西粟倉村「春のあわくら温泉まつり」(木工クラフト)
5月13日(日曜日)、岡山県の北東部に位置する西粟倉村にて、毎年恒例の「春のあわくら温泉まつり」が開催されました。天候はあいにくの雨模様でしたが、会場内では村内外からの多くの参加者の賑やかな声が広がり、活気に満ちたお祭りとなりました。イベントステージでは、あわくら太鼓やチアリーディング、ちんどんゆばら披露のほか、丸太切り競争、もち投げなどの企画が催され、多くの参加者を沸かせました。また、グルメテントエリアでは、地元の特産品を使用したあわくらバーガーや山菜おこわ、村内養殖された「森のうなぎ」など個性豊かな飲食物が並んだほか、木育コーナーや廃材利用ワークショップ、発電コーナーなど、「百年の森林事業」を掲げる西粟倉村らしさを感じる多種多様な模擬店が軒を連ねました。
あわくら温泉まつり会場チアリーディング披露丸太切り競争
岡山森林管理署からは5名の職員が参加し、「木工クラフト」の出店を行いました。この出店では、参加者は、ドングリや松ぼっくり、枝や木の輪切りといった自然味あふれる材料から自分の好きなものを使い、個性豊かな作品作りを楽しむことができます。
参加者の年齢層は幅広く、小さなお子様連れの親子で参加されている方や、「母の日」のプレゼントを作ろうと友達同士で参加されている小学生たち、お孫さんへの贈り物を作られるご夫婦や、ご自宅用のインテリアを作成されるお一人様での参加者など、老若男女の多くの方々に木工クラフトを楽しんでいただくことができました。
木工クラフト作成の様子
参加者の方々は、終始和やかな雰囲気ながらも真剣な表情でたくさんの材料を見比べたり組み合わせてみたりと、皆さんとても熱心に作品づくりに取り組んでいたように感じました。また、作品を作っている間に新しいイメージが湧いてきて別の材料を追加する、といった光景も多く見られ、作品づくりを通じて、参加者の皆さんの想像力が刺激されていることが伝わってきました。
参加者の皆さんの木工クラフト作品
完成した作品はどれも、オリジナリティーあふれる素晴らしいものばかりでした。
二股、三股の枝の形を生かしたアイディア満載の作品や、お風呂に入ったりブランコしたりとドングリたちの生活が見えるユニークな作品、森の生き物や人の顔をかたどったキュートな作品など、皆さん、自由な発想で思い思いの作品づくりを楽しんでいただけたようです。
今回のお祭りの参加者の皆さんには、ドングリや松ぼっくり、木材を使った「木工クラフト」を通じて森に親しみを感じていただくことができました。当署では、今後も地域住民の皆さまが森林に親しむ機会を設けてまいります。
お問合せ先
岡山森林管理署
担当者:業務グループ
ダイヤルイン:050-3160-6135