ネギシ
真っ白い花

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花材にされる冬芽をつけた赤い枝

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ネジキ(ツツジ科) Lyonia ovalifolia
本州以南に分布するツツジ科の落葉樹で、高さは2~7メートル、直径は太いもので25センチほどになります。
山地の乾燥した尾根や斜面などに多く生育し、灰黒褐色の樹皮が薄くはがれることと、生長につれて幹がねじれることが特徴です。
花は初夏、壷形の白い花が下向きに整然と並んで咲く姿がかわいらしく目を引きます。
また、冬芽や若枝は赤褐色で光沢があり美しいことから花材に使われ、材は緻密でかたいため櫛や傘の柄などに使用されますが、有毒植物といわれています。
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和名の由来(捩木)
幹がねじれることから「ネジキ」の名前が付けられたと考えられますが、幹のねじれの少ない個体やねじれのない個体もあります。また、「アセビ」のようにネジキとそっくりに幹がねじれる樹種もあります。
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ネジキそっくりに幹がねじれる「アセビ」はツツジ科の常緑樹で、高さ1~8メートルになり樹形も似ていますが、葉の形や落葉するかしないかで容易に区別することができます。
他にも、ネジキそっくりに樹皮が縦に割れて薄くはがれる樹種に、ツツジ科の「ナツハゼ(落葉樹)」や「シャシャンボ(常緑樹)」があります。いずれも花の形や色、葉の形がネジキとは違うので区別がつきますが、ネジキの特徴である幹だけを見ると似ている木がたくさんあることに気がつきます。
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