新見市大佐田治部地域森林整備等推進協定の締結について

～新見市大佐田治部(おおさたじべ)地域において、民国連携による森林共同施業団地を設定しました～ 

平成30年3月28日、林野庁近畿中国森林管理局岡山森林管理署が管理している赤滝（あかたき）国有林と、それに隣接する民有林（公益社団法人  おかやまの森整備公社、王子木材緑化株式会社）の間で、森林整備を適切かつ効率的に行い、森林資源の循環利用の推進を図るため、森林整備等推進協定を締結し、森林施業の一体化を図る「森林共同施業団地」を設定しました。

新見市大佐田治部地域森林整備等推進協定の締結者

• 林野庁  近畿中国森林管理局  岡山森林管理署長
• 公益社団法人おかやまの森整備公社  理事長
• 王子木材緑化株式会社米子営業所所長

メリット

• 関係者が共同で使用できる路網を整備することで、高性能林業機械の導入と併せ施業 コストの低減、特に素材生産コストの低減を図ることができます。 
• 作業道の開設で間伐等の森林整備を効率的に進めることができます。
• 民国が一体的かつ計画的に森林整備を推進することにより、木材の安定供給に資する ことができます。   

位置 

• 岡山県北西部の新見市（旧大佐町）に位置し、北には中国縦貫自動車道が通っています。
  ここには、飛び地の民有林や国有林が多く、これまでは森林所有者がそれぞれで路網を整備しましたが、連結した作業道等が作設できず、木材搬出等が困難な場所がありました。
• 中国自動車道 大佐ICより 現地まで、車で約5分

 

   

面積

• 国有林  93ha
• おかやまの森整備公社造林地  71ha
• 王子木材緑化株式会社造林地  43ha
• 合計  207ha

事業内容

• 路網整備(作業道の総延長）7,757mと皆伐27ha、間伐（総面積）29haを実施します。
• 皆伐・間伐の実施については、生産性の向上や間伐材の利用促進のため高性能林業機械による作業システムの採用を推進します。 

 協定の有効期間

平成30年4月1日から平成33年3月31日までの3年間
令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間＊さらに5年間期間を延長できます。