架線集材に係る視察研修会を実施しました

  滋賀県林業普及指導員、滋賀県内林業事業体等の職員を対象として、架線集材に係る視察研修会を、和歌山県田辺市（令和4年12月）、三重県熊野市（令和5年2月）にて実施しました。

  今回の視察研修会は、滋賀県内の森林資源が充実し本格的な利用期を迎える中、今後、急傾斜地や林地を傷めない集材方法として、架線系の集材方法の導入が課題となっていることから、紀州の急傾斜地において架線集材の先進的な取り組みを実施している和歌山県や三重県の民有林関係者等の協力を得て実施することとしました。

  和歌山県では、新たな架線集材として、油圧式集材機と架線式グラップルを活用し、遠隔操作で省力的かつ効率的な集材作業について視察しました。また、三重県では、タワーヤーダと自走式搬器を活用した効率的な集材作業について視察をしました。

  参加者からは滋賀県では導入されていない集材を見ることができてよかった、タワーヤーダ集材の導入を検討したいなどの感想がありました。

  今後とも、滋賀森林管理署では、地域の実情に応じ、林業の成長産業化に資する取り組みを進め、地域の森林・林業の発展に貢献できるよう取り組みを進めて行きます。

	架線式グラップルと油圧集材機による新たな集材システム（和歌山県田辺市）
	タワーヤーダと自走式搬器による集材システム（三重県熊野市）