山口森林管理事務所と山口市立徳佐小学校の森林環境教育～小枝で作る笛木ってすごい！～(平成25年10月21日)

 10月21日（火曜日）、山口市立徳佐小学校工作クラブの児童を阿東森林事務所に招き、森林環境教育の一環として木工教室を開催しました。
今回の木工教室は、山口森林管理事務所職員と山口市立徳佐小学校職員が、こども達に、身近な森林の恵みに触れ、森林への理解を深めてもらうため、わかりやすく、楽しめる教室として何か出来ないかといろいろと案を出し合った中、サクラの枝を使った笛づくりに取り組むこととしました。
当日は、小学校から歩いて5分程の近くにある阿東森林事務所に集合し、和室に机を並べて教室を開催しました。
最初に田口所長から笛の作り方の説明があると、こども達は「できるかな～」と少し不安げでしたが、作業を始めると不安はどこへやら、真剣な目つきで取り組んでいました。
サクラの枝に吹き口を作る作業では、小刀やのこぎりを使いましたが、六年生ともなるとさすがは最上級生、慣れた手つきで道具を使い上手に削っていました。
四年生の児童は、「初めての小刀」ということもあり、うまく削れず泣き出してしまう子も。しかし、泣きながらも諦めず、一生懸命最後まで取り組む姿に、逆に励まされる程でした。
全員の笛が「ピー」と鳴ったところで作業も終盤、吹き口を「口」に見立てて動眼を貼り付け、自分の名前を書いたネームプレートを付けたら、オリジナルの笛が完成！
目をたくさん付けて怪物にしたり、紐をはちまきの様に巻き付けている作品もあり、面白く、かわいらしい笛たちが勢揃いです。
最後に世界に一つだけの「木の笛」を持って記念撮影！みんなの輝く笑顔が印象的です。
学校までの帰路は作ったばかりの笛の音が鳴り響いていました。 

田口所長から作り方を聞くこども達 上手に出来るか少しドキドキ。	みんな、上手に削れるかな。
「ココに刃をこう当てて～」 お姉さんもコツを教えるのに力が入ります。	「う～ん・・こんな感じかなあ～」
どう、うまく音出るかな？	ネームプレートを付けたら完成だよ あと一歩がんばって
完成した「笛」を持ってハイチーズ！	世界にひとつだけの「木の笛」の出来上がり！！