ICT研修会を開催しました（令和3年11月18日～11月19日）

  令和3年11月18日、19日に高島市役所、高島市森林組合、当署職員を対象としてICTによる森林管理研修を実施しました。

  今回の研修は、市町村支援の一環として、高島市から民有林の造林補助金の申請において、オルソ画像による申請が可能となったことで、ICT技術を活用した森林管理に係る技術支援の要望があったことから実施したものです。また当署職員もスキルアップを図るために合同で実施することとし、森林技術・支援センターの協力を得て実施しました。

  実施内容については、初日に甲賀市三郷山国有林において、ドローン及び自立航行ソフトを活用して、オルソ画像の元データとなるオーバーラップ撮影の実習を行い、次に小型レーザースキャナーを搭載した3次元森林計測装置による、地上での森林調査の実習を行いました。2日目は、署会議室において、前日調査したデータを基に専用ソフトを活用したオルソ画像の作成方法や森林資源の解析方法の実習を行いました。

  参加者からは、ICTを活用して得られたデータは、集約化において森林所有者に説明、提案する際や境界の把握にも活用できる可能性があるなどの感想がありました。

  今後とも、滋賀森林管理署では、ICTを活用した森林管理を推進していくとともに、地域の森林・林業の発展に貢献できるよう引き続き取り組んでいきます。

ドローンによるオルソ画像撮影実習

地上レーザースキャナを活用した森林調査の実習

データ解析の実習

レーザースキャナにより得られた3次元データ