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近畿中国森林管理局

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    草を刈って、肥料をあげて、大きくなあれと願いを込めて…「ドコモ美作の森育林活動」

    11月9日(土曜日)、岡山県久米郡美咲町の中山国有林において「ドコモ美作の森育林活動」が実施されました。

    「ドコモの森」における森林整備活動は、自然環境保護活動の一環として、NTTドコモグループで全国的に実施されている取組みです。中山国有林に位置する「ドコモ美作の森」はその中の一つで、岡山森林管理署との分収育林契約に基づき、定期的な森林整備活動が行われています。

    当日は(株)NTTドコモ中国の社員等約20名が、また、派遣依頼を受けたグリーンOB会と岡山森林管理署からは講師として6名が、それぞれ参加しました。

    ススキ揺れる穏やかな気候のなか、開会式のスタートです。
    開会式では主催者による挨拶のほか、グリーンOB会から作業内容の説明や安全指導をしていただきました。

    グリーンOB会から安全指導です。 道具を持って、準備万端!


    今回の森林整備活動で実施する作業は、“下草刈”、“施肥”、“遊歩道整備”の3つです。
    まずは、平成23年度に植樹した造林地で “下草刈”という作業を実施しました。

    造林地には成人男性の腰あたりの高さまで下草が繁茂しており、造林木への日照が妨げられた状態になっていました。造林木が全身で光を浴びることができるようにするためには、造林木を覆う下草を刈る“下草刈”が必要です。参加者の皆さんは、造林木に巻かれたピンク色のテープを目印に、草に埋もれた造林木に鎌の刃が当たらないよう、慎重に作業をしている様子でした。

       
    下草と造林木の高さは、ほぼ同じ! 造林木の横は、特に丁寧に刈っていきます…!


    30
    分ほどの下草刈作業を終えると、次は“施肥”作業へ移ります。
    造林木の周囲に、ドーナツを描くように肥料を撒いていきました。

       
    造林木の周りに肥料を撒きます! 大きくなあれと、願いを込めて…

     
    造林地での作業を終え、次は2班に分かれて遊歩道整備を実施しました。
    参加者の皆さんには、落葉や急傾斜で滑りやすい中、ロープを活用しながらの遊歩道巡視作業をしていただきました。

         
      ロープを使って、足元に気をつけて…  


    遊歩道上では、グリーンOB会による現地植生の解説も行われ、センブリやヒイラギなど、普段の生活のなかで耳にしたことのある植物もたくさん見られました。参加者の方々は解説にじっくり耳を傾けるとともに、自ら遊歩道脇に生えている植物に手を伸ばし、「この草の葉は裏返すと白いから、さっき教えてもらったウラジロだね。」とさっそく新たに得た知識を使って、森林への親しみを深めている様子でした。

       
    この葉っぱ の名前は…?

     
    今回のイベントでは、企業の皆様に「法人の森林」制度を利用した森林整備活動をしていただきました。岡山森林管理署では、様々な制度を活用し、今後も多くの方々に、森林・林業とふれあう場として国有林のフィールドを提供して参ります。

     
    看板の前で記念撮影☆

     

    お問合せ先

    岡山森林管理署

    担当者:業務グループ
    ダイヤルイン:050-3160-6135