林業普及指導事業の概要
林業普及指導事業とは
林業普及指導事業では、林業技術の改善や林業経営の合理化、森林の整備等を促進し、森林の有する多面的機能の発揮と林業の持続的かつ健全な発展のために、都道府県に林業普及指導員を設置し、森林所有者等に対して、地域の実情に応じた以下のような活動を行っています。(林業普及指導推進要綱(PDF : 111KB))・試験研究機関と一体となった新たな技術や研究成果の実証・指導
・森林・林業に関する技術及び知識の普及と森林施業に関する指導
・市町村森林整備計画の作成・達成に必要な技術的援助等の協力
・林業大学校等の支援等
また、林野庁では林業普及指導事業を円滑に実施するため、林業普及指導運営方針(PDF:165KB)を定めています。
林業普及指導員と関係機関等の関係(模式図)

林業普及指導員資格について
林業技術・知識の普及・指導等を実施するため、林業一般区分、地域森林総合監理区分の2種類の資格試験を実施しています。(ア) 林業一般区分の資格者:都道府県の林業普及指導員として、森林所有者等への林業技術及び知識の普及等を実施。
(イ) 地域森林総合監理区分の資格者:主として市町村の森林・林業行政への技術的支援等を実施。「森林総合監理士」と呼ばれています。
林業普及指導事業交付金
国(林野庁)は、林業普及指導員の活動を支援するため、(1)林業普及指導員の設置や巡回指導
(2)林業普及指導員の資質向上のための技術研修、シンポジウム等の開催
(3)試験研究の成果等の現地実証、計画的な情報活動のための情報システム整備
(4)林業大学校等を対象とした講義や実習の実施、林業後継者の育成(高校生の就業体験等)・確保
(5)ICT等を活用した新たな林業技術や専門的知識の普及
等に対して、支援を行っています。
林業普及指導員シンポジウム
林業普及指導員シンポジウムは、林業普及指導員同士が互いに研鑽し、全国各地における現状や課題を共有して今後の林業普及指導活動につなげることを目的に開催しています。ブロックシンポジウムは、全国6ブロック(北海道・東北、関東・山梨、中部・北陸、近畿、中国・四国、九州)において開催し、林業普及指導員が都道府県別に取組の成果を発表します。全国シンポジウムでは、各ブロックの優秀発表者がブロック代表として発表します。お問合せ先
森林整備部研究指導課
担当者:普及教育班
代表:03-3502-8111(内線6210)
ダイヤルイン:03-3502-5721