県職員を対象に国有林野事業における林業労働安全確保対策（請負事業）について講話しました

県職員森林整備事業等監督業務スキルアップ研修（国有林野事業における請負事業体等の労働安全確保対策）

  令和2年9月2日及び7日の2日間かけて県内3地区において、鳥取県及び鳥取県林業災害防止連絡協議会が主催する「県職員森林整備事業等監督業務スキルアップ研修」が実施されました。
  本研修は、県内の林業現場における労働災害が、8月末時点で既に昨年1年間の13件を超え18件発生するという憂慮すべき事態を背景として、「民有林における森林整備事業において、さらに効果的な安全対策の取組を実行すべきではないか。」との問題意識から、先般実施された「鳥取県林業リスクアセスメント研修会」（既報）に引き続き行われたものです。
  署長を含む3人の講師（外に鳥取労働局労働基準部長及び林業・木材製造業労働災害防止協会安全管理士）からは、県の事業担当職員を対象に、すでに承知の基本的な留意事項であっても、しつこく何度も何度も繰り返し現場で注意喚起すること、第三者に見られている意識を持って頂くことが重要であること及びひとたび災害が起こると本人だけでなく家族も悲痛な思いにさらされるなどの説明がありました。
  今後も、労働行政、林業行政、災害防止等関係団体及び林業関係団体等の各機関が更に強く連携して、県内の各林業事業体の労働安全対策が強化されるとともに、林業労働災害が0になることを願うところです。

                    
          署長講話中の様子（西部総合事務所日野振興センター会場）              鳥取県林業災害防止連絡協議会会長挨拶（東部農林事務所八頭事務所会）

  なお、当署署長は、既報の6月29日開催の「鳥取県林業リスクアセスメント研修会」での講話に続いて、追加で行われた8月26日開催の同研修会でも講話を行っています。