にちなん中国山地林業アカデミーへの支援として実習と講義を行いました
令和7年11月18・19日の2日間にわたり「にちなん中国山地林業アカデミー」7期生の現地実習と講義を行いました。この取り組みはアカデミーの設立時よりサポートチームとして当署が参画し、今回で7回目となります。
初日は、鳥取県江府町にある篠谷山国有林の再造林地で、「ヒノキコンテナ苗」の植栽とシカの食害を防ぐ「ツリーシェルター」の設置について実習しました。また、植栽区域を獣害防止ネットで囲む「シカ侵入防止柵」の設置方法と「ドローンを活用した侵入防止柵の点検手法」について講義を行いました。
2日目はアカデミーの教室で「鳥取森林管理署の取組」、「林業における安全対策」、「林業の低コスト化」、「3Dレーザースキャナ(OWL)の活用」、「積雪地域におけるシカ侵入防止柵の倒壊状況」について講義を行いました。
アカデミーの学生は2日間熱心に受講し、
・裸苗は植えたことがあるが、コンテナ苗は裸苗より楽に植えられた。
・植栽器を使って植えるのは便利だった。
・コンテナ苗の成長に興味がある。
・ツリーシェルター設置は初めて体験した。2人で作業したので手間なくできた。
・ドローン活用事例をもっと知りたい。
・シェルターや防護柵の設置コストは?
・コンテナ苗の樹種や価格は?
・シカ柵支柱の代わりにヒノキ立木を使用しているが問題ないか?
などの感想や質問が出され、より多くの知識や技術の修得しようとする熱意が感じ取れました。
鳥取森林管理署は今後も「にちなん中国山地林業アカデミー」をサポートし、将来の林業で活躍する人材の育成に向けた取組を行ってまいります。


鳥取森林管理署署長による講義 講義受講の様子
お問合せ先
鳥取森林管理署
ダイヤルイン:050-3160-6125




