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北海道森林管理局

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     「技術開発課題現地検討会」を各試験地で実施(平成27年9月7~8日)

    森林技術・支援センターは、技術開発の目標、計画、評価及び成果の普及指導方法等について、学識経験者等で構成される「技術開発委員会」の助言、指導をいただきながら技術開発課題に取り組んでいます。

    9月7~8日の2日間にわたり、当センターが技術開発に取り組む美瑛町と南富良野町にある各試験地のフィールドにおいて、技術開発委員の皆様をお招きし現地検討会を開催し、現地の状況を確認いただくとともに、現地に即した助言等をいただきました。

     

    1.北海道における低コスト再造林を目指した天然更新活用型作業方法とその効果の検証(南富良野町幾寅 9月7日)

    当課題は、平成27年度から3年間の技術開発課題(森林総合研究所北海道支所と共同研究)となっており、この試験地は、トドマツ高齢人工林(昭和27植栽 林齢63年)を帯状に伐採した箇所(40×200メートル)です。

    通常であれば地拵え(じごしらえ:苗木を植える場所を作る作業)をして、植付けを行うのですが、ここの林況は周辺に広葉樹の母樹もあり、天然力を活用しての更新(種(実生)から小さな稚樹が発生すること)が期待出来ることから、低コストでの再造林、森づくりの方法を開発することを目的として試験を取り組んでいます。

    当課題については、今年度からということもあり、今後、更新の経過を見守ることになります。

    カラマツの天然更新を図るための大型機械による地拵え箇所1

    カラマツの天然更新を図るための大型機械による地拵え箇所2
    カラマツの天然更新を図るための大型機械による地拵え箇所
     

    2.北海道型作業システムを踏まえた路網作設に伴う林業生産コスト低減の検証(美瑛町上俵真布 9月8日)

    この課題は昨年度から3年間の計画で、上川中部森林管理署が管轄する美瑛町上俵真布(かみたわらまっぷ)の国有林で取り組んでいます。

    この試験地では、林業専用道の作設密度を高くし、木材の搬出にかかる木材運搬車の走行距離の短縮とスピードアップを図り、伐採から搬出までの作業全体の効率化によって、木材生産コストを低減することを目的としています。

    北海道型作業システムの現場1

    北海道型作業システムの現場2
    北海道型作業システムの現場

     

    各試験地については、実際の事業実行現場が試験地となる技術開発でもあり、各委員からは多くのご助言・ご意見等をいただきました。

    森林技術・支援センターでは、技術開発委員の皆様のご助言・ご指導を技術開発課題に活かし、国有林や民有林への技術支援の取り組みに努めていきたいと考えております。

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    お問合せ先

    森林技術・支援センター

    〒095-0015
    北海道士別市東5条6丁目
    TEL 0165-23-2161
    TEL 050-3160-5755(IP)

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