令和5年度保護林モニタリング調査評価等部会の概要
1 開催方法
集合開催(オンライン併催)
日時:令和6年2月6日(火曜日)13:30~15:25
場所:近畿中国森林管理局 4階 大会議室
2 出席者
委 員: |
(来局)佐久間委員、鷹尾委員 |
森林管理局: |
計画保全部長、計画課長、流域管理指導官、計画課長補佐、計画調整官、森林施業調整官、企画係長、生態系保全係長、経営計画官、保全課長、関係署長等 |
オブザーバー: |
中国四国地方環境事務所生物多様性保全企画官、大山隠岐国立公園管理事務所所長等 |
3 議 事
◯審議事項
(1)令和5年度保護林モニタリング調査について
(2)令和6年度保護林モニタリング調査等の予定について
◯その他
4 委員からの主な意見
(1)令和5年度保護林モニタリング調査について
◯ 上谷山生物群集保護林について
- 鳥類調査について、複数種の生息情報が確認されているが、単なる通過なのか繁殖しているのかによって当地の保護地域としての価値が変わる。もし可能であれば繁殖期に調査をして巣材運びやさえずりの状況等の繁殖に関する情報を記録できればよい。(A委員)
- 営巣や採餌面など、クマタカが生息可能な環境が整っている点が当保護林の重要な要素。貴重な猛禽類が確認された場合には、その理由を考慮し、猛禽類の棲める環境を継続して維持していく観点からの議論が大事。(B委員)
◯ 滑山アカマツ・ブナ・コナラ等遺伝資源希少個体群保護林について
- このようなアカマツ林が残っているのは貴重な事例。地域における当保護林のアカマツ林の位置づけや、生物多様性の観点からの価値についても検討の余地がある。用材生産と生物多様性保全は相反する訳ではない。(B委員)
◯ その他
- リモートセンシング調査で大規模な土砂災害等の確認を行っているが、ニホンジカ被害でも被害レベルが一定以上になるとリモートセンシングで把握できる可能性があるので必要に応じて検討されたい。(C委員)
- ある程度大径木が多い森林はコウモリ類の生息適地にもなり得る。コウモリ類の分布情報は貴重なので、必要に応じて生息調査の実施を検討されたい。(A委員)
(2)令和6年度保護林モニタリング調査等の予定について
- 府県のレッドリストの改定作業に際し、モニタリング関係で府県から協力依頼があるかもしれないので、その際は可能な範囲で対応をお願いする。(A委員)
(3)その他
- 事務局から保護林・緑の回廊の管内マップ作成についてPR
- 委員からは特に意見なし
5 資料一覧
*資料は全て非公開
お問合せ先
計画保全部計画課
担当者:森林施業調整官
ダイヤルイン:050-3160-5696