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近畿中国森林管理局

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    津山市立加茂中学校職場体験学習「わく・わく・ワーク」


        66日(火曜日)から8日(木曜日)までの3日間、津山市立加茂中学校の職場体験学習「わく・わく・ワーク」で中学2年生2名を受け入れました。
      1日目は、まず、国有林内にて、木工クラフトのイベント用の材料集めで、テーダマツの松ぼっくりを拾ってもらいました。テーダマツは外国産のマツで、松ぼっくりは大きく、15cmほどにもなります。その後、岡山森林管理署で、森林管理署の仕事の概要や森林整備の重要性などを説明して、森林整備体感ボードゲームを行いました。これは、ボード上で林道作設、間伐、植樹等を行い、森林整備の行き届いていない人工林を、生物多様性や水源涵養機能等が豊かな森林へと変えていくゲームです。「勉強にもなるし、面白い。」と、生徒たちは昼休憩の時間も楽しんでいました。その後、イベント時に展示する木工クラフトの見本を制作・修繕しました。
      2日目は、あいにくの雨でしたが、現場作業として、センダンの木の芽かき(樹形を通直に保つために側芽を落とす作業)、センダンの成長量計測、下刈鎌を使っての下草刈作業を終え、森林事務所に帰って下刈鎌を砥ぐ体験を行いました。中学生にとっては、初めての作業ばかりでしたが、とても上手にこなしていました。

    森林整備体感ボードゲーム  センダンの芽かき  下刈鎌を使っての下草刈
         森林整備体感ボードゲーム                    センダンの芽かき                   下刈鎌を使っての下草刈

      3日目は、収穫調査と林道整備です。収穫調査とは、立木の樹高、太さを計測することで、山から取れる木材の量を推測するための調査です。また、林道整備体験として、雨水によってえぐれた林道の修繕を行いました。土のう袋に土砂を詰め、土のうを修繕箇所まで運び、設置するという、大変な肉体労働でしたが、積極的に作業を行ってくれ、予定以上に作業を進めることができました。修繕した林道を生徒たちが歩いたときは、「達成感があり清々しい気持ちになった」と話してくれました。
      今回の職場体験学習に来た生徒たちは、体力もあり、真面目で素直な良い生徒たちでした。最初は、何をしている職場なのか、よく分からずに来たらしいですが、体験学習が終わり、「岡山森林管理署は、生活に必要な木材の生産等の機能が発揮できるように森林を管理している」ことが分かったそうです。また、森林整備体験等を楽しんでいたように感じ、とてもうれしかったです。この経験を大きくなっても心の片隅に留めて、将来、森林・林業系の職に就いてもらえたらうれしく思います。

    収穫調査(測量)  林道整備体験(土のう設置)  林道整備が終わって
              収穫調査(測量)                      林道整備(土のう設置)                  林道整備が終わって



    お問合せ先

    岡山森林管理署

    担当者:業務グループ
    ダイヤルイン:050-3160-6135