑りやすく急なため、皆さん苦労していました。
山から下りたら、主催者の美味しいキノコ汁が待っていました。
疲れた身体にとてもしみる味でした。
キノコ汁の後は、皆さんお待ちかねの抽選会が始まりました。
第50回ということで、たくさんの賞品を用意していただき、全員の方に当たり皆さん喜んでいました。
最後に主催者の閉会の挨拶がありました。
朝方まで降った雨の心配もありましたが、登る頃には雨も上がり皆さん全員が怪我もなく無事に下りられたことで50回の記念大会を終えることができたとの講評がありました。
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