このページの本文へ移動

北海道森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    韓国山林庁から試験地視察(令和元年5月29日)

    令和元年5月29日(水曜日)に、韓国山林庁国立山林科学院山林技術経営研究所から2名の研究者(通訳として北海道大学大学院農学研究院から1名)が、北海道におけるカラマツの天然更新の事例調査のため、森林技術・支援センターの試験地の視察に訪れました。

    当センターでは、平成27年度~平成30年度の技術開発課題(課題名「北海道における低コスト再造林を目指した天然更新活用型作業方法とその効果の検証」)の中で、カラマツの天然更新について取り組んできました。(現在は経過観察中)

    当課題では、北海道内における人工林資源の成熟に伴って主伐再造林の増加が見込まれる中、着実に再造林を進めるための低コスト化技術として、ササの地下茎を除去する地がきを導入した天然更新の活用に向けた効果的な地がき方法の開発と導入条件について検証してきました。

    当日は上川南部森林管理署内に設定した主伐(帯状伐採)後の実証試験地において、課題の成果について説明するとともに、カラマツの天然更新の作業方法、天然更新の確実性をより向上させるための要因や更新後の保育手法等について意見交換をしました。
    また、韓国研究者からは韓国の林業動向や天然更新事例について紹介して頂くなど、非常に有意義な時間を共有することができました。

    主伐再造林における低コスト化への取り組みや天然更新技術の活用については、韓国でも重要な政策課題となっているということで、今後も両国の技術交流ができればというお話もありました。

    山嵜森林技術専門官による説明
    山嵜森林技術専門官による説明


    地がきから4年目の様子
    地がきから4年目の様子

    森林技術・支援センターでは、今後においても成果の普及を行うため、このような技術開発試験地視察を積極的に受け入れていきたいと考えています。




    topへ戻る

    お問合せ先

    森林技術・支援センター

    〒095-0015
    北海道士別市東5条6丁目
    TEL 0165-23-2161
    TEL 050-3160-5755(IP)

    PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
    Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

    Get Adobe Reader