保護林

国有林では、大正4年に保護林制度を発足させて以来、森林生態系保護地域、希少個体群保護林、生物群集保護林といった優れた自然環境を有する森林の保護に取り組んできました。
ここでは、大山森林生態系保護地域以外の鳥取森林管理署が保護管理している保護林を紹介します。

生物群集保護林

地域固有の生物群集を有する森林を保護・管理することを目的に設定したものです。

三国山生物群集保護林（保存地区）

特徴：三国山における代表的なブナを主体とする高齢天然生林の保護を図る。

場所：鳥取県鳥取市佐治町山王谷国有林103林班内
鳥取県東伯郡三朝町中津国有林517、519、521～525林班内
面積：319.03ha

希少個体群保護林

希少な野生生物の生育・生息に必要な森林を保護・管理することを目的に設定したものです。

沖ノ山スギ・ブナ・トチノキ等遺伝資源希少個体群保護林 特徴：スギ、ブナ等の天然分布を保護し、林分の遺伝資源の保存を図る。 場所：鳥取県八頭郡智頭町沖ノ山国有林59林班 面積：88.16ha	山王谷スギ・ブナ・トチノキ等遺伝資源希少個体群保護林 特徴：スギ、ブナ等の天然分布を保護し、林分の遺伝資源の保存を図る。 場所：鳥取県鳥取市佐治町山王谷国有林94～96林班内 面積：114.72ha
扇ノ山ブナ希少個体群保護林 特徴：中国山地における代表的なブナ天然生林の保護を図る。 場所：鳥取県八頭郡八頭町扇ノ仙国有林8林班内 鳥取県八頭郡若桜町沢川国有林11林班内 面積：54.91ha	西鴨ブナ・ハウチワカエデ遺伝資源希少個体群保護林 特徴：西鴨におけるブナ、ハウチワカエデの遺伝資源の保存を図る。 場所：鳥取県倉吉市関金町西鴨国有林562、564林班内 面積：9.19ha