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近畿中国森林管理局

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    山口県立山口農業高等学校で出前講座を開催(令和2年7月3日)

     

    山口森林管理事務所では、令和2年7月3日(金曜日)に山口県立山口農業高等学校環境科学科の2年生のうち森林資源コースを専攻している生徒15名を対象に出前講座を実施しました。

     今回で7回目となる出前講座では、所長と西山口首席森林官が講師となり、林業の就労者が減少している中、ひとりでも多くの生徒に林野庁を知ってもらい、将来林野庁への入庁を考えて欲しいとの思いも含め、森林・林業を学ぶ生徒に国有林の歴史や林野庁の役割や仕事、森林官の日常的な仕事について説明を行いました。

    所長からは、国有林の取り組みや、日本が世界有数の森林大国であること、戦後植栽したスギやヒノキの人工林が現在利用期に達しており、この木材を利用し再造林を進めることで山村の活性化につながるといった内容の講義を行い、それらを管理・経営するために林野庁や森林管理局、森林管理署等がどのような仕事を行っているかについて説明をしました。

     西山口首席森林官からは、現場の第一線で働く森林官の業務及び自然を相手にする仕事の魅力をテーマに、山を歩くだけでなく森林の各種調査や国有財産として森林の管理、森林教室等のイベントを通じた森林環境教育など多岐にわたる森林官の具体的な仕事について説明し、その後、森林官が現場作業で使用する道具類の説明を行いました。コンパス(測量機器)や測竿(木の高さを測る)に加え、安全対策用の「熊よけスプレー」や「ハチノック」(ハチ専用殺虫スプレー)など、普段の生活ではあまり目にすることがない道具に生徒たちは興味津々な様子で見入っていました。

     後日、今回の講義について生徒たちのレポートを拝見させていただきましたが、林野庁という組織について関心を持つことができたとの内容が多く見受けられ、私たちにとっても有意義な時間になったことがわかりました。

    令和4年度に、今回の講義を聴いた生徒の中から、私たちの職場に新たな仲間が一人でも増えることを楽しみにしたいと思います。

    出前授業の様子  森林官が現場で使用する道具の説明

                    〈出前授業の様子〉                              〈森林官が現場で使用する道具の説明〉

     

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