ミヤマシキミ
雌花

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雄花

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シキミの花

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ミヤマシキミ(ミカン科)Skimmia japonica
関東地方以西の低山の林床に生育する常緑低木。
葉は互生し、長さ6~13センチ、幅1.5から5センチ、縁は全縁で革質です。
雌雄別株で、春、枝先に白い花を多数つけます。雌株には、冬、赤く熟した果実が実ります。
庭木や生け垣に植栽されますが、有毒植物で、葉にアルカロイドを含んでいます。
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和名の由来(深山樒)
葉をちぎると、本種と同じ強い芳香のある植物に、シキミ科の「シキミ」があります。シキミの名前は、果実に猛毒があることから、「悪しき実」が由来といわれます。
シキミとミヤマシキミは、葉の形や色、質感にも共通点が多いことから、林内(深山には限りません)に生育する本種にもシキミの名前がついたものと考えられます。
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シキミ(シキミ科)
東北地方南部以南の山地に生育する常緑小高木で、枝葉は仏事によく使われます。また、樹皮や葉はお香や線香の原料にされますが、木全体に毒があり、特に、「和名の由来」にも記したように果実は猛毒で、誤って食べると死ぬこともあるそうです。
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