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北海道森林管理局

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    令和5年度技術開発成果発表会を開催(令和5年10月25日)

    10月25日(水曜日)、北海道森林管理局中会議室において、森林総合研究所(北海道支所・林木育種センター北海道育種場)、北海道立総合研究機構森林研究本部(林業試験場・林産試験場)、森林技術・支援センター共催による令和5年度「技術開発成果発表会」を開催しました。
    この発表会は、地域の森林づくりに関する研究成果を幅広く知っていただくため開催しており、今年は記念すべき10回目となります。
    昨年同様新型コロナウイルス感染拡大防止のため、発表会場への入室は発表者及び関係者に限定し、視聴希望の皆様にはWeb方式により配信させていただくこととしました。

    発表会場の様子
    【発表会場の様子】

    当日は、会場とWebを合わせ60名以上の皆様に視聴して頂きました。

    最初に北海道森林管理局森林技術・支援センター谷村森林技術普及専門官から、「広葉樹資源を持続的に育成するための取組」と題して、広葉樹資源を持続的に育成していくための更新補助作業として行った、地がきと、根返しを組み合わせた試験内容とこれまでの調査結果を紹介しました。
    谷村森林技術普及専門官
    【谷村森林技術普及専門官】

    森林総合研究所林木育種センター北海道育種場の福田陽子育種研究室長からは、「カラマツ属の次世代育成と特定母樹の早期普及に向けた取り組み」と題して、カラマツ属の次世代育成に向けた取組みとつぎ木による増殖効率の向上に向けた技術開発について紹介がありました。
    福田陽子育種研究室長
    【福田陽子育種研究室長】

    道総研林業試験場森林環境部環境グループの渡辺一郎研究主幹からは、「機械検知による原木丸太直径の測定精度」と題して、ICTハーベスタや写真検知ソフトなどの機械検知による原木丸太の測定精度を調査し、測定データの信頼性の検証について紹介がありました。
    渡辺一郎研究主幹
    【渡辺一郎研究主幹】

    道総研林産試験場性能部構造・環境グループの秋津裕志専門研究員からは、「道産ダケカンバ材の野球バット適正」と題して、北海道の広葉樹で比較的成長が早く更新が簡単なダケカンバ材が密度や強度でバッドに向いているということから、硬式野球バッドとして適用できるのかの検証について紹介がありました。
    秋津裕志専門研究員
    【秋津裕志専門研究員】

    森林総研北海道支所嶋瀬拓也地域研究監からは、「広葉樹材需要をめぐる近年の動き」と題して、近年良い材が昔のように出てこない中、いま入手可能な材を使いこなそうとする業界の取り組みとその成果について紹介ありました。
    嶋瀬拓也地域研究監
    【嶋瀬拓也地域研究監】


    参加者からのアンケートでは、

    • 国産広葉樹材の需要は増加すると思われるが、広葉樹資源の持続的利用方策が求められるのではないか。
    • ライブ配信は自室でも視聴できるので、便利だと思います。会場参加と併用でも結構ですので、これからも続けていただければと思います。
    • 現在手作業で行われることの多い、立木の調査(樹種判別および胸高直径や樹高の測定)について、素人でも安全、簡易、スピーディーに測定できる技術があればよいと感じた。

    などの感想を頂きました。

    今後も、森林づくりに係わっている方々に対し、参考となる技術情報等について、発表会等を通じて発信して行きたいと考えています。

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    お問合せ先

    森林技術・支援センター

    〒095-0015
    北海道士別市東5条6丁目
    TEL 0165-23-2161
    TEL 050-3160-5755(IP)