足寄発!GSS活動報告BLOG(2022)
令和4年10月27日(木曜日)晴れ
★北稜岳周辺巡視快晴の空の下、のんびりと草を食む牛たちの向こうに、左側に見える三角形の小さなピークが特徴の山が北稜岳です。
陸別側からは、左から雄阿寒岳、フップシ岳、雌阿寒岳、阿寒富士を見ることができます。
赤い屋根が印象的な、ログハウスの素敵な北稜岳山小舎です。
ドアを開けると、鋳物ストーブとナキウサギのぬいぐるみが出迎えてくれます。
オンネトーへの移動中、牧草地でつがいのタンチョウに出会いました。
エノキタケ
コガネタケ
ニオイオオタマシメジ(上掲のコガネタケと同一環境に発生することが多い)
★オンネトー周辺巡視
快晴の空の青と雌阿寒岳と阿寒富士が湖面に映り、今年最後の巡視の日に嬉しい一日となりました。
雌阿寒岳から下りてこられた方にガイドマップをお渡ししました。
東京から来られたご夫婦で、7合目ではタンチョウが飛んでいるのを見ることができて、今日は最高の日でしたとおっしゃっていました。
いつもオンネトー野営場にいるエゾシカが、道路脇に現れました。
最後の巡視の日に、お別れの挨拶にきてくれたのかもしれません。
今日でGSS最後の巡視を無事終えることができました。
今年は少しずつ行事も増えてきましたが、未だにコロナ禍の中にあり、思うように活動できなかったところもあります。
春から秋にかけて、オンネトーではたくさんの人たちとの出会いがあり、色々なお話をすることができました。
そして、動植物の多さと風景の素晴らしさもオンネトーの魅力です。
お伝えしきれなかったところもあると思いますが、今までブログを読んでいただきありがとうございました。
令和4年10月24日(月曜日)曇り一時雪
★南クマネシリ周辺巡視南クマネシリ岳へは、糠南林道から分かれて、糠南支線林道を約5キロメートル進みます。
入林届けポストのところに着くと、ポストが倒されていました。
林道に入ると雪が降り出し、緑のマツの枝に雪が積もり、遠くの山も白くなってすっかり冬の景色になっていました。
気温も3℃しかなく、とても寒い日でした。
ヒグマによるものと思われます。
9月8日から10月23日まで、グループで入林された方が多く、72名の入林者がありました。
隠れた人気のある山です。
仮処理しました。
道々脇の牧草地に大きな雄のエゾシカが、佇んでいました。
今日、林道脇に現れた2頭目の雄のエゾシカです。
真っ黒な冬毛になり、薄暮時には発見が遅れることもありますので、十分注意をお願いします。
なお、エゾシカは繁殖期を迎え、行動も活発になっているようです。
衝突事故も起こっていますので一層注意が必要です。
親子のエゾシカがこちらを見ていました。
今日は6頭のエゾシカを見かけました。
急な飛び出しもありますので、通行には十分注意をお願いします。
令和4年10月18日(火曜日)晴れ
★国際協力機構(JICA)研修生を迎えて各国の機関で働いている、10カ国10名(女性4名、男性6名)、JICAの職員2名、通訳1名の方々が、研修のため当署を訪れました。
午前中、本別町の「治山の森」の研修が行われ、午後からは当署で、座学研修後、オンネトーへ向かいました。
当署の次長から説明があり、皆さんからは活発な質問がたくさん出されていました。
オンネトーの湯の滝を目指し片道1.4キロメートルの遊歩道をあるきました。
皆さんは少し寒そうでしたが、楽しそうに遊歩道を進んでいました。
湯の滝に着くと、温かい湯の滝の水に触れ、珍しそうに皆さんで鑑賞していました。
湯の滝の前の建物では、マンガンの説明文が日本語と英語で展示されているため、研修生の皆さんもわかりやすそうでした。
オンネトーの景色を見て、ある方は今までで一番最高の場所に来ましたと感激していらっしゃいました。
帰りには、皆さんで記念撮影をしてお見送りしました。
皆さんがお帰りになられる頃には、あたりもすっかり日が落ちてしまいました。
雌阿寒岳と阿寒富士に、うっすらと雪がつもり、紅葉と素晴らしいコントラストを見せていましたが、少し残念な写真になってしまいました。
素晴らしいオンネトーの風景に、たくさんのカメラマンの方々が夕暮れのオンネトーをカメラに収めていました。
オンネトーから帰る途中、冬毛になり、身体の黒い立派な雄のエゾシカが、道路に立ちはだかっていました。
令和4年10月17日(月曜日)曇り時々晴れ
★クマネシリ岳周辺巡視峠からのクマネシリ岳は、少しかすんで見えました。
入林届けポストの近くで見える、クマネシリ岳です。
トドマツの右側の、ドーム型のところが頂上です。
クマネシリ岳の入林届けポストです。
一人で入林される方も多く、クマネシリ岳から西クマネシリ岳やビリベツ岳に縦走される方も見られますが、野生動物も多く生息している場所ですので、入林時には十分注意をお願いします。
クマネシリ岳周辺も、針葉樹の緑と広葉樹の黄色と赤のコントラストが美しく、紅葉が進んでいました。
林道脇の紅葉です。
来年の春を待つ、フキノトウです。
エゾシカの好物です。
林道上にたたずむ親子のエゾシカです。
私たちの車を見ても、全然逃げませんでしたが、母シカの方は緊張状態にあり、殿部の毛がハート型に逆立っていました。
こちらのエゾシカは、平常心で、私達の方をじっと見ていました。
直前に雄のエゾシカが、車の前を横切っていきました。
急な飛び出しもありますので、走行時には十分注意をお願いします。
写真を撮ろうとしたら、逃げてしまいましたが、キタキツネも冬毛になり、尻尾もふさふさしていました。
今年度の狩猟期間が、十勝地方では10月22日から始まります。
林道の入口に案内標識が立てられています。皆様には入林自粛をお願いしておりますので、よろしくお願いします。
令和4年10月13日(木曜日)曇り
★オンネトー周辺巡視今日のオンネトーは、雌阿寒岳と阿寒富士の頂上に雲がかかり、空もどんよりとして、湖面にも波が立っていました。
紅葉目当ての観光客の方が増えてきましたが、今日は雌阿寒岳と阿寒富士も見えず、オンネトーの風景を期待されて来られた方々は残念な様子でした。
野営場からの風景です。
紅葉もかなり見頃になってきたようです。
白藤の滝です。
今日は一組の方が訪れていました。
エゾリスがじっとこちらを見ていました。
秋のキノコ、天然のエノキタケです。
たくさんのムラサキシメジが、大きな輪になって地面に発生していました。
ヨーロッパでは、フェアリーリング(妖精の輪)と呼ばれているそうです。
菌輪ともいいます。
令和4年10月6日(木曜日)曇り
★オンネトー周辺巡視湯の滝遊歩道の巡視をしました。
今日のオンネトーは7℃しかなく、とても寒い日でしたが、3組の方々が散策を楽しんでいらっしゃいました。
オンネトー湖岸線の遊歩道コースから見た風景です。
紅葉は、あまり進んでいないように見えます。
曇っているため、空の青も、雌阿寒岳と阿寒富士も、湖面が揺らいでくっきりとは見えませんでした。
手前の木が少しだけ紅葉していましたが、オンネトーの紅葉を楽しみに来られた方は残念そうでした。
10月で野営場も今年の営業を終えますが、今日は4張りのテントがありました。
遊歩道脇に、クマゲラの新しい大きな食痕がありました。
ナラタケは仮称ですが、早生タイプ、中手タイプ、奥手タイプと呼ばれているものがあり、奥手タイプは9月下旬から10月中旬に発生します。
ナラタケ(奥手タイプ:仮称)
令和4年10月3日(月曜日)曇り
★ウコタキヌプリ周辺巡視ウコタキヌプリの入林届出箱です。
現在、ウコタキヌプリへは足寄側からは入林できますが、本別側からは道路の決壊箇所があるため通行できません。
足寄側も道路が悪くなっている箇所がありますので、通行には十分ご注意ください。
入林時には、北海道森林管理局ホームページ(登山等に関する通行規制等について)をご確認ください。本日は2名の入林者がいました。
ウコタキヌプリへは、この沢を遡ります。周辺の風景もすっかり秋の気配です。
雨後滝山林道は、連日の雨で道がかなり悪くなっています。一部、林道が狭くなっているところがありますので、通行には十分注意をお願いします。
ヌメリスギタケモドキ
エノキタケ
ツチハンミョウの仲間
署に戻る途中で見かけたタンチョウのつがいです。
最近、十勝でもタンチョウを見かけることが多くなりました。
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計画保全部 計画課
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