森林共同施業団地
1.森林共同施業団地とは
地域の森林整備等を進めていくためには、地域の森林所有者等と隣接する国有林が連携して、基盤となる路網を作設し、この路網を活用した森林整備や木材の協調出荷、販売を実施していくことが有効です。国有林では民有林との間において、地域における森林、林業の活性化を目的とした「森林共同施業団地」を設定し、民国連携した協調施業等に向けた取組を進めています。奈良森林管理事務所では、野迫川村において「野迫川村桧股地区森林共同施業団地」を設定しています。
(森林共同施業団地設定までの流れ)

2.野迫川村桧股地区森林共同施業団地について
野迫川村桧股地区森林共同施業団地は、桧股地区に所在する森林の所有者である野迫川村、野迫川村森林組合、(国研)森林総合研究所森林整備センター奈良水源林整備事務所 、木原造林株式会社及び奈良森林管理事務所の5者で協定を締結し、435ヘクタールの森林共同施業団地を設定しています。 森林共同施業団地では、協定者が連携して、計画的な森林整備の実施や効率的な路網の作設を進めることにより、施業の共同化・効率化を進め、もって、森林の有する多面的機能の持続的発揮を図ることを目的としています。 また、定期的に連絡調整会議を開催し当年度の事業計画などの意思疎通を図っています。 |
![]() (▲協定者間で林業専用道等の現地検討を実施) ![]() (▲連絡調整会議(野迫川村役場の会議室にて)) |