国有林は、国民の生命や財産を脅かす土砂の崩壊等を防いだり、生活に不可欠な良質な水の供給や木材の供給、地球温暖化防止や生物多様性の保全など皆さんの安全・安心・快適な生活を支えています。このため、積極的な間伐の実施、伐採林齢の長伐期化、資源を利用しながらの広葉樹林化等、多様で健全な森林づくりのほか、治山事業による山地災害箇所の復旧整備や維持管理、保安林の整備を進めています。
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地球温暖化防止への貢献
森林整備を通じて生産される木材は、住宅などに利用することで、地球温暖化の原因となるCO2を長期間貯蔵することができます。また、バイオマスとしてさまざまな利用をすることで地球温暖化の防止に大きく貢献しています。和歌山森林管理署では適切な森林経営をの推進に向け、間伐などの森林整備等を進めています。
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間伐の実施(高野山国有林)
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治山事業
土砂の流出、崩壊の防備や水源のかん養が特に求められている森林は「保安林」に指定し、良好な森林になるように整備しています。和歌山森林管理署が管理する国有林には重要な流域の水源林など、全体の93%の森林が保安林に指定されています。これらの保安林では、荒廃した河川に堰堤を設置したり、崩壊地に植生を回復させる山腹工などの「治山事業」を実施し、災害の防止に努めています。
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防風保安林(大浜国有林)

山腹工施工後の回復状況(野々川国有林)
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お問合せ先
和歌山森林管理署
〒646-0011
和歌山県田辺市新庄町2345-1
Tel:050-3160-6120/0739-22-1460