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近畿中国森林管理局

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    ICTを活用した森林調査の普及に向けた取組に係る現地検討会(Cブロック)を開催しました(令和4年10月19日)

    令和4年1019日(水曜日)山口市阿東支所地域交流センター及び長門峡国有林において、ICT(Information and Communication Technology)を活用した森林調査の普及に向けた現地検討会を開催しました。ICTとは通信情報技術のことで、地上型3Dレーザースキャナ(OWL)、UAV(ドローン)や航空レーザ計測等の総称です。これらを活用した森林資源量の調査方法について、国有林野事業での活用事例等を紹介し、国有林を含む民有林での活用に向けた課題等について、意見交換等を行いました。

    当日は晴天にも恵まれ、森林整備センター山口水源林整備事務所・山口県・山口市・周南市・長門市をはじめ近隣の広島県・島根県・岡山県の林業事業体関係者等総勢81名の参加をいただきました。

    まず座学で、近畿中国森林管理局技術普及課坪倉企画官から、3次元点群データを用いた森林調査について、ICT等先端技術を現場レベルで活用する実践的な取組を説明し、アジア航測株式会社からは、国有林の森林資源に関するレーザ測量等による森林資源・境界情報のデジタル化等航空レーザ計測データの国有林野事業での活用等について紹介を行った後意見交換を行い、参加者からは「ドローンでの森林調査での安全性」や「ICT技術を習得する期間がどの程度必要か」など活発な意見が出されました。

    午後からは、アジア航測(株)によるセンシング技術を活用した森林調査のデモンストレーションを行い、3DレーザースキャナのOWL(アウル)とSLAM(スラム)の2機種による森林調査方法の違いやデータ解析方法等について説明を行いました。OWLの計測では、参加者も計測を行うなど興味津々の様子でした。森林資源把握を行う手法に大きく寄与することが期待されますが、機械購入における予算の確保などの課題があると考えられます。

    「今後も、ICTを活用した森林調査等普及啓発や技術者の育成等が必要」など意見をいただき、現地検討会を終了しました。

    ※SLAMとは「自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術」の総称になります。














    お問合せ先

    山口森林管理事務所

    ダイヤルイン:050-3160-6155