~「新しい林業」を目指して~低密度植栽現地検討会の開催
伐採から再造林・保育に至る収支のプラス転換を可能とする「新しい林業」を目指して、岡山県と連携して民有林支援に取り組んでいます。岡山県では近年、主伐が増加する一方で、再造林される面積は低位にとどまっており、「伐って、使って、植えて、育てる」という林業サイクルを循環させるためには、再造林の促進が課題となっています。
こうした課題の解決に向け、当署と岡山県とで連携し、県市町村の林務担当職員40名、国有林職員4名の総勢44名が参加し「低密度植栽」現地検討会を開催しました。
7月21日(木曜日)に岡山県吉備中央町の加茂山国有林において、植栽後7年を経過した1,100本/ha、1,600本/ha、2,500本/haの低密度植栽地のそれぞれの植栽地で3.0m、2.5m、2.0mの植栽間隔を赤白ポールで表示して当署職員が説明しながら確認しました。苗木代と植栽費等コスト削減できること、下刈りについても草木との競合を見極めて回数を減らすことや、全刈りから筋刈り等によりコスト削減が出来るのでは等について意見交換しました。
今後、低密度植栽が森林所有者の選択・導入の一つとして普及し、確実な再造林につながることを期待しています。
当署では、引き続き国有林をフィールドとした現地検討会も予定しており、国有林の取組を民有林に紹介するなど、民有林支援を行っていくこととしています。
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【植栽間隔を説明する職員】 | 【植栽間隔を確認する参加者】 |
お問合せ先
岡山森林管理署
担当者:森林技術指導官
ダイヤルイン:050-3160-6135