平成30年度保護林モニタリング調査評価等部会の概要
1 日時 平成31年2月27日(水曜日)9時00分~11時30分
2 場所 近畿中国森林管理局第3会議室
3 議事
(1) 平成30年度保護林モニタリング調査について
1-1 平成30年度保護林モニタリング調査報告
1-2 平成31年度保護林モニタリング調査について
(2) 東中国山地緑の回廊モニタリング調査報告等について
2-1 東中国山地緑の回廊モニタリング調査報告
2-2 今後のモニタリング調査における基準・指標等(案)について
2-3 平成31年度緑の回廊モニタリング調査について
4 出席者
(委員)伊巻委員、大平委員(部会長)、長島委員、藤木委員
(近畿中国森林管理局)計画保全部長、計画課長、計画課課長補佐、企画官、森林施業調整官、企画係長、生態系保全係
5 委員からの主な意見
議事(1) 平成30年度保護林モニタリング調査について
- ナラ枯れ対策として行われているカシナガトラップの効果は出ているのか。
- シカの食害では、森林内の下層植生が衰退する前に、沢沿いなどの草本植生から先に衰退することが多いので、そういうところが拾えるような踏査の方法を検討すること。
- 下層植生の全体的な衰退状況の把握は難しいのではないか。森林官による定期的な巡視の際に衰退が見つかれば報告する仕組みがあるとよい。
- 巡視実績については、実施した頻度を記載してあると具体的でよい。
- 水山国有林の三川山風景林一帯には、ヒメコマツ群落が残っており貴重。ここ20年くらいでほとんど枯れてしまっているが、本来は保護林とすべき。
- シカを捕獲して頭数が減ると植生回復すると感じている。氷ノ山の保護林でも実施できないか。
- モニタリング調査の間隔が10年とのことだが、シカ被害の状況は変化することから場合によって、調査時期を早められないか。
議事(2) 東中国山地緑の回廊モニタリング調査報告等について
- イヌワシの採食環境の評価でノウサギを指標として用いるのはよいが、試験地の規模が小さすぎるので結果が出にくいのではないか。動物の複数個体が生活できる範囲とすると、実際の施業でもっと大規模に間伐を行っている場所で効果検証をしてはどうか。
- 今回、試験地で列状・群状間伐をしているが、仮にうまくいったら人工林はその方法で施業をすることになるのか。実は一つの方法だけでなくパッチ状に混ざっていることで効果がある可能性もある。
緑の回廊に人工林が多い中で、その人工林をどうやって管理していこうかというビジョンを持って試験を行うことが必要。 - 既存のプロット調査は、広葉樹林に転換していくための施業方法の実証試験。施業によって動物が増えるかは、実際に施業を行っている場所で別の調査を行い整理するのがよいのではないか。そうすると今のプロットは、被度の調査よりも毎木調査の方が重要。調査目的の整理を。
- 東北の方で伐採間隔の違いによるノウサギの出現頻度について調査が行われているので、参考にしてはどうか。
議事次第、委員名簿(PDF : 177KB)
資料1-1 平成30年度保護林モニタリング調査報告(PDF : 6,686KB)
資料1-2 平成31年度保護林モニタリング調査について(PDF : 50KB)
資料2-1 東中国山地緑の回廊モニタリング調査報告(PDF : 2,599KB)
資料2-2 今後のモニタリング調査における基準・指標等(案)について(PDF : 255KB)
資料2-3 平成31年度の緑の回廊モニタリング調査について(PDF : 169KB)
お問合せ先
計画保全部計画課
担当者:森林施業調整官
ダイヤルイン:050-3160-5696