平成29年度保護林管理委員会の概要
平成29年度保護林管理委員会の概要
1 日時:平成29年10月25日(水曜日)10時00分~12時00分
2 場所:近畿中国森林管理局大会議室
3 議事
(1)平成28年度保護林モニタリング調査評価等部会での検討結果について
(2)平成29年度保護林制度改正に伴う保護林区分の移行(案)について
(3)緑の回廊の一部解除等について
(4)その他
4 概要
- 事務局から、議事(1)~(4)について説明しご意見を伺った。
(委員からの意見)
- 保護林の基本情報と併せて、周辺林小班を含めた施業履歴をまとめておくことは有効。
- 保護林情報の記録において植物は総称ではなく、種名に基づき記載すべき。
- トガサワラは、1箇所で長期に保存できる種ではないので、日本ではほとんど分布が無く、数世紀以上の長期の先を考えると、同じ流域の中である程度母樹を分散させ、複数箇所で植栽するなどしないと消滅の可能性が強い種と考えられる。
- 保護林のモニタリングは、プロット調査で行っており、草本類(希少種)の情報が十分に得られていない。取りあえず文献調査等を行ってはどうか。
- 廃止の方針を示された岩見山特定地理等保護林について、天然分布の分かっていないコナラ、アベマキに関する情報を得る貴重な場所の可能性もあるため、保護林として残していただきたい。特に岩見山特定地理等保護林は、植物分類地理学的に非常に特異な阿哲地方にあたるため、継続審議としていただきたい。
- 渓畔林の保全を考えていただきたい。特に河川に工作物を設置する際は影響が及ぶこともあり注意していただきたい。また、自然環境が豊かな場所で大規模な法面緑化の際は、地域の自生種を用いていただきたい。
- モミ・ツガ林や照葉樹林は、世界的な価値を持っている。天然林を中心として流域を復元するなど保護林管理に復元の考え方を加えていただきたい。
5 資料一覧
議事次第、委員名簿、局出席者名簿(PDF : 44KB)
資料1 平成28年度保護林モニタリング調査評価等部会での検討結果について(PDF : 753KB)
資料2 平成29年度保護林制度改正に伴う保護林区分の移行(案)について(PDF : 3,941KB)
資料3 緑の回廊の一部解除等について(PDF : 814KB)
お問合せ先
計画保全部計画課
担当者:森林施業調整官
代表:050-3160-6700(内線3557)
ダイヤルイン:050-3160-5696