2015年8月
2015年8月31日(月曜日)曇り
★オンネトー周辺巡視
 久し振りに雌阿寒岳と阿寒富士が姿を見せ、いつもの神秘的なオンネトーが見られました。
 オンネトーの素晴らしい風景に、外国人方々がカメラを向けて記念撮影をしていらっしゃいました。
★オンネトーの動植物
 キバシリ オンネトーで、初めてカメラに収めることが出来た鳥です。
 オオルリボシヤンマの産卵 夏も終わりに近づき、トンボの数も少なくなってきました。
 ムツアカネ オンネトーはトンボの種類が多い所です。
 マクキヌガサタケの幼菌 2週間後、少し頭頂部がとがってきました。
 ドクツルタケ
 ミヤマトンビマイタケ
2015年8月27日(木曜日)曇り
★糠南林道・糠南支線道巡視
 糠南ダム ダム湖はいつもより水が多く貯められ、湖面は波もなく山が湖に映っていました。
 南クマネシリ岳の入林ポストです。8月1日~16日までの入林者は17名でした。 有名な山ではありませんが、頂上からの眺めは素晴らしく、隠れたファンがいらっしゃいます。
 巨岩の滝(おおいわのたき)と読みます。
 巨岩の滝の周辺で、たくさんのゴミを拾いました。 皆さんが訪れる場所はきれいにしたいものです。
 集めたゴミです。
 糠南林道の荒れた箇所を、管理署の職員が補修していました。
 キタキツネ 糠南ダムのフェンスの中に子ギツネがいました。 傍にはもう1匹の小ギツネとエゾライチョウのヒナがに2羽いました。
 アシグロタケ
 マスタケ 林道脇でオレンジのキノコが目立っていました。
2015年8月24日(月曜日)曇り時々雨
★オンネトー周辺巡視
 オンネトーの湖岸を巡る約1.5キロメートルの周遊コースです。
 降ったり止んだりの天候の中、遊歩道を散策するグループが数組いらっしゃいました。 木道の一部が破損している箇所がありますので、通行には十分注意をお願い致します。
 新たな破損箇所にピンクテープで印をつけました。
 雌阿寒温泉側の入林届けポストの周辺のササが伸びていたので、ササ刈りをしました。
雌阿寒岳は7合目までしかのぼれませんが、8月17~23日までは70名、オンネトー野営場側は76名の入林者がいらっしゃいました。
阿寒富士に目標を変えている方も多いようです。
 遊歩道の途中にある危険木の周囲に張ってあるロープに「立入禁止」と新たに「迂回」の標識をつけました。
★オンネトーの動植物
 巣立ったばかりのオシドリのヒナ
 アマガエル 葉っぱの上と下に1センチメートル位の小さなカエルが2匹いました。
 タマゴタケ 野営場のすみで見つけました。
 マクキヌガサタケの幼菌 倒木の上で1週間前に見つけましたが、少し成長しているようです。
このキノコは、熟時殻皮を裂開させて数時間でその姿を現します。 そのだめ、その瞬間を見ることは中々難しいキノコです。
2015年8月20日(木曜日)曇りのち晴れ
★美利別本流林道巡視
 左側の一番高いところがクマネシリ岳の頂上ですが、頂上とは思えないような広い場所です。
 美利別の滝です。高さはないですが、連日の雨で水量が増え、となりにも小さな滝ができていました。
 道道本別留辺蘂線からの入口にあるクマネシリ岳の標識です。 標識の根本の草刈りをしました。
林道を約11キロメートル進むと、入林ポストがあります。 5月31日から8月2日までの入林者は11名です。
 2番目のクマネシリ岳の標識です。
ここから左側の道路を進みますが、連日の雨で路面がかなり荒れていますので、 普通乗用車は通行が困難な箇所があると思われます。
その他の車も通行には十分注意をお願いいたします。

このような雨裂が出来て、荒れた箇所が所々ありますので、注意をお願い致します。
 ダイモンジソウ 美利別の滝の傍で見かけました。
 エゾシカ ダムのフェンスの中で最初は3頭、5頭、最後は8頭になっていました。
 エゾライチョウ 林道では何組ものエゾライチョウの親子を見かけます。
2015年8月17日(月曜日)曇り
★オンネトー周辺巡視
 オンネトーブルーの透き通った湖底に沈む木々が、とても神秘的で、観光客の皆さんから「すごいきれい!」と感嘆の声があがっていました。 湖面に波のたたない日にしか見られない光景です。
 道路脇では、真っ赤に紅葉した木が見られるようになりました。
 百名山でもある雌阿寒岳の登山規制で、野営場も例年の3割程度の利用にとどまっているそうです。 雌阿寒温泉でも利用者は少なくなっているということです。 この日は3張りのテントが張ってありました。
★湯の滝巡視
 湯の滝の遊歩道は、家族連れの方にも人気があり、この日も3世代で歩いている方がいらっしゃいました。
★オンネトーの動植物
 エゾアカガエル(傍にもう1匹いました)
 クマゲラの食痕と思われます。 近くで2羽が鳴き交わしていました。
 オオシオカラトンボ
 ハナビラタケ
 トドマツの葉を高く積み上げた、小さな黒い蟻の巣です。 たくさんの蟻が出入りしていました。
2015年8月6日(木曜日)曇り一時雨
★奥トマム林道巡視
 雨の中の陸別北稜岳山小屋です。
 7月9日から8月1日までの入林者は8名でした。
★オンネトー巡視
 雨にもかかわらず、観光バスやレンタカーで観光客の皆さんが訪れていましたが、雌阿寒岳や阿寒富士、オンネトーの美しい姿を見ることが出来ず、残念そうでした。
 7月28日に雌阿寒岳の火口周辺警報(レベル2火口周辺規制)が発表されてから、野営場や雌阿寒温泉を利用される方が激減しています。
夏休みに入り、いつもであれば賑わっている野営場ですが、この日のテントは2張りでした。 火口から500メートル(7合目から上)は立入禁止ですが、ふもとは規制されていませんので利用してください。
 野営場のテーブルの上に、トドマツの種子で芸術作品が作られていました。
 オオルリボシヤンマの産卵です。 近くでは美しい色の♂同士が戦って、羽がぶつかる音がしていました。
 タマゴタケ今年初めて見た美しいキノコです。
2015年8月3日(月曜日)晴れ
★本別沢林道巡視
 本別沢林道から雨後滝山林道への入口です。 7月9日~19日までの入林者は6名でした。
 本別沢林道上に倒木がありました。風の影響か幹の上部から折れていました。
 作業のため車を停めたとたんキンメアブの大群が襲来し、作業中ずっと纏わり付いていました。
 車のマフラー付近にキンメアブが集まり、熱さか、排ガスによってくるのでしょうか。 車の中にも入り込み大変でした。
 本別沢林道脇でエゾシカの親子に遭遇しました。 人がいても全然気にすることなく、親子で食事に夢中でした。
 林道脇で緑の中に鮮やかなタモギタケの黄色が目に入ります。 このキノコは少し成長しすぎているようです。
2015年8月2日(日曜日)曇りのち晴れ
オンネトー周辺
★全国一斉自然公園クリーンデー(オンネトー地区)
 オンネトー地区は「クリーン阿寒」として、3コースに分かれて清掃活動を行いました。 町内外からの関係者を含め、54名の参加者が雌阿寒温泉駐車場に集まり、開会式が開催されました。
 Aコースアカエゾマツ純林探勝路コースは、駐車場にあるコース入口から出発し、 森林浴をしながら約2.4キロメートルを清掃しました。
 Bコース湯の滝遊歩道コースは、バスで湯の滝遊歩道入口まで移動し、往復約2.8キロメートルの距離を清掃しました。
 Cコースオンネトー車道付帯コースは、駐車場から道道オンネトー線に沿って、約3.0キロメートルの距離を清掃しました。 このコースは左手に雌阿寒岳と阿寒富士、オンネトーを見ながらのコースです。
 途中の展望デッキでは、頂上は少し雲に隠れて見えませんでしたが、大勢の観光客の皆さんが、雌阿寒岳と阿寒富士をバックに記念撮影をしていました。
雌阿寒岳は7合目から上は、立入禁止の規制がかけられていますが、遊歩道は規制されていませんので、火山活動に関する情報を確認して通行してください。
 湖の水際は、野営場区域外ですので、テント設営、たき火、炊事は禁止になっていますが、このようなゴミが散乱していました。お互いに気持ちよく利用できるようにマナーを守りましょう。
 3コースのゴミをすべて集めましたが、ゴミは非常に少ない量でした。 これからも美しいオンネトーを守っていきたいものです。
 7月28日から、雌阿寒岳7合目から上は立入禁止の規制がかけられたため、 この日の登山者はほとんど見られませんでした。
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