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富士山-信仰の対象と芸術の源泉

富士山の世界文化遺産登録

平成25年6月に、カンボジアで開催された第37回世界遺産委員会において、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」を世界文化遺産に登録することが決定されました。

構成資産面積の9割が森林であり、特に、静岡県側の森林のほぼ全域が林野庁の管理経営する国有林野です。

林野庁では、関係省庁や地元自治体等と連携し、富士山の世界遺産としての魅力の維持・向上に務めています。


 

世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」概要

名称 「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」  Fujisan, sacred place and source of artistic inspiration
所在地 山梨県・静岡県
面積 構成資産面積:20,702.1ha、緩衝地帯面積:49,627.7ha
構成資産面積の約9割が森林であり、そのうち約4割が国有林野。
構成資産の
保護措置
文化財保護法、自然公園法及び国有林野の管理経営に関する法律
登録基準への適合 クライテリア(iii)独立成層火山としての荘厳な富士山の形姿は、間欠的に繰り返す火山活動により形成されたものであり、古代から今日に至るまで山岳信仰の伝統を鼓舞し続けてきた。頂上への登拝と山麓の霊地への巡礼を通じて、巡礼者はそこを居処とする神仏の霊能を我が身に吹き込むことを願った。これらの宗教的関連性は、その完全な形姿としての展望を描いた無数の芸術作品を生み出すきっかけとなった富士山への深い憧憬、その美しさへの感謝、自然環境との共生を重視する伝統と結び付いた。一群の構成資産は、富士山とそのほとんど完全な形姿に対する崇敬を基軸とする生きた文化的伝統の類い希なる証拠である。

クライテリア(vi)湖沼及び海から立ち上がる独立成層火山としての富士山の図像は、古来、詩・散文その他の芸術作品にとって、創造的感性の源泉であり続けた。とりわけ19世紀初期の葛飾北斎及び歌川広重により浮世絵に描かれた富士山の図像は、西洋の芸術の発展に顕著な影響をもたらし、今なお高く評価されている富士山の荘厳な形姿を世界中に知らしめた。
構成資産

1 富士山域

  1-1 山頂の信仰遺跡群

  1-2 大宮・村山口登山道(現富士宮口登山道)

  1-3 須山口登山道(現御殿場口登山道)

  1-4 須走口登山道

  1-5 吉田口登山道

  1-6 北口本宮冨士浅間神社

  1-7 西湖

  1-8 精進湖

  1-9 本栖湖

2 富士山本宮浅間大社

3 山宮浅間神社

4 村山浅間神社

5 須山浅間神社

6 冨士浅間神社

7 河口浅間神社

8 冨士御室浅間神社

9 御師住宅(旧外川家住宅)

10 御師住宅(小佐野家住宅)

11 山中湖

12 河口湖

13~20 忍野八海

21 船津胎内樹型

22 吉田胎内樹型

23 人穴富士講遺跡

24 白糸ノ滝

25 三保松原

 

 

お問合せ先

森林整備部森林利用課
担当者:森林環境保全班
代表:03-3502-8111(内線6216)
ダイヤルイン:03-3501-3845

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