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近畿中国森林管理局

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    岩国市職員に対してICT技術を活用した森林調査の実演(令和3年8月26日)

    令和3年8月26日(木曜日)、岩国市の城山国有林内において、新型コロナウイルス感染症対策を講じたうえで、岩国市職員5名を対象に、3次元地上型レーザースキャナ(以下OWL)※の実演を行いました。岩国市では「錦帯橋みらい構想」で提案された「架け替えサイクル20年化」に基づいて、錦帯橋の架け替えに必要な木材を将来的に岩国市内の市有林で確保することとしています。そのため、市有林の森林資源量の正確な把握が必要となり、その取り組みへの支援の一環として今回の実演を行いました。

    最初に当所職員が調査区域について、事業実施に先立って必要となる森林調査簿等からの林況把握と法令制限の確認及び調査区域の表示方法等の説明を行いました。

    その後、OWLを用いた高精度な森林調査と操作方法などについて説明し、岩国市職員は実際にOWLを使った測定を体験しました。測定後はデータを現地でパソコンに取り込み、胸高直径、樹高、立木位置、本数、材積、立体画像等の測定結果をパソコンの画面で確認しました。市職員より、OWLの取り扱い方法、価格、森林資源量の把握方法等の活発な意見があり、地域のニーズに基づく支援に取り組むことができました。

    OWLで測定している様子
    OWLで測定している様子


    パソコン画面を操作している様子
    パソコン画面を操作している様子

    当所では、民国連携・民有林支援にも力を入れており、岩国市からのニーズ・要望に対応しながら今回の実演を行いました。今後についても引き続き、管内市町を対象として様々な支援に取り組んでいきます。

    ※3次元地上型レーザースキャナ
    計測対象にレーザーを放射状に照射し、周囲の情報を収集する装置。
    OWL(アウル)とはOptical Wood Ledger(光学的な森林台帳)の略で、林内から簡便に計測し、多くの情報を得ることが出来る3次元森林計測装置です。

    お問合せ先

    山口森林管理事務所

    代表:083-922-0386
    ダイヤルイン:050-3160-6155