切ってつなげて、ひらめいて!「消費者の部屋」夏休み親子木工教室
8月1日(木曜日)に中国四国農政局内(岡山市)にて、消費者の部屋「子どものための夏休み企画」内の夏休み親子木工教室コーナーとして、森林教室・木工クラフト教室を行いました。小学生の親子を対象として午前と午後の2回に分けて実施され、あわせて約70名の方々に参加していただきました。
今年は「山と水のひみつ~きれいな水はどこから来るの?~」というテーマで森林教室を実施しました。山と、私たちの身近にある「水」がどういう関わりを持っているのか、山の地面に降った雨はどこを経由して蛇口から出てくるのか、イラストを交えながら紹介させていただきました。参加者の方々は、時には真剣に、時にはクスリと笑いながら話を聞いていただき、終始和やかな雰囲気でした。また、森林教室の途中のクイズでは、たくさんの方々に手を挙げていただき、とても活発な森林教室となりました。「知っていることもあったけど、知らないこともあった。山はいいことをしてくれているんだね」と、参加したお子さんは感心した表情を浮かべていました。
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このクイズ、分かるひとは手を挙げて! | 参加者の方々の真剣なまなざし |
森林教室を終えた後は、木工クラフト教室を実施しました。参加者の皆さんは、木の輪切り、枝やドングリなどの自然材料を組み合わせて、自分のイメージした作品を仕上げていきます。
材料を手に取りながら、木材や木の実から様々なイメージを膨らませている様子で、「これとこれを組み合わせたら、猫になる!」「この小枝、なんだか虫の足に見えるなあ」材料選びの段階から、会場は大盛り上がりでした。
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たくさんの材料があってドキドキ、ワクワク! | 色々な木の実を使ってみよう♪ |
材料一揃いを準備したら、いよいよ工作に取りかかります。参加者の皆さんは、それぞれ熱心に工作に取り組まれていました。工作の最中、友達同士で一緒に大きな作品作りに挑戦していた方や、従兄弟同士でお互いの作品を見せ合いながら楽しんで工作する方など、多くの方が、一緒に参加された方とワイワイ楽しみながら作業していたようでした。また、工作をしている中で、保護者の方々も「工作なんて久しぶり、子どもに戻ったみたい」と、うれしそうに自分の作品を作り上げていました。
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会場は大賑わい | 大人も子どもも夢中で工作! | 太い枝は何に使うのかな? |
参加者の皆さんの作品は、どれも個性豊かなものばかりで、木の実を組み合わせて作られた「ハシビロコウ」は、特徴をしっかり捉えていて思わず感心してしまう出来映えでした。また、丸太の輪切りから樹皮だけを抜き出して使うという独創的な材料使いをした作品や、松ぼっくりにペンで色づけするおしゃれな試みが見られる作品、小枝を持ち手として活用したナイスなアイデアあふれる作品など、それぞれ、「自分ならでは」の工夫をたくさん凝らされていました。
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本物そっくり!ハシビロコウ | ドングリ家族の後ろには、ゆりかごに入った赤ちゃんドングリ・・・ |
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緑色がこだわりのヘアスタイル、おしゃれなマツボックリ人間☆ | どんぐりオブジェと、手持ちパンダの力作♪ |
実施後に回収したアンケートでは、「いろいろな種類の木があって、くっつけたり、切ったり、組み合わせてみるのが楽しかった」「すごくいいのが作れてうれしい」「ふだんはできないことができた」「来年も参加したい」などの感想が集まり、参加者の皆さまには、自然材料を使った創作活動を存分に楽しんでいただけたようでした。
今回のイベントでは、森林教室や木工クラフト体験を通じて、木の実や木材といった「山の恵み」へのふれあいを楽しんでいただき、木を使い、気遣いもした1日でした。今後も、岡山森林管理署では、皆さまが「山の恵み」を身近に感じることができるよう、様々なイベントに参加して参ります。
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岡山森林管理署
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