このページの本文へ移動

近畿中国森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    シロダモ

     秋に実る赤い果実

     

     秋に咲く黄褐色の花と白い葉裏

     

     春、白く美しい新芽

     

    シロダモ(クスノキ科)
    Neolitsea sericea 

     東北地方南部以南に分布するクスノキ科の常緑高木で、高さは10~15メートルになります。

     耐寒性が強く、宮城や山形、北陸地方にも分布しています。

     花は秋、雌雄別株で黄褐色の小さな花が葉腋に集まって咲きます。

     赤い果実も翌年の秋に熟すので、雌株では花と実を同時に見ることができます。

     葉は、枝の先に集まってつき、全縁で三脈が目立つことと、葉裏が白く、ロウ質に覆われていることが特徴です。

     

      和名の由来

     別名「シロタブ」ともいい、葉裏が白いことが和名の由来です。

     同じクスノキ科のタブノキの古名を「タモ」といったことから、葉裏の白いタブノキという意味になります。

     クスノキ科の樹木には独特の芳香のあるものが多く、シロダモにも葉を揉むとかすかな芳香があります。

     
     クスノキ科で、シロダモと同様に葉の三行脈が目立つ樹種に、「クスノキ」「ヤブニッケイ」があります。どちらも強い香りがありますが、クスノキの葉は他の2種に比べると小さめで幅がやや広く、樹皮が細かく縦に割れることが特徴です。ヤブニッケイはシロダモによく似ていますが、葉や茎に芳香があることと、葉裏が緑色であることにより区別できます。

    お問合せ先

    滋賀森林管理署

    〒520-2134
    滋賀県大津市瀬田3-40-18
    Tel:050-3160-6115/077-544-3871