～県立山口農業高等学校で出前講座を開催～(平成30年6月14日)

平成30年6月14日（木曜日）、山口県立山口農業高等学校において、環境科学科（森林資源コース）の生徒を対象に、森林管理事務所職員が講師を務める出前講座を開催、就職活動が近い3年生2名（男子1名、女子1名）と、まだ具体的な進路を決めかねている2年生11名（男子9名、女子2名）について、それぞれテーマを分けて受講しました。

 

毎年この時期に実施している出前講座では、森林・林業を学ぶ生徒の皆さんに国有林を進路の選択肢としていただくため、林野庁の組織や仕事、採用に向けた情報などを実体験なども交えながら紹介しており、今回で5回目の開催となります。

 

2年生を対象とした講座では、所長から林野庁の組織から国有林の概要や業務について、西山口森林事務所首席森林官からは森林官の仕事と魅力について、また、係員からは女性職員の活躍と公務員試験について講義があり、それぞれについて質問を受けました。

森林資源の循環利用の話については、「どのくらいのサイクル期間で循環できるのか」などの質問があったほか、森林官が現場に持って行く携行品では、予防対策としての「熊よけスプレー」や「ハチノック」などの普通では目にすることのない物に興味を持った様子でした。

 

3年生を対象とした講座では、受講者が国家公務員採用試験を受験志望しているということで、試験の概要や面接についての説明の後、どのような人材が求められているのか等についても、アドバイスを行いました。

 

講義の最後に、所長から「受講時間が足りず、十分理解が得られなかったことについては、いつでも説明を行いますので、気軽に山口森林管理事務所にお越しください。」と受講者を後押しする言葉で出前講座を閉講しました。

 

今回受講された生徒の皆さんが無事試験に合格されるとともに、まだ進路を確定されていない方も国有林を志望していただき、国有林のみならず森林・林業を支える新たな担い手として活躍されることを期待しています。

所長から国有林志望を願う熱いメッセージ	経験を交えた受験対策についての講義