出張講座を行いました。（多賀町：ICTによる森林調査）

　令和6年1月22日、滋賀県多賀町の民有林において役場・生産森林組合の職員を対象としてICTによる森林調査に係る出張講座を開催しました。 今回の出張講座は、林業のICT化に興味をもたれている多賀町様からの要請に応え、森林技術・支援センターの協力を得て実施しました。

　実施内容については初めに、現地の森林でICT機器を活用した森林調査の概要について、説明した後、森林資源解析に必要な上空からの写真をドローンで撮影するとともに、参加者にドローンの操作も体験してもらいました。次に地上レーザスキャナ（OWL）を使用して、参加者に林内の森林資源調査を実施してもらいました。

　その後、多賀町役場会議室に場所を移し、ドローンや地上レーザスキャナで取得したデータを元に森林資源解析ソフトで解析する実演を行いました。参加者からは、最先端のICT機器に触れることがきてよかった。今後森林調査や災害調査でドローンの導入を検討していきたい。などの感想がありました。  

　今後とも滋賀森林管理署では、ICTを活用した森林管理を推進していくとともに、地域の森林・林業の発展に貢献できるよう引き続き取り組んでいきます。

	ICT機器を活用した森林解析の説明						ドローン飛行
	ドローン飛行の体験						地上レーザスキャナの体験
	森林資源解析ソフト（OWL）の処理の様子						森林資源解析ソフト（DF Scanner）の処理の様子