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平成24年度准フォレスター研修日誌2(2)

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1(2)  1日目  2日目  3日目   4日目  5日目
2(1)  1日目
  2日目  3日目  4日目             
2(2)  1日目  2日目  3日目  4日目             

  准フォレスター研修2の第2回が始まりました~1日目(平成24年9月18日)

 本日から、東北ブロックの准フォレスター研修2の第2回が岩手県盛岡市の「ホテルエース盛岡」において始まりました。

     研修生は、准フォレスター研修1を受講した福島県を除く東北5県の林業普及指導員等25名、森林管理署の流域管理調整官4名、合計29名が参加しています。研修生は、4日間の日程で講義演習等の研修を受講します。

 

オリエンテーション

講師、スタッフ紹介、スケジュール、アンケート、ふり返りシート等について説明を行いました。

 オリ2  オリ1 

                                     研修進行:川嶋プロセスマネージャー                                                        研修運営委員の東京大学酒井教授の紹介

 

1週目の研修後今日までの間、准フォレスターについて、何をしたか?何を考えたか?誰と何を話したか?班内で話し合いをしました。

オリ3  オリ4

オリ5  オリ6

オリ7  オリ8

オリ9  オリ10

 

研修1のふり返り 

パワーポイントで研修1の講義演習等を思い出しました。 

ふり1  ふり2 

講師:林野庁 下平監査官 

 

フォレスターの役割の再確認と研修2の全体像

    研修生は、研修1で学んだフォレスターの役割である「構想作成」、「合意形成」、「構想実現」について再確認するとともに、研修2では森林林業を地域の振興につなげるビジョンを構築できる能力及びプレゼン能力と合意形成能力を習得することが目標であることを理解しました。

確認1  確認2 

 

森林資源循環利用構想策定演習(林業専用道の検討)(講義)

    この講義・演習のねらいは、現地実習に先立ち、1,000ha程度の団地を対象として、市町村森林整備計画を念頭に、間伐の計画と林業専用道の整備計画を大局的に検討することです。

専用道1  専用道2

講義により、林内路網の体系及び林業専用道の役割と特徴、作業システムと路網の関係等について情報を再確認しました。

 

森林資源循環利用構想策定演習(演習対象地域の概要と演習手順の説明)

    本演習では、 研修1で学んだ森づくりの考え方、計画制度、路網作業システムと効率的な路網等についての情報を再確認した上で、間伐適期の人工林が太宗を占める1,000ha程度の団地を対象に、間伐の年次計画と林業専用道の配置を班毎に検討します。

 

演習地の地形地質、気象及びアクセス条件等の説明

説明1  説明2

講師:東北森林管理局 細田企画官

 

・演習手順の説明

説明3   説明4

 講師:東北森林管理局 一ノ宮企画官

 

森林資源循環利用構想策定演習(間伐の年次計画林業専用道の整備計画の検討)

明日の現地実習の前に、机上で林業専用道配置等の検討図化及び問題点等を整理し、現地確認する箇所を決定します。

構想1  構想2

構想3  構想4

構想5  構想6 

構想7  構想8 

構想9  構想10 

構想11  構想12 

 

ふり返り 

1週目終了後に生じた疑問や感想などをふり返りシートに記入しました。 

返り1  返り2 

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 研修2日目(平成24年9月19日) 

森林資源循環利用構想策定実習(地形、地質、林況、既存の路網等現地条件の確認)  

岩手県盛岡市姫神岳国有林において、森林資源循環利用構想策定の実習を行いました。

    本実習のねらいは、机上演習で林業専用道の配置を検討した1,000ha程度の団地を対象地として、現地条件に応じて、地形の遠望、地質及び 水系の確認、周辺の土地利用における社会条件等を観察、確認し、現地調査の方法及びポイントを習得することです。
 

・確認ポイント等の説明

実1  実2 

  

     研修生は、1000ha程度の対象地において、徒歩やバス移動しながら、(ア) 地形の遠望、(イ) 地質土質、林況、水系の状況、(ウ) 既設の公道林内路網の状況等、対象地の林業ビジョンを描くにあたり参考となる情報を実際に確認しました。また、土場や森林作業道の取付位置などを検討しました。

実3  実4

実5  実6

実7  実8

実9  実10

実11  実12

実13  実14

実15  実16

実17  実18

実19  実20

 

森林資源循環利用構想策定演習(林業専用道の検討、ビジョンの策定、発表準備)

現地実習を終えて研修会場に帰着後、

(ア) 地域の状況を踏まえた森林の経営ビジョンの検討、

(イ) 現地実習を踏まえて検討した林業専用道の新設路線配置の検討、

(ウ) 間伐指定のある箇所について、間伐の実施と路網整備とのマッチングを考慮しながら年次計画を策定、

(エ) 年次ごとの木材生産の売上と整備にかかる経費を試算、

(オ) 10年間の森林経営のビジョンを策定、発表準備、

の作業を行いました。

検1  検2 

検3  検4

検5  検12

検7  検8

検9  検10

検11   検6

 

明日の発表方法について再度確認しました。

検13  検14

 

全班時間内で完成しなかったため、時間外にも作業を実施しました。

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 研修3日目(平成24年9月20日) 

森林資源循環利用構想策定演習(発表準備、発表、ディスカッション)

    本演習のねらいは、10年間の間伐計画及び路網整備計画を含む総合的な森林整備の構想策定を通じて、市町村森林整備計画における木材生産を中心とした団地の中長期的な森林林業の経営ビジョンを構築するための能力を高めることです。また、コミュニケーションプレゼンテーションの講義の内容を実践し、合意形成のための効果的なプレゼンテーションと建設的な議論を行うための能力の向上を図ります。

 

【発表準備】

    前日の作成しました林業専用道の路線配置と整備計画、間伐の年次計画、経営ビジョンの発表資料の修正、発表の分担を決めるなど、発表準備を行いました。

発1  発2

発表時間、方法、質問等について説明

発3  発4

発5  発6

 

【発表ディスカッション】

本演習では、一定の広がりがある森林を対象として10年間にわたる経営ビジョンを様々な視点から検討し、とりまとめることを通じて、

(ア) 個々の所有単位経営単位を超えて、集約的かつ効率的な森林整備の戦略を策定し、市町村長等に提案実行していく感覚を養う。

(イ) 中長期的な視野に立って、短期的な利害得失を調整する視点を与える。

(ウ) 立場の異なる多様な関係者の合意を得ることを意識した総合的な計画策定を疑似体験する。

同時に、グループ討議や全体討議を通じて、建設的効率的な議論の進め方や、発表を通じて効果的なプレゼンテーションの方法を習得します。

 

<班毎に発表、質疑応答>

・1班

発7  発8

発10  発11

発43  発12

発13  発14

 

・2班

発15  発16

発48  発47 

発17  発18 

発19  発20

 

・3班

発21  発45

発22  発23

発24  発25

発26  発27

 

・4班

発28  発29

発30  発49

発50  発31

発32  発33

 

・5班 

発34  発35

発36  発37

発51  発38 

発39  発40

発41  発42

 

【質疑】

フォレスターとしての相互質疑を行いました

質1  質2

質3  質4

質9  質5 

質6  質7 

 

東北森林管理局庄司森林施業調整官より、クマタカ等猛禽類生息地における保護方策の検討について説明

質8 

 

【講評】

東北森林管理局細田企画官より、局講師案を説明

講1

講2  講3

 

              東京大学酒井教授より発表に対するコメント                                  林野庁下平監査官より総括コメント     

講4  講5

 

市町村森林整備計画演習(演習説明) 

    本演習のねらいは、研修1及び研修2の学習内容を市町村森林整備計画に落とし込むとともに、その実現に向けた取組方策について検討を行い、川上から川下を統合的に捉えてまとめていくというフォレスターとしての能力意識を醸成することです。

 

講師の林野庁諏訪課長補佐より、演習の趣旨、これまでの研修との関連、作業内容等について説明

整1  整2 

整3  整16

 

外部講師2  外部講師3

              外部講師:森林総研 正木森林植生領域群落動態研究室長                                              外部講師:岩手大学 岡田教授

 

市町村森林整備計画演習(班内共有、計画策定、発表準備)

明日の発表に向けて班内で以下の作業を行いました。

(ア) 情報認識の共有、

(イ)  基本方針の検討(多面的機能のうち優先順位を何に置くのか、地域の森づくりについて何を目指すのか等)、

(ウ) 森林資源循環利用構想策定演習等を踏まえ、公益的機能別施業森林、木材生産機能維持増進森林のゾーニングを見直し、

(エ) 針葉樹人工林の更新方法について、天然更新完了基準書作成の手引き等に基づき、「植栽によらなければ適確な更新が困難な森林」を  指定。(→安易な天然更新、一律の人工植栽ではなく、技術に基づき現地の諸条件を踏まえた判断)、

(オ) 路網整備等推進区域の設定。人工林の齢級や蓄積、経営計画の策定状況、間伐を実施する必要がある森林を考慮。(→地域でどういう優先順位を付けて路網開設集約化 を実施していくのか)、

(カ) 林業専用道の予定線の記入

整4  整5

整6  整17 

整8  整9

整10  整11

整12  整13

整14  整15 

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 研修4日目(平成24年9月21日) 

市町村森林整備計画演習(発表準備、発表、ディスカッション)

 

発表時間、方法、質問等について説明

準1  準2

 

【発表準備】

前日の作成した発表資料の最終確認、発表の分担を決めるなど、発表準備を行いました。

準3  準4

準5  準6

準7

 

【発表ディスカッション】

    検討結果を論点ごとに意見発表しました。また、発表に当たっては、森林経営計画の樹立状況、間伐を実施する必要がある森林、既設基幹路網、素材生産や加工流通木材利用などの状況をどのように踏まえているのかについても発表しました。

 

<県ごとに発表、質疑応答>

青森県

デ1  デ2 

デ3  デ4 

デ5  デ6

デ7  デ8

デ9  デ10

 

岩手県

デ11  デ12

デ13  デ14

デ15  デ16

デ17  デ18

デ19  デ20

 

宮城県

デ21  デ22

デ23  デ24

デ26  デ27

デ28  デ29

デ30  デ31

 

秋田県

デ32  デ33

デ34  デ35

デ35-1  デ36

デ37  デ38

デ39  デ40

 

山形県

デ41  デ42

デ43  デ44

デ45  デ46

デ47  デ48

デ49  デ50

 

<講評>

評1  評2

評3  評4

評5  評6

評7  評8

 

研修全体のふり返り

    研修2を終えて、新たに獲得したこと、得た知識情報、ポイントや新たに見えてきた自分自身の課題等について、ふり返りシートに整理記録しました。また、準フォレスター研修を受けて、自身の地域職場に戻った後のToDoリストの作成や調整事項等を整理しました。

ふ1  ふ2

ふ3  ふ4

 

目指すフォレスター像(意見交換発表)

各班で目指すフォレスター像をとりまとめ、KP法により発表しました。

目1

 

1班

目2  目3

 

2班

目4  目5
 

3班

目6  目7

 

4班

目8  目9


 ・5班

目10  目11

 

通信研修について

研修終了後、下平監査官より通信研修について説明がありました。

連絡

 

閉講式

准フォレスター研修1、2の全日程を終えて、閉講式が行われ、東北森林管理局 青山指導普及課長から、以下のとおり挨拶がありました。

閉講

    「森林・林業の再生に向けて、森林法の改正をはじめ、各般の施策が推進されつつある中で、集約化の推進による規模拡大や路網整備と機 械化による低コスト作業システムの推進などを総合的に進めていく人材の要として、フォレスターに期待が寄せられています。来年4月から、国有林は一般会計に移行することとなるが、地域の森林のマスタープランとしていく上で、国有林との整合性、連携について念頭に置いて頂きたい。

    「この研修では、多くの研修生と知り合うことが出来たと思います。この研修生の人的ネットワークを活用して、情報共有を図りつつ、一緒になって課題解決に向き合っていくことが重要だと思います。今後は准フォレスターとして、さらに研鑽を積まれ、将来はフォレスターとしてのご活躍を期待しています。」                                              

最後に全員で記念撮影を行いました。研修生の皆さん、計2回、9日間の研修お疲れ様でした。

准フォレスター研修関連リンク

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お問い合わせ先

森林整備部技術普及課
ダイヤルイン:018-836-2053
FAX:018-836-2012