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近畿中国森林管理局

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    真山国有林において造林事業に係る現地検討会を開催しました

       令和7年5月8日、真山国有林(鳥取県三朝町)において「新しい林業」の実現に向け、生産性の向上や低コスト再造林、獣害対策の取組の一環として現地検討会を開催しました。今回の検討会には鳥取水源林整備事務所、鳥取県、中国四国農政局から24名に参加していただき、当署職員も含め総勢38名の開催となりました。

       昨年の11月にも当事業地において開催した現地検討会ですが、今回は鳥取森林管理署が行っている事業内容及び鳥獣害防除の取組について説明を行い、さらに取組の経過報告とシカ防護柵の被害説明を実施しました。食害対策で設置したシカ防護柵でしたが今年特に多く積もった積雪の重みで柵が倒れたり、部品や杭が破損したりなどの被害がありました。
       当事業地は令和4年度に立木販売により皆伐された跡地で、令和6年度に森林整備事業(造林)として、地拵、植付と単木保護、防護柵の設置を実施しました。また、植付箇所には、成長に優れたエリートツリーの植栽、成長に応じた下刈りの実施による下刈り回数の削減、保育作業の負担減に向けた下刈り時期の弾力化の3点を検討する試験地を設定し、令和6年度から令和11年度までの6か年にわたり成長量調査を実施する予定です。
       自由見学の時間では参加者は熱心に植栽地を見学され活発な意見交換がなされました。
       最後に参加者質問の時間を設けましたが、シカ防護柵にかかるコストや試験地について、ツリーシェルターの苗への影響、植栽地の地形に応じたシカ防護柵の設置方法などに関するものがありました。鳥取森林管理署では植栽試験や現地検討会等を通じて、林業のコスト削減に向け引き続き取り組んでまいります。

       今回の現地検討会は、天候にも恵まれ快晴の下で開催することができました。お忙しい中参加していただいた皆様、ありがとうございました。


                                      署長挨拶の様子                                                                       シカ柵被害の様子

                                      自由見学の様子                                                                       意見交換の様子

    お問合せ先

    鳥取森林管理署

    ダイヤルイン:050-3160-6125