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近畿中国森林管理局

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    平成26年度第2回滑マツ保存会検討会の開催について(平成27年3月4日)

    ”滑マツ(なめらまつ)”というのは、滑山国有林に自生する樹齢200年以上のアカマツ大径材のことです。材の色合いが良く通直な銘木として昭和43年まで生産され、皇居新宮殿の内装材や錦帯橋の脚材にも使用されました。その後、マツ枯れや台風被害などにより本数が激減したことから、山口森林管理事務所では平成2年に滑マツの多く残る区域を滑山林木遺伝資源保存林に指定して伐採を禁止し、維持・保存に努めてきました。

    しかし、平成25年に調査したところ滑マツは38本しか確認できず、林床がササに覆われ稚樹が育ちにくくなっていることから、滑マツの後継樹の育成が難しい環境になっていることがわかました。
    そこで、地域の貴重な資源である滑マツを広く国民の皆様の応援を頂きながら保存・再生させていくため、平成26年3月に『滑マツ保存会』を設立し、保存会メンバー等による活動として、これまで平成26年6月に第1回検討会の開催と平成26年4月と11月に現地調査等を行いました。このようなことから、平成26年度の検討会・現地調査等を踏まえた、滑マツの保存・再生の方策等の実施報告及び平成27年度の活動方針の検討等を行うために、第2回目の検討会を3月4日に開催しました。

    ついては、事務局から平成26年度活動(取組)実績、平成27年度活動(取組)方針(案)及び滑マツの保存・再生に関するPR活動等を報告したところ、保存会メンバーの方々から滑マツを保存・再生するために、今後どのような取組を実施したらいいのかと意見を伺ったところ、保存会の方々から「地元の学校等へのPR」、「稚樹育成のための活動」、「イベントによるPR活動」等の貴重な意見をいただきました。

    また、今後においても滑マツに関するPR活動も保存会メンバーと行うとともに、次世代に滑マツを残すため、多くの方に知っていただける保護・育成活動等に繋げていきたいと考えています。

     

    第2回滑マツ保存会検討会1

    滑マツ保存会検討会の様子

    第2回滑マツ保存会検討会2

    滑マツ保存会検討会の様子

    第2回滑マツ保存会検討会3

    滑マツ保存会検討会の様子

    第2回滑マツ保存会検討会4

    滑マツ保存会検討会の様子

    お問合せ先

    山口森林管理事務所

    ダイヤルイン:050-3160-6155

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