夏休みこども自然観察会(大志戸国有林)
令和7年8月2日、連合島根と「社会貢献の森」として協定を結んでいる「連合の森」において、「夏休みこども自然観察会」が開催されました。主催は連合島根、森林労連島根分会、連合島根雲南地区会議によるもので、子ども52名、家族スタッフ併せて128名の参加がありました。
今年の自然観察会では、「紙芝居」「木工教室」「魚つかみ体験」の3つのプログラムを行いました。
当署では、その中で「紙芝居」「木工教室」を担当し、森林教育として子供たちに木材の特性や森林に興味を持ってもらえるよう取り組みました。
1 開会式
開会式では、署長から「若い森林は二酸化炭素の吸収源として重要な役割を担っています。将来にわたって、このような森林を護っていくためには、次の世代を担う子供たちに森林に関心を持ってもらうことが大切です。」との話がありました。
今回の自然観察会が、子どもたちにとって森林への理解と関心を深めるきっかけとなることを祈って、イベントが開始されました。

(開会式)
2 紙芝居
最初のプログラムは紙芝居です。題名は「もくざいのひみつ」。主人公である小学生のハルヒが、ミクロサイズに小さくなって、木製の机の上を冒険するストーリーです。
私たちの身の回りには、木材が使われたものが数多くあります。では、なぜ木材が使われているのでしょうか。そんな疑問を、ハルヒの冒険を通して楽しく学べる内容となっています。
子どもたちはみんな物語に引き込まれ、最後まで静かに聴き入ってくれました。きっと木材のひみつに興味を持ってくれたことでしょう。


(紙芝居の様子)
3 木工細工
木工教室では、木の板を基盤に、世界に一つだけのオリジナルネームボードを作成しました。
子どもたちは木の枝で文字を作ったり、松ぼっくりやリボンで装飾したりして、それぞれ自由に思い思いの作品を作り上げました。
木の素材に触れながら、自然のぬくもりを感じるネームボードを完成させ、子どもたちは満足そうな顔をしていました。


(完成した作品)
4 魚つかみ体験
最後に、水着に着替えて魚つかみ体験を行いました。
森の中を流れる川の水の冷たさにはしゃぎながら、泳ぎ回る魚を捕まえようと頑張っていました。
素早く泳ぐ魚にみんな苦戦していましたが、スタッフのサポートもあり、無事捕まえることができました。達成感と自然に囲まれた気持ちよさで、笑顔あふれる時間となりました。
捕まえた魚はスタッフが塩焼きにして、お昼ご飯としていただきました。


(魚つかみ)
5 閉会式
魚を食べ終えて一息ついた頃、全てのプログラムが終了し、閉会式が行われました。

(集合写真)
暑さの厳しい日でしたが、誰も怪我をすることなく、無事にイベントを終えることができました。
この森林教室を通して、これからもたくさん木材に触れ、木の魅力に興味を持っていただけたら、私たちスタッフも大変嬉しいです。
お問合せ先
島根森林管理署
担当者:総務グループ
ダイヤルイン:050-3160-6130