キャリア実習を実施しました。（令和7年8月18日～8月20日）

   滋賀森林管理署では8月18日～20日の3日間、近畿大学生1名と大阪公立大学生1名を受け入れ、キャリア実習を行いました。

　初日は、署長による管内概要や滋賀森林管理署で実施している重点取組の説明、安全に関する指導を行ったのち、総務グループの業務を体験してもらいました。実習生は支出に必要なデータをパソコンに入力する作業や公文書の登録などを職員から説明を受け、文章に入力間違いがないかを確認しながら、真摯に取り組む姿勢が見られました。

　2日目は、治山グループの業務について現場での作業体験、治山施設の説明を行いました。治山事業の必要性や林道の維持管理に関する説明の後、現場にて渓間工などの治山施設を説明し、現地の森林がなぜ荒廃し、どのように再生したか学んでもらいました。また各種の機器を使用し工事に必要な測量などを体験してもらいました。

　最終日は、業務グループの収穫調査やドローンを使用した調査について実習してもらいました。収穫調査では、慣れない道具の使用や斜面での上下の移動も相まって苦戦していました。ドローンでの調査では、自動操縦で撮影を行っていることに、将来のICT機器活用による効率的な森林管理の可能性を感じている様子でした。その後は、若手職員らと仕事への取り組み方、今行っている業務、森林保全の重要性、林野庁職員の勤務条件・研修制度・休暇制度など、様々な意見交換を行いました。

　この貴重な機会を逃さないように積極的に質問をする姿勢が見られるなど、実習生の真剣さを感じる3日間でした。

　　　

　　　　　　　　　総務グループの業務体験　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドローン操作実習

　　

　　　　　　　　　林内での収穫調査体験　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　治山施設の見学