「作業日報分析による生産性向上」現地検討会を開催しました。
令和6年11月6日、島根県美郷町において、島根県、浜田市、林業関係団体職員など30名が参加して、林業の伐採現場における生産性の向上と林業労働災害の防止に向けた勉強会及び現地検討会を開催しました。

【開会あいさつ】 【勉強会の様子】
島根県では、戦後植栽された多くの森林が利用期を迎えており、県農林水産基本計画では「伐って・使って・植えて・育てる」循環型林業の実現によって林業・木材産業の発展と環境保全の両立を目指しています。そのため、森林の伐採から丸太の生産・運搬などを効率的に行い、再び新たな森林を育成する林業の展開が求められています。しかしながら林業事業体では、林業従事者の確保と併せ、いかに安全に効率よく低コストで山から木材を伐採・搬出するかが課題となっています。日々の森林作業の内容の分析などを通じ、無駄なく森林作業を効率よく行うための作業のポイントなどを分かりやすく解説しました。



【生産性向上のためのポイント解説】 【参加者と意見交換】 【作業日報分析の説明】
当日会場では、国有林は林道が狭いが、生産性を向上するためには、伐採した木材を何処に集積すればよいかや、木の伐倒方向や木材運搬の機械の大きさなどについて意見交換を行いました。



【森林作業現場の見学の様子】 【ウインチによる伐採木の集材】 【フェラーバンチャザウルスロボでの伐採】
午後からは曲山国有林の森林作業現場において、フェラーバンチャザウルスロボによる木材の伐採や、ハーベスタによる丸太生産の様子を見学したほか、効率的な作業のための意見交換などを行いました。
お問合せ先
島根森林管理署
ダイヤルイン:050-3160-6130