津山市立加茂中学校職場体験学習「わく・わく・ワーク」

　5月31日（火曜日）から6月2日（木曜日）までの3日間、津山市立加茂中学校の2年生1名の職場体験学習を受け入れました。
　この職場体験は、実際に働いている人と接し、自分自身も体験することで、働くことや学ぶことの意義や目的を理解し、進路意識の成熟などを図る目的で実施されているもので、当署では平成25年度から毎年この体験学習の受け入れを行ってきています。昨年と一昨年は新型コロナウイルス感染防止のため中止されており、今年度は3年ぶりの実施となりました。
　体験学習1日目は、津川山国有林に植栽している早生樹の試験地において、センダンの成長量調査を行いました。調査は、センダンの胸高直径や樹高をノギスや測竿（そっかん）などの測定器具を使って行いました。
　2日目は、昨年の豪雨災害で被災した黒木国有林において、豪雨被害の状況と治山工事箇所の見学を行った後、工事の支障となる支障木調査を行いました。また、林道に雪折れした被害木を、鋸を使って適当な長さに切断するなどして整理する作業も体験しました。普段使うことのない鋸に最初は戸惑いもありましたが、慣れると次第に早く切れるようになっていました。
　最終日は森林パトロール、境界巡視などを行い、3日間の職場体験学習は無事に終了しました。
　短い期間でしたが今回の体験で得られた新たな発見や気づきを通じて、将来、森林や林業に関わる仕事に携わってくれたら・・・と願っています。
　

【センダン成長量調査（樹高測定）】		【豪雨被害状況の見学】
【被害木整理の様子】