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近畿中国森林管理局

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    日南町にて企業見学を実施しました。


    令和6年3月5日、日南町樹木育苗センター、株式会社オロチ企業の企業見学を実施しました。

    午前中に見学した日南町樹木育苗センターは今後山林の皆伐再造林が進む中、需要が高まる苗木の安定供給を目指し、年間12万本のカラマツや少花粉のスギ・ヒノキコンテナ苗の生産を行っています。

    苗の生産能力を高めるため、種子の充実度を赤外線で測定し判別する「種子判別機」や、播種の作業効率の向上を可能とする「半自動播種機」を設置するなど最新技術を導入した施設です。

    また、発芽に適した環境を確保する「発芽庫」や苗コンテナへの自動潅水が可能な「栽培棟」が整備され、省力化、作業効率向上に目を向けた設備を見学することができました。

    01 ウッドカンパニーニチナン概要説明概要説明 02 育苗棟
    育苗棟

    03 カラマツコンテナ苗
    カラマツコンテナ苗

     

    午後は株式会社オロチを見学しました。

    株式会社オロチでは、丸太をLVL(単板積層材)に加工し、全国に出荷しています。

    大根の桂剥きのようにして、丸太を薄く剥いて作った単板を重ねて貼り合わせて作ります。

    LVLは強度のばらつきが少なく、建材として歩留まりが良いなどのメリットにより、様々な公共施設、住宅にも活用されています。

    併設されている工場では実際に丸太が加工される一連の様子を見学することができ、貴重な体験をすることができました。

    04 オロチ 概要説明
    概要説明
    05 丸太の状態
    加工の様子1
    06 単板加工後
    加工の様子2
    07 長さ調整
    加工の様子3
    08 完成後
    LVL完成品

    当署では苗の生産者(川上)、製材業者(川下)の意見や実態を踏まえた森林資源の循環利用が必要だと思っていますので、今回の企業見学は今後の事業を進める上で大変参考となりました。

    お問合せ先

    鳥取森林管理署

    ダイヤルイン:050-3160-6125