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近畿中国森林管理局

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    令和4年度 国有林の森林計画に関する地域懇談会の概要

      令和5年度は南伊勢など9森林計画区で地域管理経営計画等を策定する予定であり、これらの計画区における国有林に対する地域のニーズや課題を把握するため、令和4年9月29日から10月28日にかけて各森林計画区で懇談会を開催しました。

     


    ○南伊勢森林計画区(三重県)

    1. 開催日
      令和4年10月18日(火曜日)       

    2. 開催場所
      大台町林業総合センター(三重県多気郡大台町)

    3. 主な意見
      森林被害対策について、国有林では地域性苗木の植栽、パッチディフェンスなどを行っているが、今後の計画を教えてほしい。

    ○揖保川森林計画区(兵庫県)

    1. 開催日
      令和4年9月29日(木曜日)

    2. 開催場所
      山崎文化会館(兵庫県宍粟市)

    3. 主な意見
      山地災害防止タイプの内、急傾斜等に該当する小班をエリア指定し、林産物の搬出を原則として架線集材とするとしているが、兵庫県内で本格的な架線集材ができる事業体が少ない。次期計画で架線集材を進めていくのであれば、事業体の育成に連携して取り組む必要がある。

      兵庫県内にカシノナガキクイムシ被害が進行した山があり、天然林の管理が話題となっている。国有林での取り組みを教えてほしい。

      国有林における新たな林業技術の普及に向けた取り組みとして、現地検討会の開催を行っているところ。今後も国有林で引き続き積極的に技術普及に取り組んでほしい。

    ○吉野森林計画区(奈良県)

    1. 開催日
      令和4年10月28日(金曜日)

    2. 開催場所
      大淀町文化会館(奈良県吉野郡大淀町)

    3. 主な意見等
      奈良県でも混交林誘導整備事業を推進しており、伐採跡地に広葉樹の植栽を行っている。広葉樹の苗木のための種子については、国有林からも協力してもらっており、今後も協力願いたい。

      五條市でもカシノナガキクイムシ被害が見られるようになった。国有林ではどのような取り組みを行ってきているのか教えてほしい。

    ○紀南森林計画区(和歌山県)

    1. 開催日
      令和4年10月12日(水曜日)

    2. 開催場所
      上富田文化会館(和歌山県西牟婁郡上富田町)

    3. 主な意見等
      鳥獣害被害について、林業においてもシカ被害が深刻なことは認識しているが、林業に限らず、農業も含めた全体的な鳥獣害対策の事業を実施してもらいたい。

      国有林と国立公園の重複地域について、互いの目指す方向性について調整しながら、地域資源の活用や保護等を行っていきたいので、協力をお願いする。

     

    ○天神川森林計画区(鳥取県)

    1. 開催日
      令和4年10月25日(火曜日)

    2. 開催場所
      伯耆しあわせの郷(鳥取県倉吉市)

    3. 主な意見等
      本来の天然林には野生鳥獣の餌となる果実等があるが、スギ・ヒノキなどの針葉樹を植えると餌となるものが育たない。

      日本の国土には伐期を迎えた針葉樹が多く育っていることから、木材生産は民間に任せ、国有林は国土保全や地球温暖化等に貢献するような森づくりをすべき。

      県有林が所有しているレーザー航測データが国有林で使えるのであれば、共有させていただきたい。

     

    ○高津川森林計画区(島根県)

    1. 開催日
      令和4年10月5日(水曜日)

    2. 開催場所
      吉賀町ふれあい会館(島根県鹿足郡吉賀町)

    3. 主な意見等
      国有林の一部を借り受けることがあったが、許認可関係の手続きが複雑であった。国有林の手続き等の対応が厳しすぎるのではないか。

      国有林の分布状況をみると、大半が河川の源流部にあり、国有林が国土を守っていると感じた。源流域の広葉樹林や天然林の割合を増やした方が良いのではないか。

      広葉樹に対する施業指針をもっとはっきりすべき。

      早生樹については、耕作放棄地等の肥沃な土地だと生長が早いが、現在のFIT(再生可能エネルギーの固定買取制度)の制度では、早生樹は間伐等由来の材にならず、取引価格が安い。早生樹をFITの間伐等由来に認定してほしい。

      国民参加による森づくりについて、協定箇所の国有林の林道が通行できないことから、整備を行ってほしい。

      島根県内では民国連携の取組を進めているが、今後の計画について情報交換の場を設けてほしい。

     

    ○旭川森林計画区(岡山県)

    1. 開催日
      令和4年10月14日(金曜日)

    2. 開催場所
      岡山市立御津公民館(岡山県岡山市)
       
    3. 主な意見等
      スギ及びヒノキについては、優良材を求める事業体もいることから、国有林においても優良材の生産を検討してほしい。

      植付や育林作業を安全に行うことや林地保全の観点から、伐木後の枝条についてはチップ原料として売払う等の処分を検討してほしい。

      傾斜等を含めたモデル的な森林作業道や、2tトラックが通行可能な森林作業道の検討もしてほしい。

      防護柵の設置について、作設方法等様々な情報提供をいただきたい。また、情報提供だけでなく、効率的で安価かつ効果的な方法を発注時の仕様書に反映してほしい。

    ○太田川森林計画区(広島県)

    1. 開催日
      令和4年10月21日(金曜日)

    2. 開催場所
      廿日市市津田市民センター(広島県廿日市市)

    3. 主な意見等
      現地見学会や研修等でのフィールドの提供等、引き続き国有林で実施してほしい。

    ○豊田森林計画区(山口県)

    1. 開催日
      令和4年10月6日(木曜日)

    2. 開催場所
      下関市豊田生涯学習センター(山口県下関市)

    3. 主な意見等
      主伐再造林を進めているが、山口県西部地域はシカの被害が多く再造林できないことから、解決策を教えてほしい。

      列増間伐について関心があり、昨年度岡山県新見市のモデル林を見学した。同様の事例があれば教えてほしい。

      長門市内で登山道整備を進めており、修景伐の実施方法を教えてほしい。

      広葉樹が利用されず大径木化している。製材されている例もあるが、50年たっても利用されない材があり、良い利用方法はないか教えてほしい。

    お問合せ先

    計画保全部計画課

    担当者:計画調整官
    代表:代表:06-6881-3500(内線3471)
    ダイヤルイン:050-3160-6741

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