平成30年度保護林管理委員会の概要
- 日時 平成30年10月10日(水曜日)15時00分~17時00分
- 場所 近畿中国森林管理局大会議室
- 議事
(1)平成29年度保護林モニタリング調査評価等部会の概要について
(2)岩見山希少個体群保護林の取扱いについて
(3)逢坂山照葉樹希少個体群保護林の保護・管理に関する基本的事項の変更について
(4)その他 - 出席者
(委員)伊巻委員、大住委員、大平委員、長島委員、日置委員、藤木委員、柳井委員(近畿中国森林管理局出席者)
局長、計画保全部長、計画課長、計画課長補佐、企画官、森林施業調整官、企画係長、生態系保全係、奈良森林管理事務所長、滋賀森林管理署長、鳥取森林管理署長、広島北部森林管理署長 - 委員からの主な意見
- ほぼすべての保護林で群落の優占種が保護対象種となっているが、本当に保護対象種として指定すべき種を精査できないか。
- 調査結果等の文書は電子データ化して永久保存し、公開すべきではないか。シカによる植生衰退は、各プロットの経年変化だけでなく、空間的な観点から分析するなど、総合的な評価を行うとデータが活かされるのではないか。シカの食害調査と哺乳類調査は密接に関係しているのでリンクして評価した方がよい。
- シカの食害については、植生が消滅してから再生するのは難しいため、どの段階で、どのような措置を講じるのかモニタリング調査結果の利用の仕方を考えることが重要。地域で実施されているシカ対策をモニタリング調査結果と一緒に記載した方がよい。
- 中国地方の植生は日本の中でも日本・ウスリー要素が濃密に出ている特色ある地域で、岩見山はその典型的な植生であることから、石灰岩でなくても保護林として設定する意味はある。保護林の役割は、地域の典型な森林、典型ではないが特殊な森林がどのようなものか、認識できるようにすることであり、一般的な森林も地域の標本として保存しておくべき。
- 道路に隣接する保護林を交通等の安全のために最小限の伐採することはやむを得ないが、林縁から段状に伐ることによって林内環境の変化を緩和することも検討すべき。
- 山腹崩壊は森林の多様性を作る観点からは大事なファクターであるが、下流側の災害対策を考えると災害の要因となるものを緊急に取り除く措置はやむを得ない。
- 大山森林生態系保護地域の山頂付近の木道の付け替えは、高架木道にするなどダイセンキャラボク群落を極力伐採しない方法を検討すべき。現道を撤去する箇所は、簡単な回復は困難と考えられるので、これまで蓄積されたノウハウを活用することが重要。トモエシオガマは生育個体が少なく、注目度の高い種であるため、慎重に現道撤去を進める必要がある。
- 日本において世界的な価値を有しているのは温帯性針葉樹と照葉樹林であり、西日本では大杉谷生態系保護地域が温帯性針葉樹林が残る重要な地域と考えられる。
- 大山森林生態系保護地域の保全利用地区の人工林は育成複層林施業を行い、天然林への移行を図るとされていることから、長期的にどういう方向に持っていくのか具体的なことを今後検討してほしい。
【会議資料】
資料1-1 平成29年度保護林モニタリング調査評価等部会の概要について(PDF : 15,780KB)
資料1-2 平成29年度保護林モニタリング調査評価等部会の概要について(PDF : 25,372KB)
資料2 岩見山希少個体群保護林の取扱いについて(PDF : 3,519KB)
資料3 逢坂山照葉樹希少個体群保護林の保護・管理に関する基本的事項の変更について(PDF : 3,451KB)
お問合せ先
計画保全部計画課
担当者:森林施業調整官
ダイヤルイン:050-3160-6700