令和2年度保護林管理委員会の概要
1開催方法持ち回りによる開催
2議題及び委員からの意見
〇審議事項
(1) 逢坂山照葉樹希少個体群保護林における治山工事実施
- 特に意見なし。
(2) 岩見山希少個体群保護林の管理方針書の変更
- 昨年度の委託調査報告書に記載されている植物重要種やその生育環境(理由)も管理方針書に盛り込むべき。
(3) 越美山地緑の回廊の区域変更(国道改良に伴う区域の一部解除)
- 盛土の法面緑化については、自然の散布種子を定着させる待ち受け型を検討してはどうか。
- 国有林外ではあるが、工事区域付近でショウブなどの湿地性植物が確認されていることから、地下水の供給など水分環境に影響を及ぼさない配慮が望ましい。
- クマタカの若鳥が確認されているため、クマタカの観察を続けている専門家に営巣木が近くに存在する可能性について聞き取り、対策の参考にすべき。
(4) その他
- 保護対象種へのシカ被害対策については、将来的な種の供給源を確実に残すため、保護林内にコアとなるパッチをいくつか設置し、部分的にでも保護を図る工夫をしてはどうか。
- 希少な草本植物については、森林官による巡視等の際に、優先的に保護すべき個体群の状況を記録するようにすべき。
- これまでのモニタリング調査結果等を踏まえ、保護林全体でシカ被害についてどのような対策を行っていくのかについて整理することが必要ではないか。
お問合せ先
計画保全部計画課
担当者:森林施業調整官
ダイヤルイン:050-3160-5696