再造林の省力化に向けたシカ被害対策に関する現地検討会
令和6年12月11日、山口県美祢市の豊田前公民館及び権現官行造林地にて再造林の省力化に向けたシカ被害対策に関する現地検討会を開催しました。
山口県内では、西部地域を中心にニホンジカによる農林業被害が増加している状況の中、今回の検討会では、近年山口県内で締結を進めているシカ被害対策連携協定*¹及び、シカの採食体勢に着想を得て考案された「小林式誘引捕獲法」*²を紹介するために開催したもので、国、地方自治体、森林整備法人、森林組合、民間事業体の実務担当者等28名の参加がありました。
はじめに、豊田前公民館において、所担当者から小林式誘引捕獲法の概要説明及びYoutubeによる罠の設置作業手順等の動画放映を行いました。次に、権現官行造林地に移動し、罠の設置の実演を行い、小林式誘引捕獲法の捕獲率の高さや設置が容易なことなどの利点を理解していただき、参加者にも罠の設置を体験してもらいました。意見交換では、参加者からは「設置も簡単で、初心者でもできそうだ」「場所を限定せずに設置できる分、罠の見回りが簡単」等の意見を寄せていただき、大変有意義な現地検討会となりました。
*1:自治体、猟友会、獣害対策協議会及び森林管理署等が相互に連携し、民有林と国有林が一体となったシカ被害対策を図ることを目的とする協定。
*2:シカが餌を食べる際に、口元の近くへ前足を置く習性を利用し、開発した捕獲方法。
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